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ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・最終回・感想 まとめ

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・最終回・感想 まとめ



ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 1話・2話・3話・4話

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 5話・6話・7話

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 8話

ドラマ 銭ゲバ 最終回 ネタバレ・あらすじ・感想


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ドラマ 銭ゲバ あらすじ・最終回の感想

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テーマ : 懐かしのドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ドラマ 銭ゲバ 最終回 ネタバレ・あらすじ・感想

ドラマ 銭ゲバ 最終回 ネタバレ・あらすじ・感想



ドラマ 銭ゲバ 概要



放送期間:2009年1月17日~3月14日の毎週土曜日。
局:日本テレビ系列
脚本: 岡田惠和
主演:松山ケンイチ
ジャンル:ピカレスク(悪人を主人公にした物語。)
放送時間と話数:夜9時00分~9時54分 全9話

策略と陰謀で人をたらしこんで、何もかも奪うソシオパスのドラマ。
不幸な生い立ちゆえ金に執着する「銭ゲバ」となった青年の、非情な成り上がり人生の果てに待ち受ける末路までを描く壮絶なピカレスクドラマ。

相反する「愛」と「悪」をスリリングに描き、視る者に「幸福とは何か?」を問いかける。

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 8話の続き。

ドラマ 銭ゲバ 最終回 ネタバレ・あらすじ



風太郎は死に場所に選んだ思い出の漁師小屋へ入る前に、緑に向かってこう言った。
「緑さん、絶対に途中で止めようとかしないで下さいよ。」
「止めないわよ。」とクールに答える緑。

薄笑いを浮かべ「ありがとう。」と言うと、風太郎は一人で小屋の扉を開いて中へ入って行った。

緑は小屋の傍を離れ、車を止めてある小高い場所から、その漁師小屋を見下ろす。

死を決意した風太郎は、椅子に腰を下ろすと、微笑みながらダイナマイトの導火線に火を点けた。
それから自分の両手を、自分自身でロープを使い後手に縛り付ける。
そして、木端微塵に吹き飛ぶ時を待った。

刻一刻と迫る死の瞬間までの間、彼の脳裏には、非情な過去の回想(現実)と理想の空想が交互に交差する。
もし貧乏ではなくて極一般的な家庭に生まれ育っていたら──それは、茜が言い残した言葉「もし別の人生で風太郎さんに出会えていたら…。」が、ずっと心に引っ掛かっていたからだろう。
本当にそうだったら、どれほど幸せだっただろうかと思い巡らせた夢想であった。

時間にすれば、ほんの数十分の間の事であったが、幸せであったかもしれない“もう一つの人生”の夢想が、風太郎の心を死への恐怖から遠い所へと誘った。

その夢想の中では、極一般的な暮らしを営んでいるサラリーマン家庭の、母と自分と父がいて、母は風太郎に、しっかりした金銭感覚を持つための適切な教育を施してくれていた。
その上、あの父でさえ、お小遣いに纏わる風太郎の子供らしい我儘を叱るという愛情を示してくれていたが…やはり、そこは、あの性格なので、自分は新しいゴルフクラブを買うという無駄遣いをして、母に叱られていた。
けれど、それとて、どこの家庭にでもあるような、むしろ平和な家庭を象徴するような、ささやかな夫婦喧嘩であった。
その父は、会社をリストラなどされず、真面目に勤めていたので、母は普通に医者にかかる事も出来たし、薬だって服用する事が出来た。
そして暴れたりしない普通の父なので、風太郎の左目の傷も出来ずに、無傷なイケメン顔のままでの未来が開ける。
病状が悪化した時も躊躇いなく手術出来るくらいの蓄えもあり、一家は、母の手術という困難を乗り越えて、未来に向けて更に幸せを増幅して行く。

平穏無事な小学生時代を経て…やがて、人並みに勉強を頑張った風太郎は、人並みに大学受験をし、見事に受かった大学のキャンパスで、
お嬢様ではなく経済格差などなくて、顔にアザもない平凡な家庭に生まれ落ちた茜と出会い恋をする。
茜との出会いと並行して、風太郎は、枝野良夫と出会い親友になる。

これまで風太郎が殺害した人達との間にも経済格差のようなものは一切なくて、彼らとの間にあるのは和やかな親交ばかりである。
この穏やかな世界では、茜の愛情にも素直に応える事が出来た。

そして卒業後は、そこそこの会社に就職を果たし、茜と結婚も果たし、可愛い子供にも恵まれて、人生は順風満帆に進んで行った。

しかし…この理想的な人生の夢想の合間合間に過酷な人生の一幕に引き戻されるのであった。
そんな直後、リアルを意識した風太郎は、ダイナマイトの導線が、どんどんと短く燃え尽きている事に気付く。

「あぁ!もう間もなく、導線が腰に巻いたダイナマイトに届いてしまう!」
いよいよ死が目前に迫った時、固く決意した筈なのに、風太郎は恐ろしさのあまり、何とかして導線の先の火を消そうともがくが、時は既に遅く、
扉は緑に頼んで外から鍵を掛けてもらったのか?体当たりしても開かない。
自分で後手に縛った両手は解くに解けない。
風太郎は短くなった導線の先に見える火に何度も繰り返しツバを吐きかけて消そうとするが…何をしても最早、迫りくる火に対処する事は不可能だった。
死を目前にして不様に取り乱す風太郎。
それもまた人間の持つ真実の側面なのだろう。
このようにして、風太郎は爆死した。

爆風は緑が立っている場所にまで及び、小屋の材木の木片が舞い上がり落ちた。


その頃、伊豆屋に一つの宅配便の箱が届けられていた。
それは、あれほど毒づいていた風太郎からの一千万円であった。

最後まで見届けた緑の足元に、何処からか爆風が運んだのか?汚れた1円玉が落ちる。
金に毒された悪人が死んで、すべては終わったが、緑の心の悲しみが晴れる事はなかった。

残された人々は少しずつ平穏な生活を取り戻して行く。
健蔵は場末の飲み屋で、死んだ風太郎の写真を割り箸の隙間に立てて飾り向かい合うと、2つのグラスに酒を注いで「初めてだな。おまえと飲むのは。」と言った。


緑は、風太郎の墓前に、あの日の汚れた1円玉を備えると「銭ズラ。」と呟いて立ち去った。
風太郎の墓は、彼自身が建てた母、桃子のすぐ前に建てられていた。

カメラはここで風太郎の墓前に供えられた1円玉に寄り、そこから時間が風太郎がまだ爆死する前、導線に火を点けたばかりの時にまで巻き戻る。
「わかったよ。死んでやるさ。でもな、俺は間違ってたとは思わない。…」と、独り言を喋る風太郎。
そこには銭ゲバ風太郎の、銭ゲバなりの言い分があった。


ドラマ 銭ゲバ 最終回 感想



この最終回で出てくる茜が産んだ風太郎の赤ちゃんの顔が、生まれたてからとっても完成度が高くて整っています。
私事ですが、「だいたいの赤ちゃんは生まれた時はお猿さんみたいで、こんなに整った顔で生まれてくる赤ちゃんは珍しい。」と、
長男を産んだ時に、担当の産婦人科医に言われた言葉を思い出しました。

可愛い赤ちゃんと仲良しの妻…絵に描いたような幸せな人生ですが…それが全部、風太郎の死に際の夢想だなんて、なんて哀しいんでしょうか!

