スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ネット恋愛 コグリア国物語 第5話

《桃:文》


その当時、コッカラーノは自分の小屋で

ヘタクソなポエムを何点か発表した事がありました。

そのうちの一つで、このようなポエムがありました。


:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆
【オレンジジュース(炭酸)の生涯】



あたい オレンジジュース

お値段も 48円とお手頃



けれど あたい 無果汁なの

こんなのダメよ!とあからさまに

誹られた事もあったわ
絶望のあまり棚の最上階から飛び降りて

ボコボコになったわ

果汁入りに生まれたかったわ

例え10%でも

ジュースとしての誇りが欲しかったの

コンプレックスの固まりになって

拗ねていたあたい



だけど そんなあたいにも

やって来たのデビューの日が

養護施設のクリスマスパーティで

ガラスのコップにスパークリング~

シュワシュワしながら見た坊やの

美味しそうな笑顔

ママに捨てられた坊やのひとときの笑顔

それは十分 あたいの人生の

花むけとなりました



:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆



これはコッカラーノがスーパーで買い物をしている時に

たまたま特価の無果汁炭酸缶入り飲料を見かけて、

すべての物質とすべての生きとし生けるものの

アイデンティティとは・・・?と深く考え込んだ時に

書いた少し昔の作品でしたが、

このポエムを読んだ薔薇の大魔王は

「コッカラーノがワテのために悲しんで書いたポエム」

と思ったと聞いて・・・特にそういう事ではなかったので、

コッカラーノは大魔王に申し訳なくて、

それで本当に大魔王を主人公にしたポエムを書こうと思いました。

それがこれです。


:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆

【花影の君へ】


どうか駆け出さないで

その花影で じっとしていてね

大切な人だから



知らず知らず好きになり

切なくて揺れた

恋しくて泣いた


ひだまりに包まれる度に

優しい君の事 思い出すでしょう


風に吹かれて君は

僕の事など忘れてお行き



やがていつか時の彼方に

押しやられて消えて行くでしょう

二人で綴った 小さな物語さえも


:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆

これを読んだ人はきっと男性が恋した女性の事を想って書いた別れのポエムだと思う事でしょう。

誰もまさかこれが真っ黒な髭を蓄えた
熊さんのような薔薇の大魔王というオッサンに向けて書かれた作品だとはゆめゆめ思いますまい。

このポエムに隠されている二人にだけわかる
暗号のようなセンテンスがあります。

その一つは「花影の君」

つまりそれは薔薇の花の影にいて薔薇を育てている大魔王の事です。
二つ目は「風に吹かれて君は」
大魔王はウィンドウサーフィンに凝っていらしたので、
実際、風に吹かれていつも、色々な所へ行ってらした御様子でした。

最後の三行は
例の大魔王の所の掲示板でやらかしていた、
ご主人様と愛人ごっこの話です。

で、これは別れの詩です。

大魔王は、大変な愛妻家(と同時に恐妻家)
でいらっしゃいましたが、コッカラーノがその事に
気が付いたのは、ずっと後の事でした。
なんせ最初は高校生と思ってたくらいですから、
そういう細かい事情は何も知らなかったコッカラーノです。
深夜に大魔王から携帯に電話があり、
つい調子こいて長話していたら、
急に大魔王の声が途切れて「あれ?」と思った
次の瞬間、受話器から突然女の人の声がして、
「もしもし、こんな夜遅くに非常識じゃありませんか?」
と叱られたコッカラーノ。
その件に関しては、
次の日の昼間に大魔王からペコペコと平謝りのお電話も頂いた
コッカラーノ。
いつもコッカラーノを吾妻ひでお作『シャンキャット』に例えて、
だから萌えだったとかのよくわからない
小さな恋の物語もそろそろ幕引きの時が来たと
コッカラーノがハッキリと認識したのは、
大魔王が嬉しそうに早起きルンルンの朝のお散歩の様子を、
何枚かの写真入りで紹介していた記事の最後の写真を見た時でした。
野に咲くピンクの小さな可愛い花で作った花束を
奥さんの髪に挿してパチリと写した奥さんの後ろ姿。
よく撮れている綺麗な写真だと思いました。

コメント欄には
「いつまでもラブラブのご夫婦で微笑ましいわ」みたいな
コメントが沢山入ってました。

大魔王も奥様もさぞかしテレテレだった事でしょう。
コッカラーノはその写真を見て、
こんなオシドリ夫婦の仲に割り込んで行くほど
私は悪質でも悪趣味でもないと、
そう呟きました。
コッカラーノはその点については今もそう思っているのですが、
夫婦仲のいいご夫婦ならば不倫なんて、
例え心の上だけでもしてはいけないと思います。
大魔王はコッカラーノとヤフーのチャットをした時に、
その点を、こう説明されました。
「猿山の猿達だってそうだ!強いオスのボス猿は
メス猿を何匹も所有する事が許される」
コッカラーノは、その言葉に反論する気になれませんでしたが、
そんな説明で誰が納得するでしょうか?
私はメス猿じゃない。
そして猿山に所属した覚えもないと・・・。
だからコッカラーノは大魔王の掲示板に最後にこう書き残して去りました。
「いえでします。さがさないでね。17ごう」

それを見た大魔王はすぐに掲示板に
「家出猫探しています。ひらがなが書けます」と書いていましたが、

それを読むコッカラーノの胸の中には虚しさが大海原のように広がっていたのでした。
こうしてコッカラーノと大魔王の濃いネット恋(鰹風味)は、
夜に散りゆく薔薇の花びらのように終わりを告げたのでした。

第6話へ


お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m
スポンサーサイト

ネット恋愛 コグリア国物語 第21話 Fカップの淑女

コグリアバナー
第一話から読みたい方はバナーをクリックしてねコスモスハチ


《文:シナモン》

 ヒナリーナというもう一つの人格がラクテーン地方に生まれたことで、コグレーンとコッカラーノは再び毎日のように交流するようになった。小説を休んでいる間、彼女はアフェリエーターとして知識の習得に努める一方、2チャンネルで知り合った彼とのメール交換に熱中していたのだ。

 二つのキャラクターを演じ分けるため、ヒナリーナはコッカラーノより若くてギャルっぽい性格に設定されていた。交流している層も微妙に違っていた。コッカラーノは男性のコアなファンが多くついているのに対して、ヒナリーナは『ねん猫ショップ』を運営していることもあって女性客が中心だった。
 ねん猫ショップを訪れるうち、コグレーンは、数名のヒナリーナの交流仲間と話をするようになった。その中の一人にスイートピーという女性がいた。

 スイートピーは、ブログで源氏物語を読み解き月に10冊以上の恋愛小説を読破する読者家で、楚々としたイメージを持つ反面、Female(女性)の頭文字Fのことを「私の胸のサイズといっしょだ」とのたまう天然かつ肉感的な側面も持っている女性だった。彼女はヒナリーナが不定期でつづっていた彼とのネット恋愛話に惹かれて『ねん猫ショップ』を訪問していた。なぜなら、スイートピーにはブログを通じた女性との交流に熱中している彼がいて、ヒナリーナに救済を求めていたからだ――ということを後にコグレーンはヒナリーナから聞くことになる。
 はじめはコグレーンと本の情報交換をしていたスイートピーは、やがて「男性の意見も伺いたいのです」と彼についての相談事をするようになった。

 「彼のことでとても傷ついているのです」
 コグレーンがめずらしく、恋愛に関するブログをアップした時のこと。スイートピーはコグレーンだけが見ることのできる形でメッセージを送ってきた。
 「不快なのなら彼の日記は読まなければ良いのでは」
 「公開している以上、どうしても気になってみてしまいます」
 それはそうかもしれない。スイートピーによると、彼はブログ上ではかなり八方美人に振る舞っているらしい。
 「一種のマスターベーションのようなものじゃないんですか? そんなことで傷ついてはつまらない」
 「もし相手がOKならお茶ぐらいする。コソコソするよりオープンにしていた方が『誠実』だと思うと言われました」
 この彼の言葉はコグレーンがきいても詭弁に思えた。しかし、これ以上深みにはまることを警戒したコグレーンは、極めて優等生的な言葉で受け流すことにした。
 「彼は『オレのことが信用できないのか』と言っているようですね。ブログの交流が物珍しく仕方ないのでしょう。温かい目で見ていてあげれば?」
 数日後、スイートピーから「しばらく構わないようにするつもり」というメッセージが届いた。

 スイートピーからの相談を受け流したコグレーンだったが、ヒナリーナはこれに倍してスイートピーから連日の相談攻勢があったようだ。
 「スイートピーさんからの相談でストレスを感じています」
 コグリア国で数日間スイートピーの姿を見かけなくなった頃、ヒナリーナがメッセージを送ってきた。
 「僕のところにも先週、相談がありました。マスターベーションのようなものじゃないのと答えたけど」
 「そうなんですか? 私はスイートピーさんへのお返事でハッキリと『彼氏は不誠実です』と書きました。その場しのぎの慰めではもう埒があかない段階に思えたので」
 きっぱりとしたヒナリーナの性格に、コグレーンは清々しささえ感じた。
 「でも、よかったです」
 「何が?」
 「もしかしたら、スイートピーさんの彼ってコグレーンさんかもしれないと思っていたから」

