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映画 ラ・ジュテ ネタバレ・あらすじ・感想

映画ネタバレ~のご紹介です。

映画 ラ・ジュテ ネタバレ・あらすじ・感想






映画 ラ・ジュテ 概要



1962年公開のフランス映画。
監督:クリス・マルケル
脚本:クリス・マルケル
ジャンル:SF
上映時間:28分

ヒット作『12モンキーズ』の元ネタとなった映画である。

第3次世界大戦後の廃墟と化したパリを舞台に、戦争を生き延びたものの地下生活を送る羽目に陥った人類。
その世界で支配層となった科学者たちが、“過去”と“未来”に救済を求めるために、被験者らにタイムワープの人体実験を繰り返していた。
しかし次々に失敗に終わる中、少年時代の記憶に取り憑かれた男を使ってのタイムワープ実験は唯一成功し…。

全編モノクロのスチール写真とナレーションだけで構成した異色作で、ワンシーンだけに動画が挟み込まれている。
監督はヌーヴェル・ヴァーグの映像作家クリス・マルケル。

映画  ラ・ジュテ ネタバレ・あらすじ



《映画 ラ・ジュテ ネタバレ 起》

まだ幼い頃、両親と行った空港での光景が、いつも鮮明に彼の記憶の中にあった。
オルリ空港での出来事だ。
第三次世界大戦勃発の数年前の事であった。

ある日曜日、家族で空港を見物しに出かけた。

送迎台で見た悲惨な光景と、その傍にいた、ある女性の顔。
戦争前の平和な時代のその女性の顔は、後になって見覚えがあると気付く事となるのだが…。

現実なのか幻想かわからず、彼はずっと自分に問い続けた。
 突然、一人の男が何者かによって射殺されたのだ。


《映画 ラ・ジュテ ネタバレ 承》

その後、パリは戦火に包まれ崩壊した。
戦後、地上は放射能汚染のために最早、住めなくなり、勝者も敗者も、僅かばかりの生存者は皆、地下生活を余儀なくされる。
それでも勝者はまだマシだ。
敗者の方は勝者の奴隷となり、薄暗い地下の町で勝者の言いなりになる暮らしを強いられた。

住めなくなったのはパリばかりではない。
放射能汚染の被害は地球全土を覆い尽くした。

今更、戦争を悔いても仕方がないが、勝者である科学者らは、捕虜を実験台にしてタイムトラベルの実験を始めた。
実験台になった捕虜たちは次々に死ぬか狂うかであったにも関わらず、捕虜らの人権を無視して、その実験は続けられた。
過去へは戦争抑止の呼びかけをするために。
未来へは救援物資を届けてもらうために。

そして、その実験台にオルリ空港での記憶が忘れられないあの彼が選ばれた。
彼は恐れた。
噂話を聞いてマッドサイエンティストを想像していたからだ。
だが、目の前に現れた科学者は彼の想像とは違い冷静沈着に、その実験の目的を説明した。
「人類の滅亡を防ぐために時間を操作する」と。
更に科学者は言った。
「時間に穴を開けて被験者を送り込み、薬やエネルギーを持ちかえる。時間の穴を開けて過去と未来を繋ぎ現在を救う。」と。

だが、体は時を移動しても意識が伴えなず、意識のみ現在に取り残されるのが常なのだ。
もし、これを強行し意識ごと過去へ行こうとすれば、衝撃が強すぎて、死んでしまうか気を失うかで、これまでの被験者では失敗を繰り返してきた。
そこで、衝撃を乗り越える強い想像力があれば現在へ戻る事も可能であろうという仮説のもと、今回の実験台には想像力の強い彼が選ばれた。
警察によって夢を覗き見されていた奴隷たちの中から、過去に執着心を持つ彼に白羽の矢が立ったというわけだ。

過去への旅と言っても、マシンを使うわけでもなく怪しい注射1本で、過去と現在を往復すると言うのだから、薄気味が悪い。

実験は開始されて彼は旅立った。
これまでの被験者とは違い、彼は死なず、錯乱もしなかった。
しかしながらやはり激しい苦痛の伴う実験であった。

こうして過去へと旅立って16日目の事、彼はあの空港の送迎台にいた。
だが、誰もいなかった。
あの日とは違うようだ。
あの時の女性の姿を探して、あちこちと彷徨う。
送迎台に戻ると、彼女は一人で、空を見つめて、そこに立っていた。
さまざまな映像が交差するまるで記憶の博物館だ。