それにしても松ケン君の顔が、不幸で貧しい役柄では不気味でゲスな貧相で、満ち足りて幸せな役柄では整った上品な顔に見えますね。
それって彼の演技力ばかりじゃなくてメイクさんの腕も凄いのかな?
それともカメラマンさんの映し方が上手なんでしょうか?
そのあたり謎ですが、そういう面でも、他に類のない優れたドラマだったと思います。

テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 8話

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 8話


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 5話・6話・7話の続き。

ドラマ 銭ゲバ 概要



放送期間:2009年1月17日~3月14日の毎週土曜日。
局:日本テレビ系列
脚本: 岡田惠和
主演:松山ケンイチ
ジャンル:ピカレスク(悪人を主人公にした物語。)
放送時間と話数:夜9時00分~9時54分 全9話

策略と陰謀で人をたらしこんで、何もかも奪うソシオパスのドラマ。
不幸な生い立ちゆえ金に執着する「銭ゲバ」となった青年の、非情な成り上がり人生の果てに待ち受ける末路までを描く壮絶なピカレスクドラマ。

相反する「愛」と「悪」をスリリングに描き、視る者に「幸福とは何か?」を問いかける。


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 8話



運ばれた先の病院にて。
茜の亡骸を見つけての興奮状態から醒めると、次に激しい怒りの感情が押し寄せた緑。
「茜に一体、何をしたの?」と風太郎に詰め寄るも風太郎は、気が抜けたように無表情なまま首を振り「な~んにも。」と言う。

「そんな筈ないわ!」と濡れた目で叫ぶ緑に、風太郎が「おまえが生きていようが死んでいようが、どうでもいい。興味もないと言っただけ。」と答えると、
緑は、命を絶った茜の事が更に不憫になり「酷いわ!茜は…茜は、あなたを愛してたのよ。」とうなだれた。

「でも僕は、人を愛さないんですよ。」と茜の死に顔を覗き込みながら言って立ち去ろうとする風太郎に、緑は耐え切れず、傍にあったメスを握ると切りかかった。
その手を風太郎に捻じ伏せられて「だめですよ緑さん、例え僕でも殺したら、緑さん人殺しですよ。僕の仲間になっちゃいますね。地獄へ行ったら、お父さんや茜にも会えなくなりますよ。」と説教まがいの言葉を浴びせられる緑。
そして緑を力ずくで床に跳ね飛ばすと馬乗りになり「それに最後まで僕を見届けると言いましたよね!」と風太郎は叫ぶ。

それから風太郎が部屋を出て行った後も、緑は床に仰向けになったまま「茜、茜…ごめん!茜、ごめん!」と言って泣き続けた。

その夜以降も、風太郎は毎夜、安眠出来ずに、苦しい唸り声を上げ続けた。
そんな彼を緑は冷めた目で見ていた。
どんどんと狂気を帯びて行く風太郎は、パジャマ姿のまま外へ飛び出すと、会社まで走って行き、社長室の巨大な金庫を開けて、中の札束を見て、気持ちを静めようとする。
だが、やがて就業時間になると、朝のあの混乱状態の様子は影を潜め、いつもの理性的な様子に戻って社員と対応する。

その一方で緑とは、相変わらず皮肉なやりとりを冷ややかに交わした。

伊豆屋には、裏金融の取立人が押し掛けて、暴れたあげく、店主である野々村保彦に生命保険に入って借金を返せと言って、書類を押しつけて帰って行った。
保彦は頭を抱え、その他の家族も、なす術がなく考え込んでいた。
学校から帰って来た由香は、その様子を玄関扉の隙間から見て、申し訳なさで胸が一杯になる。

一方、荻野聡は、警察を辞めて、その後の風太郎の周辺で起きた茜の死にも無関心を装った。

風太郎は、緑に付き合ってもらい車を走らせて、とある場所に向かっていた。
その時に彼は、左目の怪我について、これまで誰にも語った事のなかった話を初めてした。
「この怪我をした時、医者にも診せず終いだったが、視神経を傷つけたのか、世界が歪んで見えるようになった。」と。

風太郎が訪ねて行きたかったのは、子供の頃に、父が家に女を連れ込んだ時に、母と二人で家を追い出されて、他に行くアテもなく身を寄せた海辺の漁師小屋だった。
雪が吹雪く寒い冬の日だったが、母が傍にいてくれただけで、幼い風太郎の心は勇気づけられた。
あの頃、風太郎には母の存在が世界のすべてだった。
あの日、この漁師小屋で古毛布に包まり風太郎は笑顔で言った。
「お母さん、今度から辛い事があったら、ここに来よう。だからもう大丈夫だね。」
「うん、そうしよう。」と母も笑顔で答えてくれた。

その母も失い、左側半分の世界は歪み…その不幸な経験から、金さえあれば、人は幸せになれるんだと思い込み執着した。
そのために、あんなに優しくしてくれた宏兄ちゃんを殺めてしまった風太郎は、あの日、あんなに幼くして落ちるところまで落ちた。
そうして、そんなあの日も、一人でこの小屋へ来て…そして柱に古釘で書いた。
「金持ちになって幸せになってやるズラ。」

そんな痛々しい思い出のある漁師小屋へ、風太郎はまるで凱旋するかのように、金持ちになった今、戻って来た。


再び三國家へ帰って来た風太郎と緑。
夜になって緑がリビングで起きていると、風太郎がやって来て言った。
「眠れないんですか?僕は眠るのが怖くて。」

物憂げに過ごす風太郎を見て緑は、直感的に、死ぬつもりではないかと思った。
だが「死ぬ事は絶対に許さない。」と泣きぬれた目で告げる。
《この家、終わったな》そんな二人の様子を見て、思った春子は「新しい仕事を探さなきゃ。」と独り言を呟く。

その頃、馬鹿オヤジの健蔵はホテルの一室に、出稼ぎフィリッピーナのホステスたちを呼びつけて豪遊をしていたが、いつの間にか寝てしまう。
翌日に目覚めると「トランクの中の金を奪われたのでは?!」と焦って確かめるが、意外にも彼女らのお行儀は良く、札束は手付かずのままで残されていた。


警察を辞めた荻野聡が風太郎を訪ねてきた。
彼は、自分の弟が殺されなければいけなかった理由だけ教えて欲しいと言った。
風太郎は答える。
「宏さんの事は大好きでした。」
実際、宏との思い出は温かいものばかりで、あの頃、辛い日々を送っていた風太郎の大きな心の支えとなっていた。
そして風太郎が、僅かな盗みの金を得るための殺害であったという話をすると、
荻野聡は「そうですか…。十何年、考え続けてきた答えがようやくわかりました。弟は悪い事をしたわけじゃなかったんですね。」と納得した。