 _| ̄|○

 ヒナリーナがコグレーンをどのような見ていたかが垣間見えた気がした。


 <カレ>の登場で快復の一途と思われたRYOの病状は、一進一退という様相を呈しはじめた。半年以上かけて進むべき段階をわずか数週間で突っ走ってきた反動が彼女を苦しめているようだった。
 RYOは「死にたい」という言葉をよく使うようになった。でたらめにキーボードを叩いたような意味不明の文面がブログ上に踊ることもあった。
 そんな時、RYOを懸命に支えようとしたのがユキオという男性ブロガーだった。ユキオについては、前から彼女のブログのコメント欄で名前は見かけていた。コグレーンとも多少の交流があった。坊主頭で男気にあふれるタイプ――というのがブログを通じた彼の印象だった。RYOが危うい感じを隠さなくなってから、どちらかというと物静かでコメントも控えめだったユキオは、存在感を高めていった。コメント欄の二人のやり取りを読み、RYOの<カレ>がユキオだということがわかった。最初の<カレ>が実在していたかは不明だったが、少なくてもこの瞬間、二人はネットで出会い、恋に落ちていた。

 リアルの恋愛でもそうだと思うが、RYOとユキオがお互いの気持ちを装わなくなると、少しずつ地が現れるようになった。サーファーだったユキオは週末ごとにどこかの海に出かけていた。一日中パソコンの前で連絡を待っているRYOを顧みず、連絡が取れなくなることが続いた。そのたびにコグレーンは、「彼のことが信じられなくなりました。死にたいです」というRYOからのメールを受けることになった。
 自業自得とはいえ、コグレーンはこのやりとりに次第に消耗を感じはじめていった。

 一方、ヒナリーナの方でも、あまり有意義とはいえないネットライフを送っていた。スイートピーとのやり取りで消耗していることに加え、2チャンネルの彼は仕事が忙しくなり、なかなか連絡が取れなくなっていた。さらに、コッカラーノの部屋では、古くからのお友だち(薔薇の大魔王)とバトルを繰り広げていた。

 コグレーンとヒナリーナは夜ごとメールを交し合うようになった。少しずつ気心が知れた頃、コグレーンは「自分のことではないんだけど、ネット恋愛について相談したいことがあるんだ」と切り出し、RYOのことを打ち明けた。
 翌日、ヒナリーナから届いた言葉は容赦ないものだった。

 いま思えば、これが二人の垣根が崩れる転機となったのかもしれないけど。
 
つづく
第22話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m
 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 今日は桃さんの誕生日です。いっしょに過ごすことはできなかったけど、近いうちにお祝いするから、勘弁ね。桃さんには誕生日が2回あるので、次の誕生日は盛大にやりたいと思います。

060820orange roses

ネット恋愛 コグリア国物語 第12話【コグレーンの竪琴】

《桃:文》

ところでネットからの恋愛というものを考えてみる時に、

出会い系からのネット恋愛と、それ以外のキッカケでのネット恋愛とが

決定的に違う事がある。

それは・・・出会い系を利用する人達が、自分の出会いたい相手を

年齢や居住地(場合によっては身長や体重、容姿の傾向も)などの条件で絞り込むのに対して、

それ以外のキッカケでのネット恋愛では、

そういった条件での絞り込みといった作業をいっさいしていない事。

何故そのような決定的な違いが出てくるのかと言うと、

出会い系を利用した出会いは予め出会い恋愛する事を想定・意識して行われる出会いであるのに対して、

それ以外でのネット恋愛は、そういった狙いを持たずに

偶発的に恋に落ちてしまうような夢見がちな人達が多いからだと思われます。


コッカラーノもまた恋をする時、相手との距離を気にした事は、ありませんでした。

故にいつもコッカラーノの相手となる人も、コッカラーノとの距離を

気にしていた試しがありません。

そういう事を気にするような人物であれば、最初から出会い系へ直行するのでしょう。

「さあ~するのだぞ」と想定して行われる出会い・恋愛とは合理的なものですね。

その方がより会いやすくて理想に近い条件の相手に引き合わされるので

便利でスピーディと言えば、そうなのでしょう。

けれど、どうも夢見がちなコッカラーノには、

そういう自分の条件によって絞り込んだ相手を

対象とする計画的な事が、とことん性分に合わないのでした。

もとよりネットでの出会いというものは人間の持つ五感〔聞く・見る・触る・味わう・匂う〕のすべてが閉鎖されている出会いです。

情報だけが頼りの世界で、その相手が発信する情報を、

おのが心で感じ取るという事が何より大切です。

恋愛に限らず、どのような人間関係であったとしても、

常々、人が発する情報を心の耳で聞き、心の目で見、

相手の気持ちを思い測るという作業を知らず知らずのうちにしています。

そんな日々の中で、自分が深くエンパシー(empathy)を感じた人は強く印象に残ってゆくけれど、

とりたてて特徴のない人は申し訳ないけれど、

旅する列車の車窓の外を流れる風景のように、どんどんと過ぎ去って

記憶から消えてゆくのでした。

誰も皆、他者から見た時に、数多くの人々の中の一人に過ぎません。

逆に言えば、ネットの上でコッカラーノと出会ったとしても、

コッカラーノが車窓の外を流れ去る風景である人々の方が、ほとんどすべてなのです。
ダッシュε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε=ε= (;´Д`)ノ~~ミナサマサヨウナラ(←皆様から見た流れ去るコッカラーノ)

だからこそ自分の感性の中に大きなエンパシー(empathy)を
残した人との関係性こそ最も大切にして行かねばならぬとコッカラーノは考えるのでした。

しかしながら五感を閉鎖して心のみで感じ取るエンパシー(empathy)は

限りなくテレパシー(telepathy)に近く、
そういった思念伝達は、巧みな文章によって成し遂げられる事が多いものですから

ネットの上では不特定多数の人が、その人物にエンパシー(empathy)を感じているものです。

それはずいぶんな競争率ではないでしょうか?

そのエンパシーとテレパシーがシンパシーを竪琴のように奏でているかのようなイメージで人気を博していた人、

それがコグリア国王コグレーンでした。


たまには原稿用紙に書いてみたが1日で挫折_| ̄|○ガク

しがない語り部に過ぎぬコッカラーノには、とても自分の書く拙い言葉が、

コグレーンの心に何らかの形で残存するとはゆめゆめ思えませんでした。

なにしろコグレーンはラクテーン地方では女性に人気爆発でしたから(笑)

原稿用紙
たまには原稿用紙に書いてみたが1日で挫折_| ̄|○ガク

つづく
第13話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第19話 パラレルワールド・ラブトーク

《文:シナモン》
 

ひょんなことから携帯メールのアドレスを交換したコグレーンとRYO/ナツコは、とても短いメールのやり取りを行うようになった。たとえばそれは、こんな風だった。

 「いま病院。怖い」
 「別に食われるわけじゃないし、大丈夫」

 「眠れないの」
 「横になってるだけでもからだは休まるから」

 指が太くて短いコグレーンは携帯メールが苦手だった。長いメールを携帯で打つことを考えるとめまいがするほどだった。23歳のナツコも若い割には携帯メールを使うことは少ないらしく、新聞の三行広告のような短いメッセージが毎日1度か2度交わされる淡い交流が続いていった。

 一方、ブログでのRYOは雄弁になった。いままで仄めかす程度だった病気のことをカミングアウトしたことで、吹っ切れたように自らのことを語るようになった。まるで、ジクソーパズルのピースを埋めていくかのように、RYOの交流仲間は彼女のことを知ることになった。

 少しして、彼女のブログの中に《カレ》が登場するようになった。

 『今ごろ会社かな。真剣な表情で仕事に打ち込んでいるカレ。ステキ』
 『カレのために病気を治して外に出られるようになりたい』
 『いまのわたしに必要なのは、純愛とほんの少しのエロス(*/∇\*)』

 彼女の中で《カレ》の存在は急速に大きくなっていったようだ。

 コグレーンはこうしたRYOの変化を好ましく思っていた。好きな人のために自分を変えようという気持ちをコグレーンはずいぶん昔に忘れてしまっていた。それだけに、RYOの態度は新鮮に映ったし、実を言うと素直でなくなった自分を反省したりもしたのだ。

 これだけではあまりにも綺麗事に聞こえるので、あえて告白するが、ほんの少し《カレ》のことが羨ましく思えたのも事実である。リアルワールドでは接点を持ちようがない女の子に対して、コグレーンは保護者のような気持ちでいたことは誓って嘘ではないが、《誰か知らないけどうまくやったな》という気持ちを完全に捨て去ることは難しかった。

 『ネットでしか知らない人。近くて遠い人。でも、わたしは必ずカレに逢いに行く』
 この気持ちでRYOの病状は、三歩進んで二歩下がるという緩やかなペースながら、ゆっくりゆっくり快方に向かっていったようだ。母親に付き添われて週に一回通院する以外、自分の部屋から一歩も外に出られなかったのが、自宅の居間で家族といっしょに食事を摂れるようになり、家族が留守の時は、宅配便の荷物を受け取れるようになった。愛犬に話しかけるのは別にして、家族でも母親としか話をすることができなかった彼女にしては、毎日大きな前進を続けていた。

 そしてある日の夕方。彼女はブログで報告した。

 『部屋を飛び出してしまった犬を追いかけて、家の外に出た。半年振りに夕日を見た。外に出た。出ることができた』

 この文章がアップする少し前、コグレーンはナツコから携帯にメールを受け取っていた。
 「外に出られました。犬の散歩ができたんです」

 コグレーンは次のようにメールを返した。
 「大きな一歩だね。でも、疲れすぎないように無理をしないで」
 言葉だけの関係で、誰かの力になれたと思えた瞬間だった。リアルワールドで汚れてしまった自分がほんの少しだけ浄化されたような気がした。

 コグレーンがRYOのブログの語り口に不思議な違和感を感じるようになったのもこの頃からだった。

 『外にでられたってカレに電話しました。とっても喜んでくれました。大きな一歩だと言ってくれました。でも、疲れすぎないよう無理をしないでと気遣ってもくれました。とってもやさしいカレ。大好き』

 《このメッセージ、どこかで見たような……》

 男が言いそうなことだから、偶然の一致だと思えた。

 この時は。


つづく
第20話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m




ネット恋愛 コグリア国物語 第26話【紆余曲折の秋】

《桃:文》

シャランラ、シャランラ、ヘイヘヘヘヘイ、シャランラ~
:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。
女の子だなんて思ったら大間違いよ~もう熟女~!


