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ロバート・F・ヤング たんぽぽ娘

これはアメブロでは禁止タグとなっているので、勝手
ながら禁止ではないこちらFC2で貼らせて頂きました。

絶版となり、新書は手に入りません。

それにしても
やはりビブリア古書堂の事件手帳で言っていた通り、なんとっ高価なものでしょう!


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行き過ぎた未来

これは行き過ぎた未来の年表のほんの一部である。

西暦2030年・・・中国が「長年に渡る漢字の使用は著作権の侵害である」として日本国を訴える。

西暦2039年・・・神奈川県の主婦が、実の娘を「娘が自分に似すぎているのは著作権及び肖像権の侵害である」
として訴える。

西暦2049年・・・松茸が椎茸を「形状が私に似ている」として訴える。その場に、たまたま居合わせたA氏が
「そんな事言いだしたら、私にも松茸を訴える権利がある。もっと大人になれ!!」と、意味不明の激怒。

西暦2054年・・・黒丸が白丸を「その形は、私の形のマネに他ならない」として訴える。

西暦2064年・・・火星人が「地球人の目・鼻・口の配置があまりにも我々、火星人に酷似している」として地球人を著作権及び肖像権の侵害で訴える。が、しかし、地球人は「このパーツの配置は我々地球人の方が先に実践してきたものである」として反論。

ネット恋愛 コグリア国物語 第4話

桃:文》

高校生ではなくて、本当はコッカラーノよりも年上だった

薔薇の大魔王はパイプと真っ黒な口ひげがよく似合う

がっしりした体格のガンダムマニアな人でした。

「まいどー。いらっしゃい。

悪口雑言罵詈讒謗、なんでもええっすよ。

殺し合いだけは、なるべくさけてね♪」と優しい気遣いがある

薔薇の大魔王の掲示板で営まれた

秘密でも何でもないお気楽なコッカラーノの愛人生活は、

今はもう見る事は出来ません。
魔王を、ご主人様と呼びバスルームに常駐し18人(愛人達とご主人様)で

入浴したり、みんなでお弁当と、おやつ(1人200円までで前日に準備)

を持って遠足へ行ったり♪

ペットショップで首輪を買ってもらったり

(犬猫用の首輪の画像を実際に添付ファイルで送ってもらった)

首輪を付けられたまま放置プレーで半日待ったり、

お土産の「猫大好きフリスリー」を頬ばったり(←ご主人様が)

そのお返しにご主人様に首輪を付けて半日バスルームに放置したまま、

1人で神戸牛のサーロインステーキを食べに出掛けたり、、

ペロペロしたり、

「いかぬならいかせてみせようほととぎす」と

戦国武将の気持ちに想いを馳せたり、

掲示板にやってくる他の人達(主に中高年)は引きまくっておられましたが、

何処吹く風で延々続きました。

(もちろんバスルームなので年がら年中、裸という設定で)

その一方で、コッカラーノの語りべの小屋を訪れるようになった

薔薇の大魔王は、黒縁のメガネをかけて

原稿を催促に来る出版社の編集者に扮し、コッカラーノを

「先生」と呼び(サザエさんのいささか先生とノリ助のようなもの)

関西弁で書き込まれたコメント欄でのコッカラーノとの絡みは、

コント仕立てで一際異彩を放っていました。

現実には小説家でも何でもないノラなコッカラーノにとって

小説家に見立てられた「先生」という呼ばれ方は、

くすぐったいような勿体ないような、思い上がったヤツと

第三者に誤解されたらどうしよう・・・ (;´Д`)と

戸惑うようなものでしたが、

結局、薬局、放送局、

人がどう思おうとままよ~

たかがイチびったブログ上でのお遊びに過ぎないと

割り切ったのでした。


大魔王の編集者成りきりぶりは、なかなか念の入ったもので、

原稿が、いつまでも上がらない時には、

色々な地方名産の高級和菓子を手土産に持って来てくれたりしました。

コメントの数も他の人よりも圧倒的に多かったので、

ここでも傍目を気にせずに「己達(おのれたち)だけの世界」の様な

ごっこ遊びは延々と展開されたのでございます。

つづく
第5話へ



お忙しいところ恐れ入ります。
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いつも、すいませんm(_ _ )m

読み切り短編 『愛の妖精』

昔、昔、あるところに、人形使いの男がいました。

男は故郷で、とある人形劇場に所属していましたが、その劇場で人形を演じさせるだけでは飽き足らず、
ひとりだけでも、国中を東へ西へ南へ北へと、人形劇の巡業して回っていました。

そんな巡業の旅で、男がとある北国の街へ逗留した春先の事、
人形劇が「今日はお休み」という、ある日の午後、男は野原でとても珍しい色と花びらの形をした花を見つけました。
「なんて珍しい花なんだ!こんな花は初めて見る…」傍に近づいて香りを嗅ぐと、それはそれはえもいわれぬ芳しい香りがしました。
その香りにうっとりとして目を瞑り、再び男が目を開くと、小さく透けた体の妖精が花の上に羽を休めていました。