そして、宏が死ぬ前日の話を、この時、風太郎は荻野聡から初めて聞いた。
前日、兄の聡に電話して来た宏は「このままでは、ちゃんとした大人になれないから風太郎を引き取ろうと思う。根はいい子なのに金のせいでお母さんが死んだと思っている。」と話していたと言う。
「そんな風太郎に、なんとかして、ちゃんとした人並みの幸せを教えてやりたいんだ。」と、そう宏の言葉は続いたそうだ。
その話を風太郎は瞬き一つせず平然とした様子で聞いていた。
金のために良心が麻痺しているかのようであった。


由香から電話があり、金で自分を買ってくれと言う。
由香なりに、叔父の保彦の命を救うために考えた事であったが、風太郎にしてみれば《それ見たことか。人間は金のために、いくらでも汚い方へと転ぶじゃないか。》と、
まるで自分の考えを肯定してくれているように思えた。
だが、それは同時に風太郎にとっては唯一の希望の光の崩壊でもあった。
心の何処かで、伊豆屋の人達だけは、金に負けないで生きて行って欲しい。
この世にそんな人間が存在していて欲しいと思っていたからだ。
唯一の希望の光であったからこそ、それに裏切られたという気持ちは、激しく嵐のように吹き荒れた。
風太郎は、その怒りを由香にぶつけたものの何もせずラブホテルから帰らせる。

その後、伊豆屋を、以前の紳士的な態度に戻って訪ねる風太郎。
借金の事は由香から聞いて知っていたが、知らないフリをしてベラ定食を食べ「やっぱり美味しいです。」と微笑む。
むろん伊豆屋の面々は元気がない様子だったが、妻の祥子に目で合図されても借金を切り出せない気弱な保彦に代わって祥子が風太郎に借金を申し出る。
祥子は風太郎に土下座してまで一千万を貸して欲しいと言う。
それに対して風太郎は意地悪く「返せるアテのない借金を申し込むのは僕がお金持ちだからですか?返してもらえなくても別にあいつなら困らないと思うからですか?」と言った。
そんな切り返しをされて困惑した保彦は口ごもり何も言えなかった。
けれど祥子の方は「そうです。その通りです。お願いします。」と頭を下げ続けた。
だが風太郎の意地悪な態度は続く。
「この前も言ってたじゃないですか。大事なのはお金じゃなく心だって。そういう計算するのも心なんですか?…お断りします。」
そして「笑顔で受け入れればいいじゃないですか。どんな事があろうとも。」との痛烈な皮肉を言うと立ち上がり店を去ろうとする風太郎を、終始おとなしかった保彦が
「待て!」と声を荒げて呼び止めた。

それから保彦は出刃包丁を持ち出すと風太郎に向け「畜生!馬鹿にしやがって!」と怒りを露わにした。
そして「おまえなんだろ?!真一にあんな事やらせたの、おまえなんだろ?!黙っててやるよ。警察には黙っててやる。だから…だから金、よこせ!」と脅迫に転じた。

風太郎は全く動じる事なく「そこまでやるか…で、それで幸せになれるんですか?」と尋ねた。
すると今度は祥子までもが包丁を持ち、それを風太郎に向けて「家族を…みんなを守るためだったら何だってやるわよ!」と泣き声で言った。
風太郎は両手を広げて、二人に近づいてゆき「どうぞ…大丈夫ですよ。僕なら殺しても、そんなたいした罪には問われない。」と言う。
その表情も声の調子も淡々としていた。
「どこ行っちゃったんですか?あれだけ大事だって言ってた心は?」と皮肉られても、最早、形振り構う余裕もない祥子は「そんな事、どうだっていいの!お金!」と手を差し伸べる。

風太郎は、そんな祥子に冷ややかな視線を向け「がっかりだなぁ…ガッカリだ。」と首を振ると言った。
「僕、賭けをしていたんですよ。自分でね。あなた達が、僕にどういう風にするのか?…その結果で決めようと思ってね。最悪の結果が出ちゃいましたけどね。ま、人間なんてくだらないって事ですよね。」
そんな風に言われて保彦は包丁を持ったまま風太郎に叫び声を上げて突っ込んで行ったが、あっさりと交わされる。
床の上に泣き崩れた彼らに「さよなら。あんたらみたいのがいるからこの世の中は腐るんだよ。」と、更なる罵りの言葉を浴びせて、風太郎は店を後にした。
風太郎はこうして、完膚なきまでに《金より心》と連呼していた連中を打ちのめすと、自分は間違っていなかったと確信して、にんまりと笑いが込み上げた。
だが…それと引き換えるように、どうしようもない虚無感に襲われる。


その夜、健蔵が再び、三國家の風太郎の前に現れた。
健蔵は10億を貰ったものの使い切れなかったと言って返しに来たのだった。
この時、初めて風太郎は亡くなった母がどんなに、この父を庇って「お父さんは本当はあんな人じゃないの。」と話していたかを語った。
そして「だから…お父さんを恨まないであげて。」と言っていた事も。
流石の健蔵の心にも、この話は響いたようで、健蔵は遠い目をすると「いい女だねぇ、桃子さんは。」とポツンと言った。

「どうぞ。生きて下さい。たった一人でお好きなように…。」無気力そうに言う風太郎に、健蔵が「おまえはどうするんだよ?」と聞くと
風太郎は「さようなら。お父さん、いつまでもお元気で。」と言って重そうに腰を上げた。
その風太郎がドアを出る前に健蔵は言った。
「風太郎、一つだけこの世界のルールを教えてあげちゃおうか。子供はさぁ、親より先に死んじゃあいけないんだぜ。知ってたか?」
ドアの前で振り向きもせず風太郎はその言葉を聞いていたが、ゆっくりと振り返ると「親によるでしょう。」と言った。

それを聞いて健蔵は「なかなかいい切り返しをするようになったな風太郎ちゃん!」と嬉しそうに言い、更に彼を引き止める言葉を口にしようとしたが、
もう風太郎は聞いておらず出て行った。
健蔵はこの時、死のうとしている風太郎の心に、真正面から訴えかける言葉も力も持たぬ己を、侘しく悔いた事だろう。

がらんどうの心でその夜は眠りについた風太郎。
いつものように罪の意識に苛まれて悪い夢に苦しめられる事もなく朝にすっきりとした気持ちで目覚めた。
この日は彼にとって最後の日となる。
風太郎の様子からその事を察していた緑が自家用車に乗って何処かへ行こうとしている風太郎の前に現れた。
勝手に助手席に乗り込む緑。
「どこ行くつもり?…死ぬの?」と単刀直入に緑が聞くと風太郎も簡単に「はい。」と答えた。
「罪の重さが辛くなった?捕まって死刑になるより自分で死ぬ方がいい?…どの道、破滅するから?」
緑が矢継ぎばやにいくつかの質問を投げ掛けた。