2ちゃんねるで知り合った若い子と
「えっ?マジ?」と半信半疑ながらもご機嫌でメール交換を
して「桃猫ちゃん」と可愛く呼ばれては浮かれ、
続いて電話などして声を確認し
年甲斐も無く(〃∇〃) てれってれ坊主になっていた頃は
まだ楽しくて良かったコッカラーノでしたが、
楽しい時というものは、そんなに長くは続きません。

水戸黄門が仰るように人生楽ありゃ苦もあるさ♪てなもんでして、
“彼氏、彼女の仲になれる”というような幻覚を見させる
きのこの魔法は時間の経過と共に薄らいでゆきました。

携帯電話のアドレスを教え合ってから以降は
パタッとパソコンメールは無くなりました。
とうとう拾い食いのツケが回ってきたようで、
携帯電話の回数は毎日から2~3日に1~5回→4~5日に1~2回
→1週間に1回となりました。

その頃、コッカラーノはアフィリを試験的に行う為に作った
『ひなちゃんのねん猫ショップ』というブログの日記欄で、
二人の事を飼い主と猫に例えて、
おセンチなポエムとも覚え書きとも惚気ともつかないような
手記を発表していました。

メールの言葉の調子や、たま~に電話で話した時の雰囲気からは、
なんらトキメク感情に変化は見られませんでしたが、
あまりにも連絡が途絶えがちになってくると
ヒナリーナ(元コッカラーノ)は
日記欄に
「ネットの上で起こった事は、きっとすべて束の間のかりそめ」
などと悲観的な言葉を綴るようになっていました。

それを見て「そうなのね!ネットの上で起こった事はすべてみんな幻なんだね!ありがとう!ヒナリーナちゃんの日記を読んで勇気が沸いて来ました」
と歓びのコメントを付けて飛び込んで来た人がいました。

スィートピーでした。
スィートピーは
彼が自分がやっているブログの常連の女性達とのふれあいに夢中になっている事で悩んでいる読書好きの若い女性でした。
ヒナリーナは自分の恋が行き詰まりを見せる事で
「勇気が沸く」という人がいる事に戸惑いを覚えると共になんともやるせない
気分になりました。

その後も度々スィートピーは彼の事で辛い胸の内を
ヒナリーナにメッセージで漏らすようになりましたが、
そういう時ヒナリーナは自分の恋の行方はさておきスィートピーの
悩みに誠実に答えようと努めました。
それでも時にはスィートピーの無神経さにムッとする時がありました。

そんなヒナリーナの消耗する気持ちを優しく受け止めてくれたのが、
同時期に、やはりスィートピーから彼の事で相談を受けていた
コグレーンでした。

コグレーンは、ヒナリーナのねん猫ショップがオープンして間無しに、
すぐに毎日のようにヒナリーナが日記を更新する度にやってきて、
単なる惚気のようでヒナリーナ本人が恐縮するような日記にも、
誠実で気持ちの和むコメントを付けてくれていたのでした。

さて10月頃には一度、
東京から福岡へ引っ越す事になったお兄さん(彼が自分の事をそう言うので)は
「神戸を通過する時に一度神戸で降りるから、その時に会おう」
と言いましたが、
結局、その引っ越しは、もやしのように細っこいお兄さんの
持てる体力のすべてを投入されてバタバタと敢行されたらしく
体力が余らなかったお兄さんは
「本当にごめん!!やっぱり無理」と言って
神戸をすみやかに通過してゆきました (;´Д`)ナンデ~?

つづく
第27話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第13話【コグ連非加盟】

《文:シナモン》

じゅぴたー2

 2005年の夏頃から、コグレーンは少しずつ領土の拡大を図り始めた。
 コグレーンが好む白い花は、リアルワールドでも咲かせることは可能だったが、コグリア国で咲かせた花はいつまでも瑞々しさを保つことが分かった。
 リアルワールドでは思うように届けられない言霊も、この王国では存分に力を与えることができた。少なくても、この頃はそう思われた。

 ただ…若干の誤算もないわけではなかった。
 リアルワールドにおけるコグレーンの大切な習慣の一つは、病院で奉仕活動をすることだった。身内の病気をきっかけに週に1、2度終末期医療の現場でボランティアをしていた。その記録を残すのは、コグリア国の運営でかなり優先順位が高いものだった。
 ほとんど自分のための記録として奉仕活動の日記をつけていたが、ふと気がつくと、コグリア国の同盟国(リンク友と呼ばれていた)には、同じ病気で近親者を看取った経験のある人々が集まるようになっていた。その中には、リアルワールドでコグレーンが関わった方の関係者も含まれていた。
 それを知ったコグレーンは、言葉の取扱いに細心の注意を払わなくてはならなくなった。
 リアルワールドの人間関係に気を使いながらブログを運営することについて、当初は窮屈な思いをすることもあったが、順応性だけは高いコグレーンは、徐々にこのスタイルをモノにしていった。できあがったのはふわふわして甘い言霊の世界。そこで描かれている世界には嘘や誇張はなかったが、《100人読者がいれば、100人のうち1人も不愉快な思いをさせない》ことをめざして書かれた言霊には、批判精神というものが欠如していたことは否めない。たとえば薔薇の花を飾るときも、棘を一本残らず取り払ってから飾ることが暗黙のルールとなった。

 そのおかげで、ひと頃、「神様を信じますか」系のブロガーになつかれて苦労したこともあった。
 そこで収穫された果実には、イーヒト菌と呼ばれる成分がたっぷり詰まっていた。一口食べれば少しの間甘い気持ちを共有できた。食べ過ぎるとどうなるかは…知らない。
 コグリア国の同盟国はまた、同盟国間の交流も活発だった。それはいつしか「コグ連」という一大連合体へと進化していった。その中で、コグ連から距離を保っていたコッカラーノは、コグリア国を訪れる人々の中では独特の存在になっていった。

つづく
第14話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第23話 親愛と恋愛の境界線は

《文:シナモン》 


 ヒナリーナとメールする時、カレのことを尋ねるのは、コグレーンにとって一種の保険のようなものだった。彼女の存在はコグレーンの中で確実に大きくなっていたが、《横恋慕》という言葉もまた、コグレーンの中で膨張する一方だった。 ホンネを言えば、カレのことなど聞きたくはない。それでも、ヒナリーナに積極的にアプローチすることには抵抗があった。高校の頃、すきま風が吹いていた彼女との仲を相談していた友人に、その彼女を略奪されて以来、相談を受けている女性は恋愛対象から外すというのがコグレーンのルールだった。それ以上に、コグレーンには恋愛に対する怯えがあった。

 コグレーンの葛藤をよそに、毎日交わすメールの蓄積によって、パソコンの中の二次元の存在だったヒナリーナが少しずつ立体的な像を描き始めた。この頃、コッカラーノの小説サイトはほとんど更新されていない。その代わりに、ヒナリーナが昔書いていた小説を送ってくれたので、それを読みつつとりとめのない話をした。話題の中には、彼女がネットを通じて出会った人々が時おり登場した。それを聞いているうちに《彼女と会ってみたいな》という気持ちが漠然とこみ上げてきた。

 翌月、リアルワールドで関西方面への出張の予定があったコグレーンは、ヒナリーナのネット話に紛れて「良かったら、ちょっとだけ会いませんか?」と言ってみた。彼女から明確な返事はなかった。
「じゃあ、そのときはカクテル飲ませて下さいね」
 という彼女の言葉が社交辞令なのかどうか、コグレーンには判断できなかった。

「放置プレイは相変わらず続いています」などとジョーク交じりに語っていたが、カレからの連絡が途絶えていることでヒナリーナが寂しい思いをしていることは明らかだった
「せめて一日一回、短いメールを下さいと頼んだけど拒否されました。カレにはもう何も期待しないことにしました」
 ヒナリーナの言葉はコグレーンを切なくさせた。
「暇潰しになるのならいつでもどうぞ」
 コグレーンはそう言って、カレと会えない彼女のよき友であろうとした。寂しさに付け入るということはどうしてもできなかった。

 コグリア国には生臭いことを書かないことを一つのポリシーとしていたため、ヒナリーナは冗談交じりにコグレーンのことを《釈迦》と呼んでいた。
「人並みに性欲も煩悩もあるよ」と訴えても、ヒナリーナは「そんなん、強調することはないですよ」と苦笑するだけだった。確かに、強調することではない。