タイムトラベルの旅へ出て30日目。
彼は、あの女性と再会した。


《映画 ラ・ジュテ ネタバレ 転》
彼は科学者たちの意図により、何度も過去への旅を繰り返した。
何度も、彼女が目の前にいる同じ瞬間にも戻った。
その何度目かには彼女に話し掛けてみた。
気さくに応じてもらえて嬉しかった。
急速に親しくなる二人。
二人で公園を歩いたり、彼女の部屋で過ごしたりした。

彼は神出鬼没に彼女の前に現れ、そして語り、聞き、いつの間にかいなくなっていた。
いつしか彼女はそんな彼に慣れて、そういうものだと自然に受け止めるようになっていた。
そんな中で彼は、自分の秘密をある程度、彼女に打ち明ける。
同じ1日を繰り返す事もあったが、二人はだんだんと親しくなり、彼はこの時代にずっといて彼女と共に暮らしたいと願うようになる。
このタイムトラベルが自分の意思か強制だかもわからなくなった頃、どちらにしろ彼の心は、彼女で一杯に満たされていた。

タイムトラベル開始50日目。
今までは、戻る過去の日時は調節出来なかったが、最早、照準は完璧で、狙い定めた月日に送り込めるようになっていた。
一番、現在に近い時点にいる彼女の方でも、もう、未来から突然やってくる彼にすっかり慣れていた。

博物館でのデートが、彼にとって彼女と過ごした最後の時であった。
実験室へ戻った時「過去への旅は成功だ。次は未来へ。」と所長に告げられる。
彼は、新しい冒険に興奮を感じて、博物館で会ったのが、彼女と過ごす最後だったとは気付かずにいた。

《映画 ラ・ジュテ ネタバレ 結》

未来は過去よりも難しかったが、何度かの実感の後に、彼はようやく未来へと着地した。
地球は変貌していたがパリは再建されていた。
未来人は冷たくて、過去の人類を拒絶した。
だが、そこを、彼は「もし過去の人類が滅亡したら、あなた方は存在しないのだよ。」と説得した。
この論理は有効だった。
その結果、彼は未来から、全産業を復興させるエネルギーを現在に持ち帰る事に成功する。
するとすぐに未来へのトラベルは封印された。
彼は実験室から他へと部屋を移され、少年期の映像を与えられて、快適に過ごした。
しかしながら、彼は最早、用済みの人間であった。
科学者たちは、もうすぐ彼を抹殺するつもりでいた。

そんな時、彼は未来人からメッセージを受け取った。
すると間もなく未来人が目前に現れた。
未来人のタイムトラベルである。
未来人は彼を仲間として受け入れると言う。
でも彼の望みは違った。
未来ではなくて、少年期を過ごした過去に戻りたかったのだ。
そこには彼女もいた。
未来人は彼の望みを聞き入れて、あの日、あの時の、オルリ空港の送迎台に送ってくれた。
そうあの日は暑い日曜日だった。
彼は送迎台で彼女を見つけ出す。
彼女のいる場所へと喜び駆けて行く彼。
しかし…そこには既に、彼がいた時代からの追跡者が現れていた。
脱走は不可能だったのだ。

少年の頃、見た、あの、見知らぬ男が銃弾に倒れる光景は…常に心を苛まれて来た強迫観念の正体は…
自分の死の瞬間だったのだ。

映画  ラ・ジュテ 感想



一応、SFって事になってますけど、怪しい注射を打つだけで、過去や未来へタイムトラベルって、つくづく科学とは無縁な映画ですね(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」(」゚ロ゚)」ナンデヤネーン!
ラリってるだけじゃないのかよ?ww

そして、よくわからない部分が多いんですが、過去へ行くのは、愚かな第三次世界大戦を阻止するために行くのかと思いきや、
何度、行っても、気になる彼女とデレデレ~とおデートを重ねるだけって、それでなんで目的達成と言えるのか?

