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連続するかしないか定かでないPC小説【アワビさん】3

at 2004 03/23 18:53 編集

ナギヘイの浜野家で摂る最後の朝食に
モズクスープが出された。

だが茶の間には、
キッチンドリンカーと化したモズクの姿はなかった。

誰も喋ろうとする者はなく、
皆、黙々とハシを口に運んでいた。

ナギヘイがモズクスープにハシを付けようとした時に、
ナギヘイはそのモズクの中に抱きかかえられる様に沈んだ


彼自身の最後の髪の毛を見た。
( ̄□ ̄;)!!

犯人はアワビなのだが、
ナギヘイは、てっきり、それを見て、
モズクのした事だと思った。
言葉もなく妻が、
ナギヘイを態度で引きとめているのだろうと、
そう勘違いした。

(;゚゚)ウッ!と短い呻き声を発し、
そのままナギヘイはハシを置いた
「みんな今まで、ありがとう!元気で暮らしてくれ」

そしてナギヘイは足早に居間から立ち上がり、
通勤鞄を手に玄関を出て行った。

「とうさん!待ってよ~!」慌ててタコオが追いかけて来た。
タコオは手に何かの箱を持っていた。
「とうさん、これを持って行ってください」
ナギヘイが箱の蓋を開けると、
それはモズクがヘソクリを10年がかりで貯めてこっそりと購入した
レディス アー○ネイチャーだった。

「こっ、これは( ̄□ ̄;)!!タコオこれは、母さんのだろう。おまえ、こんな事して、後で叱られるぞ~」
「いいんだよ。父さん、姉さんは、ちょっと手ごわいけど・・・母さんだって、きっと本心では父さんの頭の事を心配している筈なんだから」

「す、すまん!」
ナギヘイの目はミルミルうちに涙で霞んで、
喉元からは声にならない嗚咽が漏れた。

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕  第17話【不在】

《文:シナモン》

★鬼太郎のいえ1
★鬼太郎の家(再現)


 コグレーンがコッカラーノの小屋に到着した時には、既に彼女の気配はなかった。ガランとした部屋の中に『しばらくブログ休みます』と大きな張り紙があった。

 とりあえず彼女宛のメッセージを残し、連絡を持つことにした。後味の悪さが口の中に残った。

 それから数日後、コッカラーノから返事がきた。

 「大丈夫?」
 「大人気なく拗ねたような振る舞いをして申し訳ありません(笑)」
 意外と元気そうな様子にまずは一息つくことができた。

 「なんだか他にやりたい事も貯まっていたので、この機会にこのまま当分ブログの方は休む事にしました」
 「あなたが元気ならまずは安心です。ところで奴のことですが、無闇に動くわけにもいかないので当面は静観しようと思っていますが、何か動いた方が良いと思いますか?」
 「『ブログランキング』の小説のカテゴリーでも一桁の上位に入っていますし、いい気になっているんじゃないでしょうか? 一番懲らしめになるのは、もう誰もなるべく相手にしない事。リンクもしてやらない事、ブログランキングにも投票しない事だと思いますが……今でも、あの人の本性など知らずに仲良く関わっている人も数多くおられるのでしょうし、それも難しいですね」
 「放置しておいて害はないと思いますか?」
 「騙される方も、そのうち出てくるかもしれませんが、かと言って皆さん大人ですし、ご自身で判断なさるでしょうから、いちいち『この人は危険人物です』とお知らせして回る事もないと思いますよ」

 ネット歴の長いコッカラーノの落ち着いた態度にコグレーンは好感を持った。

 「ネットの人間関係には経験がないものですので戸惑ってしまいました」

 コッカラーノは言葉を選ぶように少し沈黙すると、あまり選んだとは思えない言葉を発した。よくも悪くもそれがコッカラーノなんだということをコグレーンは後ほど知ることになるのだが…。

 「ネットもリアルもバカはバカですよ。バカに塗る薬は無いのです。自分で頭を打つまで放っておくしかありません(笑)」

 コグレーンは苦笑するしかなかった。この日のコッカラーノは雄弁で、問わず語りに言葉を紡ぎ出す。

 「けれども、今回の事で、私にスキがあったのだとしたら反省しようと思いました。男性のブログ友達に『私、そんなに物欲しそうに見えるの?』と聞いてみたんです」
 「それで?」
 「『なんかしらんけど色っぽいとことプロフに写真出してるとこが物欲しそうに見える』と言われてしまいました」
 「そんなことは…ないと思いますけど…」
 「顔出ししてる方が発言に責任も持てるわけですので、皆さん安心されるだろうと考えたので出してたんですが…そんな全く違う解釈をされるのならもう写真を出すのは金輪際やめます。ご心配をおかけして本当に申し訳ありませんでした」

 このまま縁が切れてしまうのだろうか。不安になったコグレーンが言葉を探していると、なおもコッカラーノは言った。

 「いくら休んだって私は平気なんです。コグレーン王のサイトには、そのうちまたお邪魔致しますね」

 それからしばらく、彼女はコグレーンの前から姿を消した。

つづく
第18話へ

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お忙しいところ恐れ入ります。
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プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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