 カレが転職することになり、ヒナリーナとはますます疎遠になりそうな気配になった。勤務地は九州。彼女が住む神戸からは遠かった。
「東京から九州に行く途中、神戸で途中下車して会おうと言っていたけど、無理そう」
「仕事も大切だけど、それだけじゃないのにね」
 微妙な心理状態だったが、この時コグレーンはカレに腹が立った。単純に男として不誠実だと思った。だが、コグレーン自身の気持ちもはっきり定まっていなかった。

 ヒナリーナに対するあいまいな気持ちをある程度白黒させなくてはならない時がきた。コグレーンがせっせとコグリア国の訪問者と交流していた時、心配したヒナリーナが「自分をすり減らしてまですることじゃない」と忠告してくれた。
「せっかく来てくれた人たちだから、親愛の情を示したいんだ」
「それじゃ伺いますけど……」
 ピーチーズがいった。
「あなたの親愛の気持ちはネットの上で知り合ったすべての方々に質・量とも平等に注がれていますか? 私の『親愛』の念はどうしようもないくらい不平等ですよ」

 この次の彼女の言葉で、コグレーンは急に視界が開けたような錯覚に陥った。
「ネット上での活字の交換だけで『親愛』と『恋愛』を正確に区分するのは難しいですね。私は頼りない心の持ち主ですから、コグレーンさんがよっぽど毅然と、私を戒めて下さるお気持ちがないと怖くて会えない」
 それまで淡く映っていたネットの世界の風景が、突然原色に変わったように見えた。
「何が怖いかと言えば、好きになってしまう事が怖い。困りますよね……そんな事書かれても(苦笑)」

 困りはしなかったが、コグレーンがとっさに選んだ答えは無様なものだった。

つづく
第24話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第24話 恐怖のポートレート

《文:シナモン》 


 恋愛体質ではないコグレーンは、甘い言葉でピーチーズを喜ばせることはできなかった。それでも、これまでのようなグレーの関係に少しずつ色が付き始めた。

 ネットで知り合った二人が近いうちに会うことを前提としてやることといえば、一つは写真を送ってお互いの顔を知ること、もう一つは電話で声を聞くことだ。コッカラーノがブログのプロフィールに顔写真をアップしていたので、コグレーンはピーチーズの顔を知っていた。それでも「ブログのプロフは、特別写りがよいのを選んでいるものだから、会った時のギャップを感じないように」との配慮で、敢えてブスに写っている写真を何点か送ってくれていた。
 一方、コグレーンは画像をブログにアップしていなかった。その代わりに使っていたのは妹に書いてもらった似顔絵。これはやはりフェアではない。ポートレートを事前に送っておこうと心に決めた。

自画像イラスト
 ★前のブログで使っていたプロフの画像。

 仕事で東京タワーの近くに行ったとき、コグレーンは唐突に《ここで撮ろう》と決めた。久しぶりの恋の予感に、コグレーンは自意識過剰になっていた。少しは見栄を張りたい気持ちと実際に会った時にがっかりされたくないという気持ちの間で揺れていた。目の前にそびえ立つ東京タワーを見上げたとき、非日常的な場所で普段どおりの顔を撮影するのはナイスなアイデアに思えた。

 時々近くを通ることはあっても、東京タワーに上るのはずいぶん久しぶりだった。タワーのトイレに入り、鏡に向かってデジカメのシャッターを切った。寝不足で腫れた瞼をしていたが、モニターで確認して限りではまずまず普通に撮れているように思えた。

 その夜。同僚たちが帰ったあと、コグレーンは一人、職場のパソコンで画像処理の作業に取り掛かった。《ありのまま》とはいいながら、ほんの少し画像処理ソフトで加工しようとしていた往生際の悪いコグレーンだった。
 パソコンに画像を読み込ませ、拡大したポートレートを開いた。

 あれ?

 鏡の中に何かが写っている。

 髪の長い女性の顔だ。長い前髪の間からギョロリと大きな目を見開いてこちらを見つめている。女性はコグレーンと並んで写っていたが、どんなに目を凝らしても首から下がなかった。コグレーンの後に隠れているのではない。首だけが宙に浮いていた。

 そのとき、誰かがオフィスのドアを叩いた。コグレーンはドアに向かって確認したが、そこには誰もいなかった。毛穴が開く感覚がして両腕に鳥肌がたった。

 コグレーンはとりあえず自分のデスクに戻り、1分ほどパソコンの画面を見つめてから、すべての画像を削除した。
 それでもピーチーズとの約束は果たさなければならない。会社のトイレの鏡の前でデジカメのシャッターを押し、その画像をメールで桃に送ると、速攻で家に逃げ帰った。

 翌日。彼女からお礼のメールが届いた。

 「顔写真拝見しました。何だかとても疲れているようにみえます。体調は大丈夫ですか?」

(つづく)

つづく
第25話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m


ネット恋愛 コグリア国物語 第20話 妙な味の女

《文:シナモン》

 RYOの<カレ>は実在するのか?
 コグレーンが携帯メールでRYOにメッセージを送った翌日、彼女の日記には「昨日カレから電話がありました」で始まることが多かった。日記の中の<カレ>の言葉は、コグレーンがメールで送った文面と奇妙に一致していた。「電話がありました」を「メールがありました」に置き換えれば、ほぼコグレーンのメッセージと重なる内容と言えた。
 自分に向けられた言葉を拾い集めて、自分の頭の中にやさしい<カレ>を作り上げた哀しい女の子の姿をコグレーンは思い浮かべた。
 《一時の同情心に流されてブログ以外の交流を始めるべきではなかったのかも知れない》
 コグレーンは、自分のそんな思いが自意識過剰であることを願った。たまたまコグレーンと同じような言葉をかける<カレ>がRYOのパソコンの向こう側に実在していればいいと思った。

 2005年の夏―――コグリア国を建国して3カ月で同盟国は50を超えた。この頃、奇妙な雰囲気を持った女性が時々コグリア国を訪れるようになった。
 <ヒナリーナ>と名乗る女性は、前置きなしで、まるで旧知の友であるかのようにコグレーンに語りかけてきた。
 頭に?マークをつけながら、コグレーンはヒナリーナが残した足跡を頼りに彼女の元を訪れた。

 ヒナリーナは『ねん猫ショップ』というアフェリエイトを運営していた。まだ開店して日が浅いらしく、店にはあまり商品が並んでいなかった。商品がまったく並ばない日もあって、そんな時は、代わりに奇妙な味の文章が飾られていた。ネットで知り合った彼氏とのことを猫と飼い主にたとえたエッセーのような散文は、子どもの頃通った駄菓子屋のような懐かしい感じがした。
 プロフィールには、『病弱で外に働きに出られないけど、アフェリエーターとしてがんばるのでよろしくね』と書かれていた。住んでるところは大阪。やはり知らない人だ。しかし、ヒナリーナのブログはコグレーンの深層心理を微妙に刺激した。秋の気配を感じて「そうだ、京都いこう」と思い立つように、コグレーンはヒナリーナの文章に触れて「そうだ、たまにはコッカラーノの部屋をのぞいてみよう」と思った。

 コッカラーノの部屋はまだ空き家になったままだった。せっかく来たのだから――と書置きを残した。高原のペンションに置かれている『思いでノート』に「ミドリ、愛してる」と書くような気分で、「コグレーン参上 たまには空気を入れ替えないとカビがはえますよ」とコメント欄に書きなぐり、♪パラリラパラリラと立ち去っていった。

 そんなことをやっている一方、RYOとどのように交流していくか、コグレーンは数日間考えていた。コグレーンはそんなにストイックな性格ではなかったが、自分の中で許していないルールがあった。「相談に乗るよ~」と近づいていって、弱っている相手の心につけこんで女性をモノにする行為を軽蔑していた。高校のとき、まさしくこの手法で当時つきあっていた彼女を他の男に取られて以来、相談を受けている女性は恋愛対象から外すことを自分に課していた。
 かといって、自分の勘違いかもしれない理由で、一方的に交流を絶つこともできなかった。そこで、とりあえず《お兄さん》に徹することにした。

 「君のことは妹みたいに思ってる。これからはRYOちゃんと呼んでいい? カレと早く会えるよう応援するよ」と書き送った。

 病院と犬の散歩以外はほとんどパソコンの前にいるらしいRYOは、即レスが常だったが、この時は返事がくるまで丸一日かかった。
 「いいですよ。本当の兄とは仲良くないけど、新しいお兄ちゃんができて嬉しいです」

 コグレーンはほっとして、自分の王国で、活けた花たちの飾りつけに取りかかった。気がつくと一通のメッセージがメールボックスに入っていた。
 コッカラーノからだった。件名は「気をつかってもらってかたじけない」
 スクロールして、本文を読んだ。

 「ヒナリーナはわたしです」

 は?

つづく
第21話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第10話【あだ花】

《桃:文》

2ちゃんねるという暗黒世界の文化人類学(今は地理学・人類学という呼び方に変わったようです)というもっともらしい扉を開けると、

そこは雑言罵詈讒謗の広大な森。

華やかなようで湿度の高い世界。そんな森の片隅に、

ゆらゆら~と舞い落ちるはキノコの胞子か・・・?

揺らめきながら誰も訪ねた事のない未踏のマイナースレに

着地した幾つかの胞子達。

皆、こぞって名前は無し。

そんな光の届かない場所でも育み生まれいずるモノはあるのか?