風太郎は「僕が間違ってなかったってわかったからですよ。」と答えた。
そんな事、百も承知の筈なのに、今更、この世界に幻滅したから死ぬというならば矛盾していたが、
そうではなく、この汚い世界に勝負を挑み勝ったから、もうそれで、何もする事が無くなったから死ぬとでも言うのだろうか?
それとも、金があっても幸せになれない事を知ったから死ぬのだろうか?
いずれにせよ答えは風太郎の中だけにある。

緑はシートベルトをすると言った。
「私が見届けてあげるわ。約束通り。」
「出来るかなぁ?緑お嬢様に。」そう言って姿勢を伸ばした風太郎の腰には何十本ものダイナマイトが巻かれていた。
「馬鹿な人間が一人、死ぬってだけの話でしょ。」サバサバと言い放つ緑。
「じゃ、行きますかぁ。」と言って風太郎はアクセルを踏む。
外車は滑らかに走り出した。
風太郎が心に描く死地に向けて…。

辿り着いたそこは、つい先日、来たばかりの風太郎の故郷の漁師小屋であった。
風太郎は、緑を土手の上の車の所へ残し、自分ひとりだけでその小屋の中へ、ダイナマイトの導火線とロープを持って入って行った。

柱には、あの日の「金持ちになって幸せになってやるズラ。」の文字が残っている。
風太郎は椅子に腰を下ろすと、微笑みながらダイナマイトの導火線に火を点けた。
それからロープで自分を縛り、木端微塵に吹き飛ぶ時を待った。

ドラマ 銭ゲバ 最終回 ネタバレ・あらすじ・感想へ続く。

ドラマ 銭ゲバ 感想 8話



風太郎の左目を通して見た映像が画面に流されて、その歪み方が、とても痛々しい。
これは、他のドラマにはない独特の演出であり、視聴者は、そこに込められた彼の悲運を追体験する。
このドラマ、ストーリーと言葉だけではなく、この映像手法でもまた、運命に翻弄され、心のみならず視覚まで歪められた男の、傷ついた片鱗を見せてくれた。
その歪んで見える世界が、心を更に蝕み歪めてしまうような影響があったとしたら、この悪は持って生まれた悪とは言い切れないと考えられ、実に気の毒である。
境遇により作り出された悪ならば、それはまさにソシオパスと言える。

漁師小屋で自殺を図るシーンについては、こんな死に方をする事が可能なのか?と不思議に思う。
自分で自分を両手の自由が利かないように縛る事なんてできるんだろうか?

テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 5話・6話・7話

ドラマ ネタバレ~過去ドラマ
ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 1話・2話・3話・4話の続き。

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 5話・6話・7話



ドラマ 銭ゲバ 概要



放送期間:2009年1月17日~3月14日の毎週土曜日。
局:日本テレビ系列
脚本: 岡田惠和
主演:松山ケンイチ
ジャンル:ピカレスク(悪人を主人公にした物語。)
放送時間と話数:夜9時00分~9時54分 全9話

策略と陰謀で人をたらしこんで、何もかも奪うソシオパスのドラマ

不幸な生い立ちゆえ金に執着する「銭ゲバ」となった青年の、非情な成り上がり人生の果てに待ち受ける末路までを描く壮絶なピカレスクドラマ。
相反する「愛」と「悪」をスリリングに描き、視る者に「幸福とは何か?」を問いかける。


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ



ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 5話



刑事が、通報のあった場所を掘り返したものの遺体は発見されなかった。
だが、風太郎の様子が何だかおかしい。
それに風太郎を睨みつける刑事、荻野聡の恐ろしい目付きは何を意味するのか?
緑は、自分の知らない何かがこの裏に隠されているような気配を感じ取っていた。

次女の娘婿として、社長、三國譲次に付いて、会社経営を学びながら、風太郎は、営業職の一員として、時に、重役会議にも出席し、自分の意見を求められるようにもなった。
そんな時、なかなか鋭い意見を述べて、三國譲次は「優秀だろう。うちの娘婿は。」と鼻を高そうにしていた。
周囲の重役らの評判も上々であった。
そんな中、風太郎は謙虚さを装いつつ、既に腹の中では、自身が社長になるために、三國譲次を殺害する方法を考えていた。

三國家では茜が幸せそうにしていたが、片や、緑の心には、言い知れぬ疑惑が雨雲のように憂鬱に広がっていた。

譲次と風太郎が仕事を終えて家へ帰って来ると、表面的には、平和で幸せそうな家族団らんがあったが、家政婦の春子もまた垣間見た風太郎の悪魔のような表情を思い出して、
怯えていた。

茜は、メイドに対する態度が傲慢だと、風太郎に叱られる事すら嬉しくて、ますます風太郎にのめり込んで行った。
この頃はまだ風太郎も茜を愛している演技を続行中だったので、茜にとっては幸せの真っ只中であったのだろう。

緑は、荻野聡らに面会し、荻野の風太郎に対する見解を聞いていた。
荻野聡は、昔、弟の荻野宏が路上で撲殺された新聞記事のコピーを見せて「話はここから始まります。」と、
風太郎に対して、自分が感じている疑惑のすべてを話した。
「おそらくあの暴漢もヤツの仕込みでしょう。あなたの友達も殺されてるかもしれませんね。金ですよ。金、ヤツの原動力はすべて金。あなたの妹さんに近づいたのもそのためだ。」
こうした話を聞かされて、緑は体の震えが止まらなかった。

風太郎の父、蒲郡健蔵は風太郎から小遣いをせびり取るために度々、風太郎の傍に現れた。
健蔵は、死体を隠したのも、通報したのも自分だと聞かせて、それとなく、更に犯行を重ねるのを止めさせようと説得を試みていた。
風太郎はそんな父親が鬱陶しくて「いくら渡したら死んでくれるんだ?」と聞いた。
健蔵は「10億とか?」と言って笑ったが、風太郎は無表情なままで「わかった。その時は死ねよ。」と言った。
健蔵は内心では実の息子に「死ね。」と言われて、かなり堪えたが笑って誤魔化した。

翌日、緑は朝から、風太郎の事で深く悩み、食事すら喉を通らなかった。

くしくもこの日、風太郎の計画は実行された。
実行犯は、金持ちに恨みを抱く男、枝野良夫(柄本時生)。
枝野良夫は末期がんで天涯孤独であったため、親近感を抱く風太郎のために、譲次の殺害後、その罪をひとりで引き受けて自殺する事となる。

譲次は、この日、娘婿を紹介しようと、彼を連れて、亡き妻の墓参りをした。
その後、若い頃、好きだった庶民的な定食屋の味を求めて、風太郎に行きつけの「伊豆屋」へ連れて行ってもらう。
伊豆屋でベラ定食を食べながら、楽しく語らい食事をして店を出た。
その後、途中までは風太郎と肩を並べて話しながら歩いて来たのだが、風太郎が「店に忘れ物をしたので…。」と嘘を付いて引き返すフリをしたので、
そこから工場へ一人で歩いて向かった。
そして…計画通り、突然目の前に現れた枝野の銃弾に倒れたのだ。

決行する前日、枝野良夫が風太郎に話した事で一つ印象に残った事がある。
それは、枝野の死んだ母親が金のために何でもする人間を指して「銭ゲバ」と言っていたという話。──