更に不思議なのは、他の捕虜さんをタイムトラベルさせたら、全員、死んじゃうか錯乱するかで、ラストに行かせた彼が唯一の実験成功例だった筈のなに…彼の追跡者って何者なんだ?
そしてまた、抹殺しなければならない理由もさっぱりわからないのですが…。

テーマ : 昔の映画
ジャンル : 映画

映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ・感想

映画ネタバレ~邦画のご紹介です。

映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ・感想


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映画 徳川女刑罰史 概要



1968年公開の日本映画。
監督:石井輝男
脚本:石井輝男/荒井美三雄
配給:東映
ジャンル:時代劇/エログロ
上映時間:96分

石井輝男監督の『徳川女系図』『温泉あんま芸者』に次ぐ異常性愛路線の3作目。
情のある与力・吉岡頼母の目を通して、オムニバス形式で、江戸時代の事件と、その犯人とされる女に課せられた刑罰を見せる。
宙づり縛り、股裂き、全裸木馬責め、三段斬り、串刺し、局部責め、どじょう責めなど想像を絶する徳川女刑罰の数々を忠実に再現した衝撃作。
全編の三分の二が拷問・刑罰・愛欲シーン。

映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ



《導入部のナレーション》
悪に対する報いが重視された江戸時代には、刑罰は極めて過酷で残酷であった。

《何種類かの女囚の処刑シーン》

徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 起》
おみつ(橘ますみ)は黒門町、吉兵衛長屋に住む18歳の娘であった。

ある日、おみつの兄で大工をしている新三(吉田輝雄)が、大怪我をして、住まいの長屋へと運び込まれる。
近所に住む呉服屋の大店の主人、巳之助(上田吉二郎)の手配で、江戸でも指折りの名医と評判の医者(芦屋雁之助)が診てくれる事になった。
だが、それは、おみつを妾に迎えたいという下心あっての事だった。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 承》
名医に診てもらって、兄は命は取り留めたが、大怪我なので働きに出るのは当分は無理であり、
収入が途絶えて、暫くは、おみつの仕立物の内職で、家計を支えてゆくしかなかった。

そんな折、巳之助が、おみつを妾に迎えたいという申し出への返事を再三、迫ってくる。
しかし、おみつを心から大切に思っている新三は、けっして首を縦に振ろうとはしなかった。

だが、おみつの方では、兄の身体を治すためにはまだまだお金が掛かるので、どうして良いものかと思案に暮れていた。
そんなおみつを兄の大工仲間の権造(沢彰謙)が
「願ってもない玉の輿じゃねえか!お前の返事ひとつで治る体も治らなくなる。それに、今までにかかった金は、女郎に身売りしたって返せる額じゃない。」
などと言って追い詰めるのだった。
おみつに選択の余地はなく、兄には内緒にして、一旦は巳之助の申し出を受けようと決意する。
けれども…いざ、その時になって、巳之助が迫ってくると、おみつは我慢出来ずに逃げ出しそうになるが、
巳之助に「兄さんの命がどうなってもええんか?!」と脅されて、泣く泣く体を預けてしまう。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 転》
そんな辛い出来事の後、帰宅したおみつ。
兄には、自分を犠牲にした事は隠しておきたかったおみつであったが、
新三は敏感に、みつが自分のために巳之助に体を汚されて帰って来た事を察していた。

泣き崩れるおみつ。
新三は怒りに震えて、道具箱からノミを取り出すと、不自由な足を引きずりながらも権造と巳之助に復讐しに行こうとするのだが、
おみつが必死にそれを引き止める。
新三とおみつが、行く、行かないで揉みあっているうちにノミの切っ先が、おみつの指先を傷つけてしまった。
それを見て、慌てて、布団の上に両膝を付き、血が出ているおみつの指を強く吸う。
おみつの深い自分への愛情を知って、新三はいたたまれなくなり、おみつを強く抱き締めた。
そして…新三は、おみつを抱えたままの姿勢で布団の上に倒れ込むと、
「おめえの事を、ただ妹としてではなく、女として愛している。例え畜生道に落ちても、おめえ無しでは生きられねえ。」と、
これまでずっと胸の内に秘めてきた想いを告白する。

唇を重ね…畜生道へと落ちて行った二人。

その夜以来、新三は、布団の下に刃物を忍ばせて寝ていた。
「もしまた自分が、巳之助に抱かれに行くような事があれば、兄は自殺してしまうだろう」と思ったおみつは、
ずっと巳之助の家を訪ねる事はなかった。