やってみなければわからない。

「行ってみよう!やってみよう!」となっちゃんも言っている。

(出典:NHK教育TV)

胞子達のうちの一つが猫顔の首元の猫毛のあたりに着地しました。

猫顔とはすなわちコッカラーノの事。

第9話で御紹介した「猫顔フェチの方おられませんか?
」の中で、

その一つのコッカラーノの首元の猫毛に付着した胞子は、

その後もコッカラーノの気持ちをくすぐったくしながら、
メールへとコミュニケーションの基盤を移動させました。



今、思えば猫毛に付着するなどとは・・・余程ぬくもりに飢えていたのでしょう。

それはきのこ?そう幻覚を見させるきのこであった疑いが濃厚です。

“彼氏、彼女の仲になれる”というような幻覚です。

けれど、それは今だからこそ冷静に判断出来る事。


どうして人は孤独な時に温かな幻想に溺れようとするのでしょうか?

それはマッチ売りの少女がマッチを1本擦るごとに見た幻覚にも似ています。


人は時々ネットの上で幻覚を見せるきのこを拾い食いするものなのですね。

そして咲くは大輪のあだ花・・・愛と言うには遠いけれど

何故だかどんどんとこの二人はトランス状態に陥って行きました。



メール交換が始まってすぐにコッカラーノは自分の語り部の小屋の住所を

教えましたので、彼はコッカラーノの小屋を訪ねて、

コッカラーノのプロフの写真を見ました。

それなので自分も写真を送らなければ悪いと思ったのでしょうか?

ほどなくしてメールに添付して送って来た彼の写真は

ヒョロ~として痩せた若い二十歳を幾つも過ぎていない風な青年でした。



彼は当初メールでは、自分の事を「お兄さん」と表現していました。

お兄さんの思い描いたイメージは自分の心の領域に迷い込んだノラ猫を

「桃猫ちゃん」と呼び可愛がっているという様子でした。


しかし、桃猫ちゃんは聞いてビックリ!お兄さんは18歳も年下でした。
正直言えばコッカラーノは年下は苦手でしたが、

お兄さんが、なかなか頭の良い人であったので、

それほどジェネレーションギャップを感じる事もなく読書

(と言っても、ほとんど漫画)や恋愛論などで話は大変盛り上がり。

一時期は勢いづいて1日にお互い長いメールを3~4通ずつも

送り合うようになった事もありました。


「気が合うか?合わないか?」と言えば間違いなく気があった方でしょうが、

やがてお兄さんの口癖『トップオブプライオリティは勉強だから』の名の元に

この後、二人の間は知らず知らず斜陽に向かい始めます。


つづく
第11話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第3話

《文:桃》

関西出身であったコッカラーノは、根っからお笑いが好きでした。
テレビでお笑い番組もよく視ていたし、吉本新喜劇を視て育ったので、
お笑いの基本は、まずまず脳内に培われてありました。
調子の良い時には、今は亡き横山やっさんの霊を肩車しながら生きている
コッカラーノにとって、関西風の冗談の通じる人はリラックス出来る
故郷のような癒し効果をもたらしました。

ラクテーン地方で、コッカラーノに関西風お笑いの風を吹かせて下さったのが、
薔薇の大魔王でした。
薔薇の大魔王は薔薇を丹精込めて育てている心の優しい人でしたが、
ネットの上で優しい人と思われたいという欲が微塵も無い
大魔王は、時々は誰かと喧嘩をしながら、
天真爛漫に薔薇のハウスを開店しておられました。
クリスチャンディオールやエルメスなどと名付けられた薔薇達は皆、
すべて薔薇の大魔王の愛情の成果として
大輪の花をシーズンごとに咲かせていました。

コッカラーノが初めて薔薇の大魔王の薔薇ハウスを訪れた時、
その玄関先で目にしたものは、
何かのアニメ(今時風)の女の子の二つの画像で、
それぞれの下に「愛人1号」「愛人2号」という冗談が書かれてありました。
如何にも今時風のアニメだったのでコッカラーノは、
高校生の男の子なのかなと思っていました。
『それにしても高校生やのに、もう既に「愛人」を2人も持つドリームを
持つとは、オモロイやっちゃ!なかなかエエ根性してる」
と感じたコッカラーノは、掲示板にこう話しかけたのでした。

「愛人が二人もいるとは羨ましいですね。一人私にくれませんか?」

するとかえってきたレスはこうでした。
「2人どころかもっとおる。愛人を譲る事はでけへんけど、今、愛人17号が欠員になっているから愛人17号にしたってもええよ」

そんな事からコッカラーノは薔薇の大魔王に17号と呼ばれるようになり、
薔薇ハウスでは魔王が住む家のバスルームを
自分の部屋にあてがわれたのでした。

つづく
第4話へ


お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m

コグリア国物語 第1部 コッカラーノ編 第9話  2チャンネルの渚の休日

「恋愛におけるツカミは外見」という恋愛哲学を実践すべく、
自分の外見を看板にして、2ちゃんねるに板を作り、その種のマニアを集めて、
仕掛け網にする・・・
そんな馬鹿馬鹿しい作戦を実行したバカ女が昔、実在しました。

その名はコッカラーノ。
コグリア国物語の主役コグリア国王の相手役です。

「猫顔マニアの方おられませんか?」そんなタイトルの掲示板を作り、
そこで話された話題は、コッカラーノの思惑とは大きくそれて、
アイドルで猫顔なのは誰か?という事ばかりでした。
それに、集まった年齢層も、おそらく10代中心だったかな?

今、思い返せば・・・結果的には掲示板を作った者の思惑は、
どっかへふっとんで、
アイドルで猫顔なのは誰か?という事が、
語られ続けたとしても、
2ちゃんねるという場所は現実にはユーザー同士が、
まったりと、お喋りを楽しむ場所のですから、
そういう使われ方こそが、本来通りの2ちゃんねる掲示板の趣旨にあった
正しい使われ方だったと思います。
吐き違えておったのはコッカラーノの方でした。

ただ「2ちゃんねるを恋人ホイホイにしよう」だなんて、
冷静に考えてみれば、そんなゲスな思惑がうまくいくわけもないですし、
これはコッカラーノの恋愛汚点と言えますので
第9章「2チャンネルの渚の休日」はコッカラーノ自身の意思によって、
この小説から抹消されました。

恋愛にはマーケティング能力も必要かもしれませんが、
やはりマーケティングを行う場所柄というものは慎重に選ばねばいけない。
今更ですが、
コッカラーノは反省の意を込めて、そう語っておりました事を皆様にお伝えしておきます。

つづく
第10話へ
*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第8話【不死鳥を捕まえに】

《桃:文》

コグリア国王に煩悩があろうがなかろうが、それはともかくとして、

コッカラーノは孤独でした。

2005年2月にコッカラーノの愛した人は天国へ行きました。

コッカラーノが最後にその人に会ったのは2004年の11月。

目を閉じれば、その時、見た紅(くれない)に染まる海の落日を

瞼の裏に再現する事は出来るけれども、

いつもコッカラーノの恋は最後の恋だから、

そしてその人はコッカラーノの事を「最後の女」と呼んだから、

本当のところコッカラーノは、もうこれから先は愛も恋も無く

一人で生きていかなくてはならなかったのかもしれない。

しかし、その恋は不倫だったという事や、

生前、彼に二股を掛けられていた事が彼の死後に発覚という事もあり、

アヤーヤを初め何人もの人がコッカラーノに言ったのです。

「早く新しい恋人を見つけなさい。早く新しい恋をしなさい。そして悲しみを忘れなさい」と。

とは言え、もう全く若くもないし最近ではパソコンオタク化して、

世間様との接点がほとんど無いコッカラーノにとって、

そのような事は限りなく不可能に思えたのでした。

それでもやっぱり不思議な事に、一時は、泣いて泣いて泣いて

食事も喉を通らず眠る事も出来ず

立って歩く事すらままならなくなっていたコッカラーノも、

いつしか再び立ち上がり、少しずつでも自ら心の渇きを癒そうとするもので、

それが最初のうちは『小説を書く』という作業だったのですが、

だんだんと行動エリアを広げて行き、
そのうちまたネットの上をノラのようにうろつき出したのでした。

新しい恋を自分もまた求めていたと、
コッカラーノがハッキリ意識したのは

薔薇の大魔王との別れがあった後でした。

しかし、そんなものは楽天市場でも売っていないし、

出会い系で探すなどという地道な努力が出来るタイプでも無い・・・

というか出会い系での出会いに、

ほとんど信憑性を感じられないコッカラーノは、

人知れず作為的に最短コースで恋人を獲得する仕掛け網を考えました。

その方法が正しかったかどうかは今となっては疑問なのですが、

コッカラーノの恋愛哲学では「つかみは外見」という鉄則がありましたので、

まず自分の外見を好ましく感じる人を探さなければ、

話にならないと思い、そこから出発する事にしたのです。

で、その作戦を展開したのが、

どうした訳だか2ちゃんねるの文化人類学カテでした。

文化人類学的に自分の容姿が分類されるジャンルでの愛好家を

集める趣旨の掲示板
を作りました。

けれど計算外だったのは、どうも、そこに集まって来た人達は、

ただ単に

「芸能人で、そのジャンルに属するアイドルは誰か?」という話で

盛り上がりたいだけの人々だったという事でした。

コッカラーノにとっては、それはどうでも良い事でした。

だんだんと掲示板の運営に意欲を無くして行くコッカラーノでしたが、

何故か一人だけ、コッカラーノに積極的に話しかけてくる人がいました。

その人が一番最初に、その掲示板に登場した時に、

少しばかり身の上話をしていましたが、

その身の上話はこうでした。

「猫可愛がりしていた彼女と昨年の○月に別れて以来、猫という文字に過敏になっていたので、見過ごせずにこの掲示板へ引き寄せられてしまった」

うう・・・ん、猫猫ドキ!