譲次の殺害の翌日、風太郎はビルの屋上から大量の一万円札をばら撒く。
その金を我先に掴もうとして狂乱する道行く人々。
その醜い姿を見て、人間なんて所詮、金で転ぶんだ──自分は間違っていなかったんだと安心するために。
だが、そんな事をしても心は虚しくなるばかりだった。

緑は、父が殺されたショックのせいか、それ以降、魂の抜け殻のようになり、しゃべる事も歩く事も出来なくなった。

そして…風太郎はついに三國造船の社長に就任する。


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 6話



社長就任以来、外面こそは良かったが、風太郎の茜に対する家での態度は一変した。
ギスギスしていると言ってもいい。
緑と二人だけの時は、どうせもう壊れてしまっているので何を言ってもわからないと思い、本音を言いたい放題だった。


健蔵は相変わらず、小遣いの無心に来たが、風太郎が会わないので、家の方を訪ねて行き、茜から小遣いを貰っていた。

荻野聡と菅田純の刑事コンビも相変わらず、風太郎の周辺を嗅ぎまわっていた。

緑は、ずっと心神喪失状態。
けれど、そんな緑に向き合って茜は「たとえ騙されていたとしても、あの人の事を理解して愛しているのは世界で私ひとり。だから幸せ。」と言っていた。
「風太郎さんと私は同じ心に傷を持つ同士だからわかりあえる。」とも言った。
でも、それは茜の哀しいひとり相撲のようなもので、役目を終えたと思える茜に、風太郎が優しく接する事は最早なく、ましてや二人が気持ちを通わす事もなかった。


風太郎は、亡き母のために立派な墓を建てる。
「でも…せっかく金持ちになっても、生前してあげたかった事は何一つ出来ないし、それに正直言って、金の使い方がわからない。」
そう言って風太郎は、母の墓前で涙ぐんだ。

それに…母はきっと、自分が罪を重ねた事を怒っているだろうと思うと、とても悲しかった。
だが、その反面「仕方がなかったんだ!他にどうしたらいいかわからなかったんだ!」と言って、母に甘えたい気持ちもあった。
そして「僕は死んでも、お母さんがいる天国には行けないから、もう二度と会えない。」と言って更に泣いた。

風太郎は、母に瓜二つのホームレスの女に金を与えて助けようとして、逆に、それが原因で死なせてしまう。
この女は、風太郎が出会った中で唯一、最後まで金に翻弄されない人間であった。

その一方で、荻野聡の身辺調査を行い、妻の心臓手術が必要な事を知り、そのための費用諸々と渡米日などを援助すると申し出る。
口には出さなかったが、荻野の自分への執念に蓋をさせようという裏取り引きである。
妻の治療費を工面する事の出来ない荻野の気持ちは目の前に積まれた札束に大いに揺らいだが、怒りが込み上げて、札束を手で払いのけて帰ろうとした。
それを更に風太郎が「お金で助かる命を見殺しにするのならば人殺しだ。」と言って煽るので、我慢出来ずに殴り飛ばして馬事雑言を浴びせながら、警備員に追い出される。


「伊豆屋」では、屋上から金を蒔いたのを目撃した由香に、彼女が下で拾った1万円札を返されて怒られた。
一応、その場では「ごめんなさい。」と素直に謝り、その1万円を受け取ったが、内心ではどうでもいいと思っていた。
その後、初めて、自分にそっくりだという由香の兄、真一を見て、利用出来ると思いほくそえんだ。


風太郎は、すぐさま、真一を金で雇い、荻野聡の妻、加奈江(宮本裕子)が入院している病院へ行かせて、階段の上から突き飛ばして怪我をさせた。
今度は脅しである。
家の方でも家政婦の春子を、脅しと金の力と同郷のよしみで服従させた。

 このようにして、周囲の人間を着々と金と脅しで服従させてゆく事に余念がない風太郎は、ふと思い出して、父を呼びつけて、約束通りに10億円を渡して
「死ね。」と言った。
健蔵は最初、受け取りを躊躇うような様子を見せたが、風太郎に「受け取るのが怖いんですか?」と言われてムッとして10億入りのアルミトランクに手を出す。
だが、風太郎に「とんずらは出来ない。全財産を使っても見つけ出して殺してやる。約束を果たして死ぬか俺を殺すしかないぜ。」とウィンクをされて氷り付く。
しかし、それも一瞬の事で、健蔵はすぐにいつもの飄々とした様子に戻って「じゃあね、風太郎ちゃん。」と言ってキャスター付きのアルミトランクを押して出て行った。


特注のマカロンの大きなケーキが三國家に届けられた。
緑の前で昔、出会った頃の話をしながら、ふてぶてしくそのケーキを食べ散らかす風太郎。
「緑さんは、真っ直ぐで大人になっても、あの頃と全然、変わっていない。だから騙しやすかったよ。」と言って、ひとりでマカロンを食べ散らかして涙を流す。
毎晩、悪夢にうなされて眠れないし、ちっとも幸せではないのだ。
結局、そのケーキを、ぶっ潰して「くだらねぇ。」と呟く。
床に落ちたマカロンを幾つも重ねて握り潰し「緑さん、食べなよ、ほら。」と言って無理矢理に緑の口にねじ込もうとした時、緑が急に睨みつけて平手打ちをした。
激しく怒りに震えている。
そして緑は立ち上がると「可哀そう…。憐れな人ね。」と言った。
驚いて目を見開く風太郎。
心神喪失は緑の芝居だったのだ。
怒りに任せて緑は風太郎に馬乗りになると「あなたも騙しやすかったわよ。とっても。」と叫ぶ。
「父が死んだ時、私は確信した。全部、あなたがやったんだって。だから…自分の身を守るために頭がおかしくなったフリをしたの。」
殺す意味がなくなるように緑はそうした。
それに、そうする事で真実をもっと知りたかったのだ。
緑は風太郎を憐れみつつも本心をすべてぶちまけた。
最後に「お金に勝ったつもりでいても、あなたは、結局、お金のために人生を使って負けているんだ。私は、あなたが地獄に落ちてゆくのを見届ける。」と言った。
この時、風太郎は怯えていた。

その時、押し入って来たのは荻野聡と菅田純の刑事コンビだ。

菅田の手には逮捕状があった。
容疑は、荻野加奈江に対する傷害であった。

手錠を掛けられて連行される風太郎。

パトカーに乗せられて警察署に向かう車道から、風太郎は、母に似たホームレスの女の遺体が運ばれて行くのを見て「止めろ!なんでなんだよ!」と、泣き叫んだ。
罪を犯した自分はともかくも、母に似たその女が金で幸せになれなかった事が何よりもショックだったのだ。