この状況に巳之助は痺れを切らしていた。
「こうなったら女の家へ、こちらから出向いた方がいい」と、巳之助の手下と権造が嗾ける。
「それにしても病人が邪魔だす。」と巳之助が言うと
「足腰が立たないんだから心配ない。ヤツの目の前でもう一度、してしまえば、ヤツも諦めて、妹を金づるにするようになりますよ。」
と、無責任で人でなしな事を嗾けるのであった。

その日、すっかりラブラブムードで、手を握り合っていたおみつと新三。
そこへやって来た巳之助は、二人が近親相姦の関係であった事を知る。
それはすなわち、この兄妹の弱みであったから、巳之助は、それを利用して、権造に唆されたように、
新三の目の前で、おみつを手籠めにしてしまう。
新三はこの耐え難い仕打ちに、布団の下に忍ばせた刃物を取り出し反撃しようとしたが、どうにも立ち上がる事もままならず、
心が押し潰されるような思いでジッと堪えていた。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 結》
それから数日後、おみつが出先から戻ると、新三は、ノミを自らの喉に突き立てて自死を図っていた。
驚いて駆け寄るおみつ。
出血多量ながら死に切れない新三は、おみつに「もう助からない。早く楽にしてくれ。」と懇願する。
泣き縋るおみつに「俺さえいなければ畜生道から抜けられる。」と新三。
「兄さん、畜生道でも、みつは本当に幸せでした。」と泣きながら言うおみつ。
苦しむ新三の自分を見る目つきが、愛憎に満ちている事に居たたまれず、みつは衝動的にノミを抜いた。
夥しく吹き出る血に驚いて、みつは自分の着物の袖で傷口を塞ぐが、新三は薄れる意識の中で
「みつ、すまなかった。幸せにな…好きだ。好きだったぜ。」と言い残して息絶えた。

おみつは「あの人たちに騙されて兄さんを悲しませるような事をしたから、こんな事したんでしょう!
みつが馬鹿でした。」と後悔の言葉を口にしながら、兄の亡骸に縋り泣いていた。

そこへ巳之助がやって来て、おみつは激高し「兄さんを殺したのはあんただ!」と言って新三が使ったノミを持って切り付けた。
顔を血塗れにして外へと逃れる巳之助。
尚、追いかけるおみつ。
外にいた町民たちが、異変に気付いて巳之助を避難させた。

この事件は、たちまち奉行所の知るところとなり、
おみつはお縄となり、与力・南原一之進に裁きを受ける。
罪名は養父、巳之助(←巳之助が言い逃れるために、そう話した模様)と共謀して兄を殺害の罪と、兄と畜生道へ落ちた罪だ。
「畜生道へ落ちていたと言うのは真実なのか?!」と、サディステックな与力・南原一之進(渡辺文雄)は、おみつがそれを認めるまで、
手下に竹刀で打たせた。
おみつは兄の名誉を守ろうと、激痛に耐え黙秘を貫いていた。
おみつが気を失うと、南原一之進は自らが竹刀を持ち、満身の力で、おみつを幾度となく打ち続けた。

そして結審の日、この日、おみつを担当したのは、温情派の与力・吉岡頼母であった。
平伏した姿勢から、顔を上げて、吉岡頼母を見た時、おみつは、その面差しと声までもが亡き兄にそっくりである事に驚いていた。
吉岡は、おみつが連日の拷問に耐えた事を労った。
続けて吉岡は落ち着いた様子で切り出す。
「その方の兄殺しの罪は、無理からぬ事情もあり遠島(島流し)で済む事となった。が、畜生道の方は、もし事実であれば死罪獄門を免れぬ。
この点に関してはどうか?」
おみつは、連日、黙秘を続けて来たのだから、それをここで否定する事も出来たのであるが、
ここに来て、兄に似た吉岡の優しさに触れ、この方になら何でも言ってしまいたいという思いが生まれる。
「おそれながら、その事は事実でございます。」と告げるおみつに、出来れば命は助けてやりたいと思っていた吉岡は困惑し、
「その方、連日の責め苦で頭が混乱しておるのではないか?覚え無しと告げれば、死罪は免れると申しておるのに!」と言う。
しかし、おみつの気持ちは変わらず、それでも新三の名誉は守るがために
「新三兄さんが、怪我で体が利かぬのを幸いに無理やり畜生道に誘い込んだのはこの私でございます。」と告げた。