コッカラーノ的にはキーワードはやっぱりコレしかなかったので、

「猫顔」をキーワードに文化人類学カテに掲示板を建ててみたのでした。

考えてもご覧なさいな。

「女優の誰それに似ています」なんていうありがちな

トークをしてみたところで、そんなのは見る人の主観にていかようにも

変化するものですから、後から「似てないじゃん(ムカッ!(>_<))」

なんて遺恨を残されるのは真っ平なので、

人類の容姿をキーワード検索するならば、

女優・有名人よりも獣(ケダモノ)に例える方が後腐れが無くて好ましく思えたわけです。

jё_ёjj エヘ♪

で、そういうコッカラーノの作為的に仕掛けた罠に、

なんとか一人だけ引っ掛かって、ヤッターヽ(*´∀`*)ノ

けっこうその人と楽しく話が盛り上がったし

先方からメールアドレスを送ってきたので、

ほどなくして交流の場は2ちゃんねる文化人類学掲示板より

メール交換に代わりました。

その時点では、まだ、たいして期待もしていなかったコッカラーノですが、
「写真を見たい」というので送りましたら、

ますます先方が熱くなったのは、気のせいではなかったと思われました。

おそらく男とは、やはり視覚的要素に弱い単純な生き物。

はてさて、コッカラーノが再び人を恋する情熱を取り戻す事は出来るのでしょうか???

灰の中から不死鳥のように

恋の情熱は生まれいずるのでしょうか?

恋

つづく
第9話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語 第6話

《桃:文》

ご主人様と奴隷・・・じゃなくて(汗)ご主人様と愛人ごっこ。

コッカラーノが薔薇の大魔王と、そんな無邪気な遊びをしていた

ちょうどその頃、

コグリア国王、コグーレンは自らのハート内イイヒト菌の抽出をして、
コグリア国の庭園を築く事に余念がありませんでした。
イイヒト菌、ワルイヒト菌、それは体内に誰もが多かれ少なかれ持っているもの。
(後ピロリ菌も成人の3人に1人が持っている)

簡単に言ってしまうと、
イイヒト菌が多すぎると、世間から信頼と尊敬を集める人になり、
ワルイヒト菌が多いと犯罪者になるだけの事でした。

ブログでは、その人間がどんな人なのかを、その人が語るか語らないかすら自由なので、
語る人は語るし、語らない人は語らないのでした。

本人の言葉で本人自身が語るのですから、
それを読んだ人が「ああ、そういう人なんだ~」と素直に思う事は、
たぶん、とてもスタンダードな事でしょう。

しかし、自分の内なるイイヒト菌の部分を語る人はいても、
その逆に、自分の内なるワルイヒト菌の部分をわざわざ語る人は稀だし、
もしそういった人がいたとしたら、

99.9%本名や顔写真、居住地などのプライベート情報は、非公開のまま語る事でしょう。

そして、その点、コッカラーノ自身に関して言えば、
自分はいい人か悪い人かというのをネットの上の第三者に
積極的に何かを語って判断してもらう必要性自体感じてはおらず、
ラクテーン地方でのコッカラーノの第一目的は「小説の発表」であり、
小説の繋ぎに「エッセイ」やらヘタクソなポエムやら載せる事があったとしても、
第一目的は変わらない。

「自分は人からどのように思われたい」という欲求は特になく、ただ小説を発表したいだけ。

自分が自分の語りべの小屋で語ったその結果、
人々が自分に、どんなイメージを持ったとしても、
自分の核になる部分は、それで変わるわけでもないから、
「私のイメージは、ご自由にお好きなようにお持ち帰りください」

そう自分を言い聞かしつつのヘボ小説創作活動でした。
「人にどう思われたいか」という事は概ね
コッカラーノには、お荷物なプライドに感じられたのでした。

さまざまなプライドを一杯背負って生きられるほど、
バイタリティも若さも無いコッカラーノでしたから・・・。

そんなコッカラーノでしたのに2回だけ自分のイメージに関する
人の感想を読んで怒った事がありました。

月日が経って振り返ってみると、
なんであんな事くらいで、そんなに怒ったんだろう???

と思うコッカラーノ
でしたが・・・(-_-;)

1度目は、ある読書好きらしい女性に
「多重人格症の連続殺人犯の小説」の主人公に例えられた時。

しかし、それは、ほんの冗談だったそうです。

あの時怒ったCさんに対しては、
その節はたいへんご迷惑をお掛けした事を申し訳なく大反省しているコッカラーノなのでした。

2度目に怒ったのは大魔王にコッカラーノの語りべの小屋の事を、
「遊郭か?!」(男をグルグル引き寄せてるの意?!)と書かれた時でした。

それで魔王とコッカラーノは長々とコッカラーノの小屋で
大喧嘩を展開していましたが・・・(すいません(^^ゞ苦笑)

今、冷静に思い返せば、魔王が、あの時、そう書いたのも、
おそらくコッカラーノがそう書きたくもなるような話題を、振ったからでしょう。

コッカラーノは先に大魔王のコメント欄で、
実に大魔王にとってクダラナイであろう事を書きました。

「コグーレンさんのブログへ行ってみた事はありますか?
コグレーンさんはカリスマブロガーですから魅力的なブログですよ」
コッカラーノがそれを書いた時の考えは超短絡的思考でした。
コグレーンさんは花あしらいをする人で魔王は薔薇を育てる人だから、
どちらもお花が趣味の一部なので、
気が合うかもしんないひらめき電球ロケット

この単純、短絡発想が、そもそもの小さな迷惑、大きなお節介グー

大魔王にしてみれば「自分の行きたい所があれば人に言われなくても勝手に行くし、
コメントしたけりゃ勝手にする」

そう言われてみれば超もっともです。
この余計な一言が大魔王を怒らせるキッカケになった一言なのではないかしら?・・・とコッカラーノは今、そう考えています。

コッカラーノが、つくづくその点に、気がついたのは、
コグレーン王に
「僕のリンク友の○○○さんに話かけてごらん。あの人と君ならば気が合うと思うから」
と懇意にされておられる風俗店でお仕事されているお友達の事を言われた時でした。

コグレーン王にしてみれば、
女友達が少ないらしいコッカラーノの為を思って勧められた事でしたが、
声や活字に出して反論こそしませんでしたが、
この時にコッカラーノが感じた不快感は、
たぶん大魔王が、かつて「コグレーン王に話しかけてみれば?」と
コッカラーノに余分な事を書かれた時に感じた不快感と
同質のものだったろうと今ならば、
考えが及ぶオバカなオバカなコッカラーノなのでした。

懺悔と共につづく

第7話へ


お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m

ネット恋愛 コグリア国物語 第11話【団塊の世代からの侮辱】


《桃:文》

タイトル:幻想を見せるきのこを拾い食いしても食中毒にならなかった事を祝ううた♪

たたんたんたたん たたんたんたたん たたんたんたたん うぅ!

たたんたんたたん たたんたんたたん たたんたんたたん にゃ!

あざとい罠をしかけたら 空飛ぶ絨毯降りて来た

今日は美味しい 今日は美味しい 妄想日

ほらほら~いろいろ落ちている

拾い食い 拾い食い 拾い食いは愉快だな

◇ネット恋愛は使用上の注意をよく読みご服用下さいm(_ _)m◇

コッカラーノにとって、同じネット上の接点とは言えど、

前々から知っていた人ではなくて、突然知った人を好きになる

感覚はやはり拾い食いに近い感覚だったのでございます。

むろん、お相手から見ても同じ事かと・・・。

その当時のふわふわした綿菓子のようなメールはもうOutlookに残っていません。

どうやらコッカラーノがいつの間にやら焼却処分してしまっていたようですね。

でも、もし残っていたとしても、やたらに、いちゃつき倒しているような、
メールなんて・・・楽しいのは当事者だけで第三者が見ても、
あほらしいだけではないかと思いますので、
そのメール交換の具体的な内容はカットしましょう。
さて、そのようなネット恋愛未遂にコッカラーノが浮かれていた頃と
同時進行のお話となりますが、
その頃、コッカラーノの語り部の小屋を訪ねて来る人の中に
よく素性はわからないのだけれど自称元出版社勤務の
関西地区在住の50代半ばほどの男性がおられました。

ハンドルは確か・・・ヤバンセ・・いや、オボンセ、いや、ボンガキタトテ

ナニウレシカローカタビラハナシオビハナシじゃなくて・・・
ジョセフ卿(←仮ハンドルなんで上の挙げた言葉とカンケーあれへん)という
フランスやシャンソン好きというのをモチーフにした
お国の城主でした。
ジョセフ卿もまた吟遊詩人との事で物語を紡いでおられました。
たまたまジョセフ卿が発表していた小説のテーマが
コッカラーノと同じく浦島太郎をモチーフとしたものであったという事で、
ちょこちょこコメントを交わすようになりましたが、
さりとて、どういう人なのかはコッカラーノにはあまりよくわかりませんでした。
そんな折り度々、ジョセフ卿の城から伝書鳩が飛ばされて来たのですが、
コッカラーノにとっては、そんなに度々、
手紙のやりとりをするほど親しい間柄ではありません。
適当にあしらっておきましょうと思っていたのですが、
ある時、見過ごせないような失礼な文面にコッカラーノは不快感で一杯になりました。

「本来は若い女性が好きだけれども、自分も
若い女性の方で相手にしてくれないオヤジ年齢の今となっては別に年増でもかまわない」というような意味合いの事が書かれてあったのです。

このオッサンに私、いつ、つき合って欲しいと頼んだ???