男が驚いた顔をしていると妖精は「こんにちはー」とよく透る声で挨拶しました。
「やあ、君は…誰?」目をパチクリしながら尋ねる男に彼女は答えました。

フェアリー>「私、この花の妖精よ」
男>「妖精?」
フェアリー>「どんなお花にも、その花の妖精が棲んでいるのよ」
男>「妖精って子供にしか見えないんじゃなかったのかい?」
フェアリー>「そんな事ないよ。私達妖精が、この人になら姿を見せても良いと…そう判断したなら姿を現すよ」
男>「どうして僕の前に姿を?」
フェアリー>「あなたが心の綺麗な人だから」
男>「え?この僕が?!」
フェアリー>「あなたは、この花に今、一目惚れをして、この花が心から好きになったでしょう?」
男>「ああ…確かに…僕は花の事はよくわからないけれど、でも今まで1度も、こんな花が咲いているのを見た事はない。名前も知らないが、
なんだかとっても気になる花と思い強く心惹かれたんだ」
フェアリー>「この花はね~案外と手が掛からなくてよ。半年に1度お水を上げて、優しい言葉をかけてあげれば、この場所でいつまでも咲いているわよ」
男>「たった半年に1度の水やりでいいのかい?」
フェアリー>「ええ、たった半年に1度の水やりでいいのよ。あなたに、この花の事を託していいかしら?」
男>「ああ、半年に1度でいいのなら僕にこの花の事を任せてくれ」
フェアリー>「でも、どこにいても、もしあなたが、この花の事を忘れてしまったら、この花は枯れてしまうよ」
男>「そんな事はないよ~こんないい香りで珍しい色と形の美しい花ならば忘れようとしても忘れられないさ」
フェアリー>「そう、じゃあ、お願いね」

そう言うと、妖精は小さな羽で大空高く羽ばたいてどこかへ飛んでいってしまいました。
さっそく男は池で水を汲んでくるとたっぷりと花に注ぎました。
花は、まるでお礼でも言っているかのように、そよ風に吹かれながらコクン、コクンと頷くように上下に揺れて、尚いっそう芳しく優しい香りで男を包み込んだのでした。

それから三年の間、男は半年ごとに、その場所を欠かさずに訪れて花に優しい言葉を掛けて、たっぷりのお水を注ぎました。
離れている時も、いつも花の姿を心に思い描きました。
半年ぶりに男が会いに行った時は、まるで男を歓迎でもしてるかのように、花は花びらをふんわりと広げて男との再会を歓迎しているように見えるのでした。

ところが三年目のある夏の日の事です。
男が、いつものように故郷で、人形使いの仕事に精を出していたある日、
座長が一人の若い娘を劇団員達の前に連れて来ました。
「今日から、この人形劇団の一員となった人です。皆さん色々教えてあげて仲良くしてあげて下さい」

ほおっ…新入りか…表情に乏しいその娘は、あまり器量は良くなかったものの、ぽってりとした肉厚な唇が官能的で体つきもまた肉感的な人でした。
娘は人形劇団の仕事にすぐに溶け込み、よく働きました。
ちょうど、その年の夏にマドンナ役の人形を操る人が病気で劇団を辞めたので、娘はマドンナ役の人形を操る人形師となりました。
男はマドンナの恋人の少年の人形を操っていました。
「だから…」と言うわけでもないですが、いつの間にか、男と娘は良い仲になっていました。
人形劇の演じ方に対する考え方や人形劇への信念の面でよく話が合ったという事を切欠として男と娘は急速に親しくなりました。

男は恋に夢中になり完全に、あの花の事を忘れました。

やがて季節は巡り、年が明け、再び春がやってきました。
男の人生にも春が来たのでしょうか?

いいえ、男に春は来ませんでした。
その娘は、劇団に入団する前から婚約していた隣町の男の元へ嫁いでいきました。

「なぜ?」男は劇団の庭に咲く真赤なサルビアの花に問いかけてみたのですが、サルビアは空に向かってそびえ咲くばかりで何も答えてはくれません。


「あの娘は約束が欲しかったのでしょう」
後ろで可愛らしい声がしたので振り向くと、いつかの妖精がいました。

「ああ、君か…」
力なく呟いた男に、妖精は悲しそうな顔をして大粒の涙を目に一杯貯めて言いました。
「私の花の事を忘れましたね…約束したのに!秋の水やりは私がしておきました」

「約束?…………!!」

男は花の事を思い出してすぐに旅支度をすると、あの街のあの場所、あの珍しい花の咲く場所へ飛んで行きました。

花はもう枯れかけて虫の息でした。
もうあの良い香りはしません。

男はすぐに池へ行って水を汲むとたっぷりと花に掛けました。
何度も何度も繰り返し、男は池と花の間を往復して、花に水を、あげましたが、
もう二度と花が元気を取り戻す事はありませんでした。