これにより、おみつは、市中引き回しの上、水磔(満潮時に、首か肩の辺りまで水に漬かる高さで十字に逆さ縛りにし、海の中へ放置する。)の刑に処された。
吉岡は疑問に思う。
「近親相姦は天下の御法度。しかし、このように罪人の苦しみを長引かせるような残忍な刑が果たして相当するだろうか。」と。


徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 起》
珠光院へ京都の本院より、院主(寺院における最上位の住職)代として玲宝(賀川雪絵)と付き人の燐徳(白石奈緒美/経歴)がやって来た。
この二人は実はレスビアンの関係であったが、未だ男を知らない玲宝の胸の奥底には男に対する憧れがあった。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 承》
珠光院に隣接して男寺が建っており、それぞれの寺の僧は、
境目に建つ二体の仏像を越えて行き来してはならないという暗黙のルールがあった。
ところが、玲宝は、この境界を越えてやすやすと行き来する男寺の住職、春海という僧を見る。
この時、燐徳は、春海を見た玲宝の物欲しそうな目付きから、
玲宝の気持ちが自分ではなく春海に向いている事に気付き危機感を持った。

ある日の事、玲宝は、春海と珠光院の尼僧、妙心(尾花ミキ)の逢引きを覗き見て激しい嫉妬に駆られる。
そこで玲宝の取った行動は、春海に対する脅しである。
最も、玲宝が春海に言った「仏門の掟を破れば厳しい刑罰が与えられる。」と言うのは、本当の事で、
妙心を本心から愛していた春海は、妙心に罰が下る事を恐れて、玲宝から目こぼしして貰うために絶対服従を強いられる。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 転》
「心より改心すると誓うなら見逃さぬでもない。」と最もらしい事を言いつつも、玲宝が狙うのは春海の身体。
玲宝は、懺悔のための祈りと称して、春海に素っ裸での滝の中での行を命じるが、
それは春海の裸身を見るため。
そして煩悩が断てたかどうか調べるためと嘘を言って、自分も彼の目前で着物を脱いで裸体を晒す。
そんな玲宝の態度から春海も、玲宝が何を望んでいるのかを悟り、それで許されるのならと、玲宝を抱いてあげる。
事が済んで、恥じらう玲宝の気持ちをよそに「妙心を助けるためにした。」と告げる春海。
春海の心が未だ妙心にある事を知り、妙心に嫉妬心を燃え上がらせる玲宝であった。

珠光院に帰った玲宝は、尼僧たちに妙心の罪を話すと、裸にして縄で縛り上げて、水を張った大壺に下半身を入れて、
そこへ夥しい数のドジョウを流し込むという拷問をした。
その後「男を忘れるならば許してやる。」と、妙心に告げるが、妙心は頑なに「嫌です。あの方を忘れる事は出来ません。」
と言い張るので、次は性器に、唐辛子を大量に詰めるという拷問に処す。

その夜、妙心の身を案じて、珠光院へやって来た春海。
プライドを踏みにじられたという身勝手な思いから、春海にも憎しみを募らせていた玲宝は、
春海の目の前で、妙心を拷問に掛ける。
ただ、この拷問を実行する前にも「この女を忘れるのならば許す。」と告げて、許されるチャンスを与えたつもりだったが、
春海も妙心も、けっして諦めるとは口にせず、女性器に焼けた鉄の棒を突っ込むという酷い拷問が実施されたのである。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 結》
さて、この玲宝の残虐な拷問の事を知った珠光院の老尼僧が、若い尼僧に「奉行所へこの事実を知らせるように」と指示するが、
その時は既に、妙心は息絶えていた。

残された春海は放心状態になる。
その傍へ行き、尚も、春海を口説く玲宝であったが「人間ではない。地獄へ落ちろ!」と言われ冷たくされると、
またしても逆上し、傍に落ちていた刃物で春海の首を切り落とす。
その切り落とした首を愛しそうに抱き締めて「春海様…これで、やっと私一人のものになりました。」と言う異常ぶり。