はぁ?はぁ?はあ???

コッカラーノの怒り爆発!!!

怒ったコッカラーノは大人気もなく暫し語り部の小屋の休業宣言をするのでした。

当時、頻繁にコッカラーノの小屋を訪れておられましたコグリア国王様が、
その一件を、ずいぶん御心配して下さり、
「その後ジョセフ卿からは何か言って来ませんか?」というメッセージを
下さったのは、その数日後の事でしたでしょうか・・・?


つづく
第12話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕  第14話【待っている。】

《文:シナモン》

じゅぴたー7

  コグレーンにとってコッカラーノは謎の多い女性だった。
 彼女の語り部小屋は不定期に営業され、訪問しても不在なことも多かった。そういう時は、ラクテーン地方以外に巡業に出ていることを後で知った。 コグレーンの《ホスピス花日記》は週に一度のペースで更新された。たまにコッカラーノから届くコメントは、他の同盟国から寄せられるものとは異質であったが、それだけに考えさせられる言葉が多かった。コッカラーノのコメントに対する返信にはある程度の時間が必要だった。

 ある日のこと。コグレーンが花日記を更新していると、珍しくコッカラーノがコグリア国で話しかけてきた。
「連絡が取れない友達がいるんです」 いま振り返ると、日記に関するコメントにしてはややピントがずれているとも思えたが、これに対してコグレーンはごく当たり前の返答をした。
「文を託せばよいのでは。あなたなら相手の心に届く言葉が紡げるでしょう」
「それは試みてみました。それでも返事がないのです」
「では……もう少し待たなくてはならないかも知れませんね。時が満ちれば必ず願いは届くと思います」

 しばらく沈黙が流れた。これで話は終わったと思われた。
 が、コッカラーノからの言葉は続いた。
「やはり…待たなくてはならないのでしょうか。仕方ありませんね。でも……わたしはこれまでもずっと誰かを待ち続けてきました」
「…………」
「前の彼が病に倒れた時も、わたしにできるのは待つことだけでした。わたしの方から連絡を取ることはできませんでした。そして彼は戻ってこなかった」
 思わぬ告白だった。コグレーンは返事に詰まった。まず考えたのは、これ以上の会話はコメント欄という社交の場ではすべきではないということだった。
 迷いながらもコグレーンは返事を書き始めた。
「話の流れから、辛い思い出を語らせることになって申し訳ありませんでした。この場でこれ以上語り合うのはやめにしましょう」
 そして、パソコンのメールアドレスを彼女に伝えた。
 ブログでも、リアルでもない語りの場が二人の間に生まれた瞬間だった。
つづく

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第1話

《桃:文》

ある所にラクテーン地方というバーチャルな共和国がありました。

その共和国の見晴らしの良い丘の上にコグリア国があり、コグリア国の王様は大変、心の優しい方で、争いを好まぬ方でした。

広い庭園には王様が育てた四季折々の花々が咲き乱れ、人々の心を和ませていました。

コグリア国へはラクテーン地方に住む誰でもが自由に立ち入る事が許されコグリア国に遊びに行くうちに親しくなった村人達や行商の者達もおりました。

ある時コグリア国の王はラクテーンの広大な敷地内で、

お喋りな鹿を追って遊んでいるうちに、

あるちっぽけな語りべの女の貧しい小屋を見つけられました。

王様は馬を下りて語りべの小屋に入ると、静かに空いていた席に腰を下ろされて、語りべの声に耳を傾けられたのでした。

王様にとって、そこで聞いた物語と語りべの声はお気に入りなもので、王様はすぐさま語りべにコグリア国へのフリーパス招待状を手渡されて

「是非とも我王国に来て下さい」と言い残し去って行きました。

それが語りべのコッカラーノ(女)とコグリア王コグーレンの初めての出会いでした。

ラクテーン地方は広く豊かな国で、そこへ住まう者達は皆、

砂糖菓子(言葉)を交換しあって親睦を深めておりました。

砂糖菓子は心という枯れる事のない井戸から誰もが

いくらでも汲み出せる事が出来ましたが

コッカラーノは必要最低限しか砂糖菓子を汲み出さない女でしたから

コッカラーノがコグリア国へ遊びに行った時にも、

身なりのみすぼらしいコッカラーノを気に留める者は、あまりおりませんでした。


つづく
第2話へ



お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m

ネット恋愛 コグリア国物語 第4話

《桃:文》

高校生ではなくて、本当はコッカラーノよりも年上だった

薔薇の大魔王はパイプと真っ黒な口ひげがよく似合う

がっしりした体格のガンダムマニアな人でした。


「まいどー。いらっしゃい。

悪口雑言罵詈讒謗、なんでもええっすよ。

殺し合いだけは、なるべくさけてね♪」
と優しい気遣いがある

薔薇の大魔王の掲示板で営まれた

秘密でも何でもないお気楽なコッカラーノの愛人生活は、

今はもう見る事は出来ません。

魔王を、ご主人様と呼びバスルームに常駐し18人(愛人達とご主人様)で

入浴したり、みんなでお弁当と、おやつ(1人200円までで前日に準備)

を持って遠足へ行ったり♪

ペットショップで首輪を買ってもらったり

(犬猫用の首輪の画像を実際に添付ファイルで送ってもらった)

首輪を付けられたまま放置プレーで半日待ったり、

お土産の「猫大好きフリスリー」を頬ばったり(←ご主人様が)

そのお返しにご主人様に首輪を付けて半日バスルームに放置したまま、

1人で神戸牛のサーロインステーキを食べに出掛けたり、、

ペロペロしたり、

「いかぬならいかせてみせようほととぎす」と

戦国武将の気持ちに想いを馳せたり、

掲示板にやってくる他の人達(主に中高年)は引きまくっておられましたが、

何処吹く風で延々続きました。

(もちろんバスルームなので年がら年中、裸という設定で)


その一方で、コッカラーノの語りべの小屋を訪れるようになった

薔薇の大魔王は、黒縁のメガネをかけて

原稿を催促に来る出版社の編集者に扮し、コッカラーノを

「先生」と呼び(サザエさんのいささか先生とノリ助のようなもの)

関西弁で書き込まれたコメント欄でのコッカラーノとの絡みは、

コント仕立てで一際異彩を放っていました。


現実には小説家でも何でもないノラなコッカラーノにとって

小説家に見立てられた「先生」という呼ばれ方は、

くすぐったいような勿体ないような、思い上がったヤツと

第三者に誤解されたらどうしよう・・・ (;´Д`)と

戸惑うようなものでしたが、

結局、薬局、放送局、

人がどう思おうとままよ~

たかがイチびったブログ上でのお遊びに過ぎないと

割り切ったのでした。

大魔王の編集者成りきりぶりは、なかなか念の入ったもので、

原稿が、いつまでも上がらない時には、

色々な地方名産の高級和菓子を手土産に持って来てくれたりしました。

コメントの数も他の人よりも圧倒的に多かったので、

ここでも傍目を気にせずに「己達(おのれたち)だけの世界」の様な

ごっこ遊びは延々と展開されたのでございます。

つづく



お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第2話

《桃:文》

コッカラーノがラクテーン地方に住むようになったのは、最初は古いネットの女友達に誘われたからでした。

コッカラーノのネットの古い女友達アヤーヤはもうとっくにネットから身を引いたようでしたが元々は”愛のジプシー”でした(笑)

アヤーヤはコッカラーノと同じで、
けっこう歳喰ってる割に(笑)可愛い顔してるので(←クソッ~腹立つけど認めてやるぅ~)
エサ的にプロフィール写真を出していたら寄ってくる異性は多々いましたが、
かと言って、やはりそこもコッカラーノと同じく
大人なんで、そないに軽くはありませんでした。

そないに軽くはなくても、
アヤーヤもネットの恋を何度か経験していましたが、もう卒業したそうです。

ラクテーン地方にコッカラーノが住み始めた目的は、当初、
けっこう長くなって来たネット歴を生かして書いた小説を発表する場を求めての事でした。

けれど、そのうちにコッカラーノのネットで出来た恋人が病気で死んだりもして、コッカラーノの魂もまた長らく彷徨っていたかもしれませんね。

コッカラーノは胸の谷間にいつも魂の小さな玉を挟んでいました。

その玉は哀しい時には青く

怒りに震える時には紅く

心穏やかな時には緑色に、

エロスな気分の時には薄い紫に色を変えました。

けれど、その玉は誰の目にも見えるものではありませんでした。

ラクテーン地方に住む、ほとんどの人は、もし何かの間違いでコッカラーノの小屋を訪れたとしても

それは「自分の家の展示物を見に来て下さい」というビラ配りが目的だったりする事も多く、
そういう場合そういう人にはコッカラーノの胸にある

魂の玉どころかコッカラーノの姿自体もまるで見えない、

いわゆる”アウトオブ眼中”なのでした。
コッカラーノの姿が見える人々とだけ、
コッカラーノはいつも語りましたが、
コッカラーノの小屋を訪問する人々の中でも、

とりわけ何人かの人にはコッカラーノの姿がよく見え、

コッカラーノの胸の谷間の玉さえも見える人々も何人かおられました。
その中に薔薇を賢明に育てる一方でアニメオタクでサーファー野郎の

薔薇の大魔王様がおられました。

つづく
第3話へ


お忙しいところ恐れ入ります。
←あなたの1クリックが励みになります。
いつも、すいませんm(_ _ )m

ネット恋愛 コグリア国物語 第28話【誰を待っているのか】

《桃:文》

ノラは誰を待っているのか・・・?