これで風太郎も終わりかと思われたが…。



ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 7話



荻野聡の妻、加奈江を病院の階段から突き落とした容疑で逮捕された風太郎は、荻野の厳しい取り調べを受けていた。

その頃、三國家では「何があっても風太郎を愛している。」と言う茜に対して、緑は「私は絶対にあの男を許さない。」と怒りに震えていた。


警察の檻の中で、過去を回想する風太郎。

荻野宏を殺して逃亡していたあの頃、行くあてもなく町を彷徨っている時に、親切にしてくれたホームレスのお爺さんがいた。
優しくされて、匿ってもくれて、風太郎は少しずつそのお爺さんに心を開いていったが、結局、最後には、その人も金のために、風太郎を警察に売ろうとしていたのだ。
そんな事があって風太郎は、人を信じられなくなるのと同時に、世の中は結局、金が支配しているのだと、ますます強く思い込んだ。
そんな回想を経て、風太郎は、再び、地獄行きの覚悟と引き換えに、世の中の人間は金で動く事を俺が証明してやる!と決意する。
「銭ズラ!」と何度も繰り返し叫びながら…。
そして再び、ふてぶてしい態度で、荻野刑事の取り調べに反論する。

進展の無さに荻野は苛立った。
当日の風太郎のアリバイは完璧であり、ほどなくして真犯人が自首して来て、風太郎は釈放される。
自首して来た犯人とは、むろん風太郎に金で雇われた真一である。

一方、キャスター付きのアルミトランクと共に、町をさすらう健蔵は、大金を持て余し、今後どうして生きたらいいのか思案していた。

家へ帰った風太郎は、一切の演技をやめて、緑と茜に、冷たく、ふてぶてしく接する。
そして最早、隠し立てする事もなく、これまでの殺人や演出はすべて自分がやった事だと話した。
茜には、三國家へ入り込むためのターゲットだった事。
その理由は、茜が醜いから騙しやすかったから…などを話した。

そんな風太郎を緑は睨みつけて「死ぬより辛い苦しみを味わうべき。」と言い放ったが、
風太郎は動じる事もなく「お好きにして下さい。どっち道、僕は地獄への片道切符しか持っていないんでね、怖いものなんかないんですよ。」と意に介する事もなく平然としていた。

この夜、もう一度だけ茜は風太郎の情けにすがろうとした。
しかし、風太郎に「おまえの事なんて最初から興味もない。おまえの役目は終わった。生きていようが死んでいようが、どうでもいい。」と言われて、深く傷ついていた。


それでも、最後に、こう言い残した。
「風太郎さんと違う人生で出会いたかったな。愛してる…愛はあるんだよ、風太郎さん。あなたと一緒にいられて幸せでした。ありがとう。」
愛しそうに風太郎の両頬を両手で挟み、語りかけられたこの言葉が実質、茜の遺書のようなものだった。
その言葉も、風太郎に疎ましがられたが…。


真一が罪を犯したのに、風太郎が誤認逮捕されていたと思い込んでいる伊豆屋の面々が、三國造船の社長室まで謝罪に来る。
しかし風太郎は、彼らが、かねてよりの「貧しくても大切なのはお金じゃなくて心だ。」と言う言い分を曲げない事が癪に障り、乱暴な言葉と態度で追い返す。
伊豆屋の面々は豹変した風太郎の態度に唖然としていた。


一方、金の力で罪を逃れようとする風太郎を絶対に許せないと思っていた荻野聡は、妻が再び心臓病の発作を起こした事に追い詰められていた。

その頃、緑は、風太郎の生まれ故郷である漁村を訪れて、出会った頃の彼の表情を思い出したり、貧しくても、母と懸命に生きていたのであろう借家を訪ねて、
彼の生きた足跡を辿っていた。
彼がどんな所で生まれて育ったのか?
自分にも悪い部分があったのか?
何が、素朴だった一人の少年を、あんな恐ろしい銭ゲバに変貌させてしまったのか知りたかったのだ。
ちゃんと憎むために納得したかったのだ。

そこで緑は健蔵に再会する。
健蔵は、風太郎から命と引き換えに10億円を貰った事、そのうちの1億円を、昔さんざん自分を馬鹿にしたこの町に寄付すると言ったら、掌を返すように態度が変わった事を話して
「やっぱり世の中、銭ズラっ~。」とおどけて見せた。
「俺たち親戚なんだから軽蔑したらダメだよ。」とも言ってみたが、
緑は冷めた気持ちでそれを聞いて「とってもくだらない人ですね。もちろん軽蔑します。心の底から。」と言った。
そして最後に「息子とした約束、一つくらいちゃんと守ったらどうですか?もうお会いする事もないと思います。死ぬんですものね。」と吐き捨てて立ち去った。

ちゃんと憎むつもりが、風太郎の不運な生まれと生い立ちを辿った緑は、何とも言えない暗い哀しみに襲われた。


一方、その頃、荻野聡は、妻の病状が悪化して「お母さん、死んじゃうの?」と心配して泣く息子を胸に抱き、悩みの只中にあった。
そして…追い詰められた末に、ついに風太郎と裏取り引きをする決意をして、三國造船へ風太郎を訪ねて行き、頭を下げて、手術費の援助を依頼した。
「結局、大事なのは金だ。」という言葉と引き換えに、荻野聡は自分を曲げて、目の前の大金を受け取って帰った。
あれほど、自分に抵抗していたこの男も、結局は金の力に転んだと、風太郎は満足だった。
荻野聡は、虚しさと悔しさに胸を潰されて、外へ出ると、金の入ったアルミのトランクを抱き締めながら、地面に両膝をついて泣いた。
泣き声は次第に大きくなり最後は正体もなく地面に突っ伏して泣いていた。

金に追い詰められていたのは、荻野聡ばかりではない。
急に、真一の作った借金の返済を、裏金融から迫られて、無理な取り立てに遭い、伊豆屋の面々も青ざめていた。
風太郎の手先となって貰った300万を支払済みなものの、それは利息に過ぎないと言われてしまった。


この日、風太郎が帰宅すると、茜が部屋で首を吊って死んでいた。
それを発見し、茜を殺すつもりはなかった風太郎は、そのまま、後ろにあった椅子の上にのけぞって腰を抜かすような形で大の字に腰掛けていた。
緑が帰宅したのはその直後で、発見後、驚きと悲しみの余りに、緑はパニックに陥った。

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 8話へ続く。

ドラマ 銭ゲバ 5話~7話の感想



とてもよく出来た脚本で音楽の使い方も効果的。

お笑い出身の宮川大輔が、主役の松ケンと堂々と渡り合う素晴らしい演技をしていて驚いた。
でも唯一、1か所だけ、感情的に風太郎を怒鳴りつけるシーンで、イントネーションに関西弁なまりが出てしまってて惜しかったわ。


テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 1話・2話・3話・4話

ドラマ ネタバレ~過去ドラマ

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 1話・2話・3話・4話



ドラマ 銭ゲバ 概要



放送期間:2009年1月17日~3月14日の毎週土曜日。
局:日本テレビ系列
脚本: 岡田惠和
主演:松山ケンイチ
ジャンル:ピカレスク(悪人を主人公にした物語。)
放送時間と話数:夜9時00分~9時54分 全9話