ほどなくして、若い尼僧が、御用提灯を掲げた奉行所の者たちを連れて来た。
春海の首を左手に抱きかかえ、右手には刃物をかざして抵抗した玲宝を取り囲み役人たちがお縄にしようとした瞬間、
玲宝は自分の脇腹を刺して自害。
玲宝を愛していた燐徳はショックのあまりに気が狂う。

数日後、妙心の拷問や殺害に加わった尼僧たち5名の磔刑が行われる事になった。
この時「既に死んでいる者(玲宝)や、狂っている者(燐徳)までも処刑するのは行き過ぎでござろう!」と、
与力の吉岡は南原に抗議するが、意に介される事はなく、処刑は実行された。


徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 起》
江戸一と謳われた彫り師、彫丁(小池朝雄)が、また一つ、女(沢たまき)の背中に自信作を仕上げた。
彫られた女は柳橋の芸者、君蝶。
その彫り絵は、女が縄で縛られて地獄のような責め苦を受けている図柄である。

彫丁は会心作を前に、君蝶に「おまえさんも、これで柳橋の名物芸者として売り出せるぜ。」と誇らしげに太鼓判を押した。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 承》
その彫り物のお披露目の日、座敷に集まった客は口々に「流石、彫丁だ。」と誉めそやした。
ところが一人だけ「そのような子供騙しの絵に感心しておるとは馬鹿馬鹿しい。」と、鼻で笑いながら、去って行こうとする男がいた。
与力の南原一之進である。
彫丁は顔色を変えて南原を引き止めると「あっしの彫り物の何処が子供騙しでございましょう?!」と食い下がった。
すると南原は真剣な顔をして座敷へと上がり、女の顔が真実の苦悶の表情からは掛け離れた絵空事だと指摘した。

大勢の客の前で恥をかかされた彫丁は、意地になって新作に挑もうとする。

キャンバスになる女の肌に拘る彫丁は、いつも、湯屋の釡炊き部屋から浴室を覗き見て、彫り物が映える肌の女を探していた。
いつものように湯屋の浴室を覗き見て彫丁は、この日、刺青にうってつけの素晴らしい肌を持った娘を探しあてる。

狙ったキャンバスは必ず手に入れると自負する彫丁は、湯屋で見初めた肌を持つ娘を「おっかさんが怪我をした」と騙して誘拐し、
睡眠薬を飲ませて、早速彫り物を始めた。
一度、肌に墨が入ってしまうと娘は彫丁の言いなりになった。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 転》
ある日、彫丁は、与力、南原一之進の屋敷を訪ねて、指摘された苦悶の表情とは、どのようなものかを
知り一世一代の彫り物をするために、拷問の様子を見せて欲しいと申し出る。
南原は「それならば一世一代の責めをしてみよう。」と言い、
長崎で行われる拷問取り調べに彫丁が同行する事を認めた。

江戸から長崎までの長い道のりを旅して行く奉行所一行に同伴して、彫丁と娘も同行する。
長崎では、西欧から日本へ不法入国して来たキリシタンの白人女たちを取り調べる。
通訳が南原の言葉を訳して女たちに聞かせるやいなや、女たちは一斉に抗議の声を上げたが、
下っ端の役人たちが、寄ってたかって一気に、抵抗する女たちの服を剥ぎ取り丸裸にした。
それからというもの一人ずつ別々の責め具で激しく責めたてた。
彫丁は、その様子を熱心にスケッチした。
南原は女たちが苦しみ悶絶するほどに嬉しそうな表情を浮かべる。

宿へ帰った彫丁はスケッチを元に、娘の背中に責め絵の下絵を描いてゆく。
拷問は連日続けられて、南原は地獄の閻魔大王のごとく殺気立って、手下らの責め方を手ぬるいと叱ると、
鬼気迫る形相で自ら棒を持ち、女を満身の力で殴りつけていた。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 結》
数日後、絵は、見事な苦悶に喘ぐ表情を描き入れ、完成間近となったが何かが足りないと彫丁は思った。
その何かとは、苦しめている地獄の羅刹(らせつ)の表情だと気付いた彫丁は、南原に最後の願い事を申し出る。
それは、女を責めている南原の表情を、じっくりと見せてもらいたいという事であった。
南原は、彫丁が一世一代の仕事と宣言した絵に彫り込まれるのもまた一興と面白がって、これを承諾する。
拷問という仕事を通して、完全にサディストとして開眼していた南原には、むしろこの申し出は誉れであったのだろう。