「あなたを信じていたのですよ…でも、もうおしまいです。忘れられて一人ぼっちで生きながらえる事の出来る命なんてありません。
さようなら、あなた」

そう言い残してパッタリと地に伏して花は死んでしまいました。

「どうしてだい?俺は去年の秋の水やりを1度だけ忘れたけど、それまでは半年に1度の水やりを、ちゃんと続けたじゃないか?!、存在をずっと忘れずにいるなんて、そんな目に見えない事で、どうして死んだりするんだ!」


「あなたは本当に何もわかっていないのね」
いつの間にか花の亡骸の側に妖精が手を合わせながら祈っていました。

フェアリー>「ここは日陰なんですよ。日の光も当たらない日陰で咲いている花の…その存在ごと忘れてしまっては、この花に何のぬくもりが届きましょう?」

男>「え?…ねぇ、お水を飲んでおくれよ。僕が池で汲んで来たお水だよ…ねぇ…」

妖精の言葉の意味がわからずに、男はいつまでも花に語り続けていました。
愛するあの娘を失った悲しみに黄昏ながら、力ない声で…。

≪おわり≫







【新連載】パティシェの原価計算 ~2

舞子の経歴は、地元の高校を卒業後すぐに上京すると、都内の有名な調理師学校の製菓科に習い、その後は学校の斡旋で、とある都内の有名ホテル系列の洋菓子店へ就職したというもので、
そのホテルチェーンのケーキ全国大会でも2位に入賞した事のあるパティシェの元で修業を積んでいたらしい。

「なぜ、その店を辞めたの?」フミヤが尋ねると舞子は、ちょっと困ったように表情を曇らせた。

「辞めたくはなかったんですけど、ケーキ職人同士のトラブルに巻き込まれたと言うか…まぁ誤解なんですけどね」

どうやら話を聞いてみると、そのケーキ店では若い職人同士の中で女性は舞子が紅一点だったらしい。
 現実は職人修行が過酷ゆえに、男女交際どころではなかったと舞子は言うのだが、男子従業員同士の方では、どうしても唯一の女性である舞子を意識してしまい、ちょっとした男同士の嫉妬絡みのトラブルがあったらしい。

 「でも、何も君が辞める事はなかったんじゃないの?」
 「ええ、でも怪我人まで出てしまったんで、やはり責任を感じましたから」

 やれやれ~女を巡って怪我人まで出すほど揉めるとは…困った職場だが…神経を張り詰めて、上を目指さなければならない連中の職場というものは、
 ほんのちょっとした気の緩みに、普段から気に掛かる身近な異性の存在が入り込んでくるなどと言う事はありがちなものだ。

 ましてや、それが、ちょっとした可愛い子だともなると、若い男の子達の多い職場では、ライバル心から争いに発展する事もあるのだろう。

 ケーキ作りの話をしているうちに、彼女が十分使える能力を持っている人である事はよくわかった。

 「よーし、採用!。早速、明日から来てもらえますか?」
勢いよくそう告げると、舞子は顔をパッと輝かせ元気な声で「ありがとうございます。頑張ります!」と言った。

 ケーキ作りには「焼き」が出来る人の確保が欠かせない。
 ところが今は、その「焼き」はフミヤ1人で行っていて息つく暇もなく忙しかった。
 最初の頃はそれでも何とかやっていけたが、だんだんと口コミで店の評判が高まり商品が飛ぶように売れるようになってきたこの頃では、是非とも、ここらで人手を増やし「焼き」の回転を、よくしてゆく必要があったのだ。


 実際、雇い入れてみると、舞子は想像以上に良くやってくれた。
 なんせ借金まみれで経営は厳しい店だから、従業員と言えば、他には、店に出ているパートの主婦の人だけで、その売り子以外の部分を、これまでは経営者であるフミヤがすべてカバーしていたのであるが、ケーキ作りはもちろんの事、舞子は、ありとあらゆる場面で、フミヤの力となってくれた。

 よく勉強もしていた。
 苺他季節ごとのフルーツを使った新ケーキのメニューのアイデアもよく提案してくれた。
 閃きがあるというか…芸術家肌とでも言うか、既成の概念に囚われない斬新なアイデアを次々と思い付く。

 むろんケーキ作りに情熱を注いできたフミヤとて、新しいメニューの開発にはこれまでも、さまざまに知恵を絞って来たのは言うまでもないのだが、こういった事は一人で考えるよりも誰か他に協力者がいて共に考える方が楽しさは何倍にも倍増する。
 忙しいばかりのフミヤの生活は、舞子の登場で、今までよりも少し、楽しみに満ちたものに変化したように思えた。

つづく







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