陰謀で人をたらしこんで、何もかも奪うソシオパスのドラマ

不幸な生い立ちゆえ金に執着する「銭ゲバ」となった青年の、非情な成り上がり人生の果てに待ち受ける末路までを描く壮絶なピカレスクドラマ。
相反する「愛」と「悪」をスリリングに描き、視る者に「幸福とは何か?」を問いかける。


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ



ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 1話~2話



工場で働く派遣労働者の蒲郡風太郎(松山ケンイチ)は、生産調整のため解雇される。

小学生の頃、酒浸りで暴力を振るうロクデナシの父親(椎名桔平)とは不仲であり、
貧しいながらも精一杯の愛情を注いでくれた母親(奥貫薫)桃子と母子家庭のごとく暮らしていた。
毎日カツカツの生活で、学校へ行けば「貧乏人」と嘲りを受けて虐められもしたが、それでも、近所に住む新聞配達の同僚の大学生のお兄さん荻野宏(近藤公園)の励ましもあり
希望を失う事なく生きていた。

ところが、そんな日々の中、医者にかかるお金がなかったゆえに、母は突然、命を落とした。

風太郎の左目の傷は、まだ母が生きていた頃、金の無心にフラリと帰って来た父親に抵抗して、投げ飛ばされた際に机の角にぶつけて出来た。

「金さえあれば、母は死なずに済んだのに!」と考えるようになった風太郎は異常に金に執着するようになる。

母の死後、児童擁護施設に預けられた風太郎だったが、ある日の夜、そこを脱走する。
そして、夜の町をうろつき、酒に泥酔したサラリーマンが酔い潰れて道端で寝込んでいるのを見つけると、コートの内ポケットから財布を抜き取る。
それを、たまたま目撃した荻野宏が、金を持って逃げる風太郎を追いかけて捉まえ、言い聞かせて悪事を止めさせようとしたが、興奮状態の風太郎にバットで撲殺されてしまう。

十年余りの時が流れ、大人になった風太郎は、学歴もないために、さまざまな工場の派遣労働者となって働いていたが、行く先々で不当な派遣切りに遭う。
彼自身は独身だし普段からコツコツと貯め込んでいたので、派遣切りにそれほど怯えるでもなかった。

切られたら、また人材派遣会社に再度、登録をし、次の仕事にありつくという暮らしであったが、同じ職場で一足先に派遣切りされた所帯持ちの男が、風太郎に借金を申し込んできた。
風太郎はその男、寺田修司(田口トモロヲ)が、自分の留守中に風太郎が住むボロアパートに忍び込み、畳の下に隠してあった大金を盗んだのを取り返そうとしてまたしても撲殺する。

寺田殺害の事件を調査していた刑事の荻野聡(宮川大輔)は、寺田が働いていた合板工場に、昔、弟が面倒を見ていた蒲郡風太郎もまた働いていた事を知る。
そして、寺田の殺害方法も、弟の時と同じ撲殺であった事から、蒲郡風太郎に疑惑の目を向ける。

荻野聡は風太郎の前に現れて鋭く職務質問した。
しかし、風太郎が寺田を殺した夜は偶然、荻野宏を殺した夜と同じく、どしゃぶりの雨であったために、指紋などの物的証拠が得られず、しらを切りとおされてしまう。


ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ 3話~4話



やがて風太郎も、死んだ寺田と同じく、勤めていた工場を派遣切りされる。
切られたその日のうちに、新たな仕事を得ようと、携帯で人材派遣会社のサイトの求人に応募申し込みをする。

数日後、三國造船(株)京浜工場での派遣社員の仕事にありつくが、働き始めてすぐに、そこが、子供の頃に知り合って、別荘に招かれた事のある同い年の少女、三國緑(ミムラ)の父親が経営する会社である事を知る。

その子供の時の緑との思い出は、風太郎にとって苦いものだった。
最初、緑は、お金持ちだけれど優しく感じの良い少女だった。
ところが、緑の別荘で、風太郎が初めて見る美しいお菓子マカロンを、緑が席を外している間に、ランドセルに詰め込んでいる場面を目撃したとたん冷酷に「泥棒!」と呼び蔑んだ。
その上、風太郎の母まで呼ばれて、謝罪しても尚、罵倒し続けたのである。
ただ母にも美味しいお菓子を食べさせてあげたいと思っただけなのに…。
自分ばかりではなく母にまで、情けない思いをさせて傷つけてしまったのだ。
この時にも、貧乏のせいで、見下されたという思いがあった。

そんな金持ちどもに復讐してやりたい。
「金のためなら何でもするズラ。」という下心を隠して、風太郎は三國の家に入り込んでやろうと考える。

計画的に三國の家に入り込むために、緑の運転する自家用車の前に、フラリと飛び出して、わざと跳ねられる風太郎。

責任を感じた緑は、風太郎の病室に付き添い看護する。

目覚めた風太郎は「もしかして…緑さん?」と、今、気付いたばかりのような口ぶりで、自分が昔、子供の頃に、故郷で面識のあった風太郎であった事を明かす。

怪我は大事には至らなかったものの申し訳なさから「自分に出来る事を何かさせて欲しい。」との緑の申し出に「それなら友達になって下さい。」と願い出る風太郎。

緑は風太郎と友達になる事を快諾し、風太郎を自分の家が持つ船で催すパーティへと招待する。

船上パーティに集まった面々は、緑のお金持ちの友人ばかり。
風太郎は、彼らのお喋りの席から離れて、ひとり船上デッキに立ち、中の様子を窺い見た。
すると、緑の妹の茜(木南晴夏)が、俯きがちに居辛そうにしていた。
茜には、生まれつき、顔に醜いアザがあり足も不自由だった。

風太郎は、この茜のコンプレックスを利用して、三國家に入り込む事にした。

緑の友人の一人に白川正輝(田中圭)という金持ちのボンボンがいた。
この日、彼はオークションで落としたという500万円の腕時計を自慢していたが、それがひどく茜の癇に障った。

茜は、心に一点の曇りも傷もなく、いつも幸福感を撒き散らしている、そんな正輝を内心で激しく嫌っていた。
だから、正輝が洗面室に忘れたその高価な時計を壊したのである。

その事を察した風太郎は、それが茜の仕業とはバレないように、上手くその場を収める。
そして、茜と二人きりになる機会を作り、自分には彼女の気持ちが良くわかる…だから自分は常に茜の味方であると示す。
茜には、その風太郎の行動が、自分に示された計り知れない程、大きな優しさに感じられた。


それは《不幸を背負って生まれたから苦労知らずの幸せなやつらが忌々しい》という自分と共通する茜のコンプレックスを利用した手口だった。
こうして風太郎は、茜の関心を惹く事に成功し、まんまと三國家へ入り込む。


普段自分の殻に閉じこもっている茜の要望を聞いてあげるのは、姉の緑にも、父親の三國譲次(山本圭)にも好ましい事ではあった。
しかし例えそうだとしても、三國譲次は片目に傷を持つ風貌といい、育った貧しい環境といい、どうにも風太郎に相容れない感情を抱き続けていた。
その三國譲次の信頼を勝ち取るために、次に風太郎が仕掛けたのは、三國造船をリストラされて食い詰めている男を金で雇い、緑を襲わせて、それを自分が体を張って守るという芝居であった。