南原が責め苛む姿を即興で娘の肌に直接に彫って見せるという彫丁の言葉に、
南原は「自信のほどが窺えるわ。」と言うと不敵に笑った。

翌日、拷問が開始されると南原は、自らが責め具を手に、ムチでしばいたり、
火で炙ったりしながら鬼気迫る顔で、一層激しく次々に責めた。
それをじっくり観察して、肌に彫り込もうとしていた彫丁を振り返ると、
南原はしてやったりの顔をして「どうだ彫丁!得心したか?!」と尋ねたが、
彫丁は「得心しません。」と言う。
それを聞いてムキになり、もっと激しさを増して責めようとする南原に彫丁は
「旦那、手前が責めの手本をお見せいたしましょう。」と言って南原の脇差を貸して欲しいと頼む。
そこで南原が手下らを全員、下がらせて、彫丁に脇差を渡した。
彫丁は、それを受け取るやいなや南原を突き刺した。
歯を食いしばりながら「彫丁!狂ったか!」と言う南原に
「人を苦しめるて事は自分も苦しむと言う事だ。」と言いながら、他人ばかりを苦しめて自分は苦しまなくていいという考えの南原を責めた。
そして「もっと苦しめ!まだ、まだだ!」と言って脇差をグリグリと回して、
南原が苦しみ抜いた表情を浮かべると「そう!その顔だ!」と言って、刺青の羅刹を彫り出した。

それから数時間後、刺青は南原が死に際に浮かべた恐怖と怒りに引き攣った猛々しい表情をした羅刹を彫り込んで完成した。
しかし、その直後、吉岡頼母が手下らを連れて入って来るとすぐに南原の死体が発見されて捕まりそうになった彫丁は、
大事な彫り物である娘を連れて逃げようとして油の樽をひっくり返す。
そして彫丁が、ひっくり返った油の上に、責め具であった火の点いたロウソクを投げつけると、辺り一面はみるみる炎に包まれる。
最後まで「俺だけのものだ!触るな!」と、娘の背中に仕上げた刺青に執着した彫丁であったが結局は、この火事で焼け死んだ。
娘は、彫丁の身を案じながらも吉岡頼母に助け出された。


刑罰にことよせて人を苦しめる事に悦楽を見つけたような鬼畜の南原も、自ら苦しみ抜いて火に包まれて逝った。
燃え盛る炎を見つめながら吉岡頼母は思った。
しかし…南原をこうさせてしまったのは刑罰の在り方のせいではないだろうか。
人を裁くという資格のあるような人間がこの世にいるだろうか?


映画 徳川女刑罰史 感想



徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」感想


江戸時代の近親相姦の通称が「畜生道」と言うんだって、これを観て知った。
畜生と言うのは人間以外の動物の事だと思うけれど、そんな動物たちがみんな親や兄妹の見境なしに関係を持つか?と言えば、
どうも野生の場合はそんな事も無さそう。
種類にもよるらしいが、少なくとも哺乳類では、群れを作る野生種の場合にも、ある一定のルールが存在し、近親相姦にはならないようになっているらしい。
そう思えば、何故、江戸時代の近親相姦の通称が「畜生道」なのかよくわからないんだよね。

江戸時代よりももっと昔は、近親相姦にどういった法律が適応されて来たのかは知らないが、
現代日本では、タブー視はされているが、この映画のように
発覚したからと言って死罪にはならないよね?そういう点からも江戸時代の法律や裁きの厳しさが垣間見れる話であったと思う。

ところで、ストーリーには関係ないが、江戸時代のドラマで出てくる長屋はすべて四畳半一間ほどの箱のような造りだが、
この映画のそれは、ちょっと間取りが変化球で、庭もあったので、悪くない住まいだなと思った。
主演の女優さん、清純そうで、良かったわ。

徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」感想


珠光院というお寺が、現実に愛知県豊橋市にあるのだが「珠光院尼僧首切りの刑」の結末となったこの事件は実話なのか?それともやはりフィクションか?
そのあたりは不明。

仏に仕える身の者が私刑や拷問をしたりすれば、それは男女の僧同士の性交よりも重罪なんでしょうね?
睦み合っていた男女の僧が殺されてしまってるんで、刑法上のそこんとこが判明しませんでしたが、
掟破りと暴行・殺人では、やはり後者の方が重罪であって欲しいね。


徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」感想



これは先の1話、2話と違い、全く予想外の展開。
そして最後に仕込まれた衝撃の大どんでん返しは、良かった。

彫丁の騙し方が、まるで下校時の小学生を騙す誘拐犯のような見え透いた手口で、これにあっさりと引っ掛かる娘の世間知らず加減に驚いた。
しかしまぁスクリーンの中の人が一人前の大人の女性に見えたとて、たぶん設定上は17~18歳くらいの小娘なんだろう。
この当時のそんな年齢の娘ならば、子供並みに世間知らずで騙されやすいのかもしれないが…「もうちょっと警戒しろよ!」と突っ込みたくなる。

ラストの吉岡頼母の刑罰の在り方に対する疑問は、確かに、厳し過ぎる江戸時代の拷問や処刑法については、もっともかもしれないが、
かと言って「人を裁くという資格のあるような人間がこの世にいるだろうか?」とまで考え至るのは考え過ぎ。
罪に対する罰が全く存在しない世の中になっても、犯罪抑止力がなくなり、またこの世は地獄と化すだろう。
資格あるなしの問題ではなく、役割として、誰かが犯罪者を適正な方法で裁かねばならないと私は思う。

この映画、全編通して、血の色が絵の具みたいで、本物とはかなり違う。
昔の映画だから、そこは仕方ないのかな?

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映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ・感想

映画ネタバレ~昭和の邦画

映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ・感想



映画 REX 恐竜物語動画 概要



1993年7月公開の日本映画。
監督:角川春樹
脚本:角川春樹
原作:畑正憲
主演:安達祐実
ジャンル:ファンタジー
上映時間:106分

まだ家なき子をやる前の、ういういしい安達祐実を主演に、ファミリー映画として作られた。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ




映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ1《起》

季節は秋。
古生物学者の立野昭良(渡瀬恒彦)の娘、千恵は、北海道の山奥で父と母方の祖母(草笛光子)と共に暮らしながら、
別れた母の伊藤直美(大竹しのぶ)に会える日を心待ちにしていた。

そんなある日、千恵は父と共に探索に出た密林の洞窟の中で恐竜の卵を発見する。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ2《承》

持ち帰った卵を、孵化させたいと考えた研究者らは、
古生物学の第一人者である千恵の母、直美をニューヨークから呼び寄せる。

直美の帰国は娘への情からではなく、恐竜の卵に対する学者魂が、かきたてられての事であった。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ3《転》

研究室での研究員と直美の努力が実を結び、ついに卵が割れ、恐竜の赤ちゃんが誕生した。

自分に対して、冷淡な母に見切りを付けて、
千恵は孵化した恐竜をレックスと名付け、母親代わりとなって育てる決心をする。
ジャングルが再現された温室の中で、よくレックスの面倒を見る千恵。
レックスも千恵を母親と思い慕っている。

レックスの研究を続けるためには莫大な費用がかかるために、スポンサーとの契約が交わされた。
レックスは、日本中の注目を集め、やがてCMの話も持ち上がる。
人気者となったレックスにマスコミが殺到したり、次々と仕事が舞い込んだ。
疲れているレックスを気遣いテレビ局を断った千恵は、
レックスを本当の母親に会わせてあげるために、元いた場所へ帰そうと決意する。

映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ4《結》

悪人どもに追われたり、幾多の苦難を乗り越えながら、トラックや気球を乗り継いで、
千恵はレックスを連れて逃亡の旅へ。

密林へ着くと、そこで千恵の両親が心配して待っていた。
直美に抱き締められた千恵は初めて母の愛を知る。

レックスは自然の中へ帰り、千恵と切ない別れをする。


映画 REX 恐竜物語動画 感想



スピルバーグの「ジュラシックパーク」と比較して、こてんぱんに酷評されているようであるが、
随所随所に笑えるシーンがあり、REXも安達祐実と共に可愛くて、ファミリー娯楽映画としては、まずまずの及第点だと思う。

映画の内容とは全く関係ないが、大竹しのぶってつくづく昭和の顔だなと思った。




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桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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