わざと男に自分の左腿をナイフで刺すように指示し、怪我をしてまで緑を守るという演技をした風太郎に、すっかり騙されて、これまで以上に緑は風太郎の事を信じるようになった。
そしてまた三國譲次も、娘を守ってくれたという思いから心を開き、風太郎が退院して来ると、それまで別々に摂っていた食事も、4人揃ってするようにまでなった。

しかしマズい事に、かねてより風太郎を怪しんでいた白川正輝が、襲撃犯が逃走した後にコインロッカーに辿り着き、そこから大金を出すのを目撃して、この襲撃事件が風太郎の仕込みによるものだった事に気付いていた。

それでなくても三國家を心配する白川は、風太郎は三國家の財産を狙っているに違いないと言って、緑に「家へ入れない方がいい。」と助言していたのだ。
今や明確に風太郎の正体を知った白川は、風太郎にそっと近づいて「警察には黙っておいてやるから、三國家から立ち去れ。」と告げてきた。

自分が金持ちになる道に立ち塞がる白川は邪魔者だ。
風太郎は夜遅く、白川を殺害し、その遺体を三國家の敷地内の一角に埋めた。


一夜明けた翌日、父と姉の前で結婚をせがむ茜に「それは無理だ。僕は…自分の世界に戻ります」と風太郎は自分から三國家を去る。
そこには風太郎の先を見通したこんな計算があった。
―――どうせ、ここで身を引いても茜がダダをこねて家族を困らせ、向こうからきっと戻って欲しいと頼みに来るに違いない。
それならば、ここは信用を得るために、金持ちが好きな、従順で無欲で、身の程を知った貧乏人を演じておいた方が効果的だ。―――

風太郎は毎日、三國造船の作業場に通って仕事をしながら緑が迎えに来るのを待っていた。
何日後だったか…風太郎が出て行って以来、部屋に籠りっきりでロクに食事を摂ろうともしなかった茜が、手首を切って自殺を図り、とうとう緑が作業場まで風太郎を迎えに来た。
目には涙まで浮かべ「どうか、三國家へ帰って来て下さい。」と頭を下げている。
風太郎は、心の中で「やったぜ!」と叫びながらも平静を装い対応する。
この頃になると、父親の三國譲次も、茜の命には代えられないとばかりに、風太郎を婿として迎え入れる覚悟を決めていた。

ほくそ笑みながら三國家へ戻った風太郎は、勝ち誇ったような気分でいた。
しかし、ある人物が、せっかくのこの勝利者気分をぶち壊す。
そのある人物とは、風太郎の父親である蒲郡健蔵だ。
自分の留守中に健蔵が、勝手に三國家へ上がり込み、三國家の家族らと談笑している。
健蔵は風太郎の乗っ取り計画を見透かしており、自分にも、いい思いをさせろとばかりに、こんな時だけ父親面してやって来たのだ。

風太郎の部屋で二人だけになると、健蔵は、風太郎を「よくやった!」と褒め、財産乗っ取り計画に参加させろと言ったが、
風太郎は心から健蔵を憎んでおり、一日も早く消えて欲しいと願っていた。
この夜、緑は、また、ずっと行方不明になったきりの白川正輝の携帯へ電話を掛けた。
相変わらず電話には出ないで呼び出し音だけが何度も続いていた。
ちょうどこの時、ゴミを捨てるために外へ出ていたメイドの桑田春子(志保)が、土の中から電話の呼び出し音が鳴っているのに気付き、土を掘り返し始める。
そこは、風太郎が、殺害した白川正輝を埋めた場所だ。
いくらか掘り進むと、人間の指先が現れて、驚いた春子は、恐怖にかられた形相で屋敷の方へと走って来た。
それを、風太郎の部屋の窓から見ていた健蔵は「何かある!」と直感した。
翌朝に風太郎が目覚めると、昨夜、風太郎が渡した札束を持って、既に健蔵は消えていた。


茜との結婚式の準備が進む最中も「派遣の契約が後、数日、残っているから。」と風太郎は作業場に通い続けていたが、
そんな時に、ヘマをして厳しく叱責を受けている派遣社員を庇ってやる風太郎。

縁あって時折り、風太郎が通い続けていた定食屋『伊豆屋』という店があった。
そこには貧しくても朗らかな家族たちが暮らしていて、風太郎は、そこに、自分と瓜二つの由香(石橋杏奈)の兄・野々村真一(松山ケンイチの二役)がいる事を知る。
真一は放蕩者で、度々、騒ぎを起している事も。

若手版“フーテンの寅さん”のような、お調子者の真一を、家族たちは優しい気持ちで見守っていた。

「お天道様は見てるからさ、大切なのは、金じゃない、心だよ。」そんな清廉な事を言う伊豆屋の人々。――― 同じ事を亡くなった母も言っていた。
だが金がないために死んでしまった。
きっとこの連中も、大金を目の当りにしたら、変わってしまうに違いない。
もし、そうでなければ、この世は金がすべてと思っている自分が間違えている事になるじゃないか!
「よし、本心を引き出してやる!」そう思った風太郎は、店の前にわざと札束の入った封筒を置いておく。
ところが、それを見つけた彼らはすぐに、交番のおまわりさんにその札束を届けてしまうのだった。


その頃、警察署の荻野聡に「三國家の庭のとある場所に死体が埋まっている。」という通報の電話が入る。
それで、三國家にやって来た刑事、荻野聡とその後輩の刑事、菅田純(鈴木裕樹)。
菅田が、三國家の家族全員が見守る中で、例の場所の土をスコップで掘り返し始めた。
荻野が見る限りでは、掘り返される様子を見つめながら、風太郎は激しく緊張していた。

ところが、出てきた物は、広告の裏に書かれた舌を出したへのへのもへじの絵が一枚っきりだった。

これは、風太郎に恩を売り、財産乗っ取りに参加させてもらうために健蔵が仕出かした事だったのだ。

ドラマ 銭ゲバ ネタバレ・あらすじ・感想 5話・6話・7話へ続く。

ドラマ 銭ゲバ 3話~4話の感想



第4話の中、風太郎が、金持ちに関して述べる台詞(心の声)で「おまえらが金持ちなのは、おまえらの御先祖が、他のやつより、ちょっとだけ喧嘩が強かっただけの事。」という部分は
ちょっと違うんじゃないかなぁ…風太郎はこの時、戦国武将とか武士社会をイメージしつつ、その武家社会の崩壊後、華族になった人々をイメージして言ってたのだろうけど、そういう人達じゃなくて、現在の財閥のほとんどの御先祖は商人だと思うからね。
けっこう、うまい事、言ったようで、ちょっと違ったね(笑)

ウエディングドレスの衣装合わせをしているシーンで、
ウエディングドレスを試着した茜が目の前に立つ姿が、風太郎には、体中に一万円札を貼り付けている姿に見えるというCG加工は面白かった♪

テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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