ノラは誰に懐くのか・・・?

ノラに手を差し伸べる人が

ノラを抱き上げて頬ずりする人が

現れては消えて行った。

ノラは何処まで行ってもノラ

行く手を照らす月明かりさえもノラの行き着く先を知らない。

「猫大好きフリスキー」と言うけれど
フリースキーの味を未だ知らず ノラ

賢い男のしとと、やたら色気はあるけどオツムの軽い女の組み合わせって・・・
そういえばその昔ケネディ大統領とマリリン・モンローっていうのがあったな。

(〃^∇^)o_彡☆あははははっそりゃあ、あまりにも過大評価 か。

ヒナリーナは18歳の時に職場の先輩(♂)に言われた事がありました。

「おまえは、ちょっとばっかり可愛いだけで教養や知性というものがまるで無いから
賢い男が敬遠するんだよ。教養や知性というようなものは、黙って座っているだけでオーラとなって溢れ出てくる。だから俺の妹なんて駅で電車を待っているだけで大学教授から話しかけられたりするんだ・・・以下延々と身内自慢(後略)」

その先輩は教員免許を持っているという事も自慢していました。
そんな事を言ってヒナリーナを虐めるのは
ヒナリーナが就職して間もない頃に、その先輩が、自分の
毛深い足のすね毛をさすりながらヒナリーナに近づいて
「すね毛の濃い男ってどう思う?」と聞いた時にヒナリーナが
「嫌いです」と即答し、
「俺、明日からすね毛を剃って来ようかな~」と言ってにやけていても
ヒナリーナが笑って取りあわなかったからなのでしょうが、
それにしてもヒナリーナは、そんなにも大昔の事が忘れられないくらいに
「馬鹿だから賢い男に相手にされない」という言葉に深く傷ついていたのです。

二昔も前のそんな他人の言葉が未だにトラウマになっていたのか・・・ヒナリーナは教養のある男性に弱かったのでした。
そして又、ヒナリーナは本を読んだりお話を作ったり絵を描いたりするのが好きでしたので、
昔から“自分には文系の人が合うのではないか?”という思い込みがありました。

コグレーン王は度々、自分は文系ではなくて体育会系だと言いましたが、
文筆業で食べている人に、そんな事を言われても、
ちっとも説得力が無く、
またブログでコグレーン王が公開して
大勢の人に驚かれていた“おうちの本棚に並んでいる本の量”は半端ではありませんでした。

そして見るとも無しに見ていたコグレーンの日記に付けられたコグリア国訪問者達のコメントは王の文才を「流石本職だけあって文章が巧いですね!」
と口々の褒め称えておられるという有様でしたから、
ヒナリーナにとっては、どうしてもコグレーンは文系で大卒の教養のある人に思えてならなかったので、
「僕と会いませんか?」と誘われた時には、そりゃあ悪い気はしなかったです。
それでも、すんなりと「はい!会います!」と言えなかったのには、
それなりの理由がございました。

つづく
第29話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

mixiの話題~mixiの窮屈な背景

mixiのコミュニティは、早く作った者勝ちという感じがする。
と言うのも同じようなテーマのコミュニティが幾つも重複しているが、
参加人数の多いのは必ず、作られた年月日が古い方のコミュニティであり、
管理人の気立てや、そのコミュニティの充実ぶりはあまり参加人数とは関係ないように見えるから。
そういう意味ではブログ村のトラコミュも同じかな?
どうも先住民の利というようなものがあるようです(^^;。

mixiの発足と同時か間も無くに作られたようなコミュニティは数千人の集客を誇っているものも少なくない。
そういった巨大コミュニティの管理人さんが、おおらかで優しい人の場合は嬉しいけど、
時々「顔文字絶対禁止」などわけのわからないキマリがあったり、
自分は自分のサイトや他のコミュを宣伝しまくりなのに、
他の会員がちょっとでもURLを貼ろうものなら鬼のように怒って、
削除したり抗議のメッセージを出して来たりする人もいて、独裁ぶりが目立つ事もある。

参加人数が巨大になってきたら、一人や二人の人間が不満を感じて辞めていっても
別にどうって事無いという考えが働くのだろうか?
そういった事があるので、私も非常に気を遣いながら慎重に参加させてもらっている。

そんな巨大コミュニティの中でも、比較的おおらかなのが音楽系とネットスキルインストラクター系のコミュである。
この2種類のコミュの管理人さんには、誉めてもらった事はあっても怒られた事は無くて、
有意義な情報であればURLを貼る事にも寛大である。

後、自分は人のページに足跡を気持ちの赴くままに付けるけれど、その足跡を辿って人が来ただけで
「自分のページに興味があって人が足跡を付けていると勘違いしている自惚れの強い人が多い」などと書く人もいて、
何気なく自分のページに付いた足跡を辿るだけで、なんやかや言われてしまうので気が重くなる。

又、mixiの足跡に関しては、ただ自分のページについていた足跡を辿っただけなのに、
ページの冒頭に「私は人のページの踏み逃げ常習犯ですが、人が私のページを踏み逃げする事は厳禁です!絶対にコメントを残す事!」
と書いている人もいて、足跡を辿った事を後悔する事もある。
ブログにおいても、どのような運営方針であろうと管理人の自由と言うのはよく言われる事であるが、
それならば、人の利用の仕方や運営方針も尊重すべきではないだろうか?

このような窮屈な背景があるので、一般的に『mixi参加はアクセスアップに利用する事が出来る』というが、
遅れて入った者には、さほどでも無い。

ただ私の場合は『便箋・封筒』と『年賀状』のコミュニティでプチ成功を果たしたので、
そこからのアクセスが多少はある。



お忙しいところ恐れ入ります。もし1クリック頂ければ励みになります。
強制ではなく任意です。まず見て下さった事に感謝!m(_ _ )m

ネット恋愛 コグリア国物語 第27話【低体温男の“はしか熱”下がる?】


《桃:文》

「トッププライオリティーは仕事と勉強」・・・
めったに届かなくなった携帯メールの文字列の中に
ヒナリーナが、その言葉を見た瞬間、TVでやっていた
女性週刊誌の特集『急増する低体温男』(恋愛に熱くなれない男)の話題と、
とてもしっくりと符合しました。
「Oh!ナイスマッチ!ヽ(*´∀`*)ノ 」と言っている場合ではありません。
そこには「ああ、これかな・・・?!」と冷静に思えるヒナリーナがいたのです。

そ言えば、お兄さんは、2ちゃんねるで初めて
カキコを交わした時から
「やらねばならん事が多すぎて、
忙しすぎて彼女に寂しい想いをさせ続けて別れる事になってしまった」
と話していたが・・・2~3日に1度、
2~3行の携帯メールを出す事すら出来ないと言うんであれば、
その彼女さんも夜桜お七もヒナリーナも誰も皆、
「いつまで待っても来ぬ人と死んだ人とは同じ事」と
思うのも無理はありません。

10月に入ってからは、もう一週間、
いや10日間携帯メールの一本も無いという有様が続いていました。
9月中に来た携帯メールでは何度も何度も、
「寂しい想いをさせて本当にごめんね」の言葉が繰り返しあったので、
ヒナリーナは健気にも
「大丈夫^^!男にとっては仕事が何より大切な事はよくわかっているから。浮気は絶対しないからね~」
と調子のいい事を書いていました。
それに対してのレスはすぐに来て
「ありがとう!!その言葉が何より嬉しいよ♪」という風でした。
その記憶がどうも胸に引っかかり、
手前勝手な事は出来ないという思いに囚われる事もありました。

しかし、それにしても“10日間携帯メールの一本も無い”という状況でも尚
待ち続けるというのはおかしい事のように思われたのです。
自分を猫顔と認識し猫に例えられて始まったこのネット恋愛ならば、
忠犬ハチ公のようになるのはやはりおかしいのだ
もはやこれまで・・・じょじょに、そんな感情に煮詰まってゆくヒナリーナの
2005年9月~10月のブログ生活の一番近くにいた人・・・
それがコグリア国王コグレーン様でした。

その間、毎日のように(新聞か?)コグレーンからのメールは途絶える事なく
続き、いつしかヒナリーナはコグレーンにだけは何でも打ち明けられるようになっておりました。
だからお兄さんがそんな御様子であった事も、すべてコグレーンには話しました。
ヒナリーナはコグレーンがネットの他の人にも、ちょいちょい恋愛相談を持ちかけられていると聞いていたので、
内心自分まで恋愛相談をするのは申し訳無いという思いもありましたが、
その一方でコグレーンが最初から自分に、
興味のあった事を察していましたし、メールの内容は別にその事以外にも
音楽や読書に関してと盛り沢山で活発に交換しておりましたので、
「ま、いいか~(^^ゞ」と考えてしまったのでございます。

2005年10月
「最早これまで」と思い始めたヒナリーナに、コグレーンがして来た提案は
「・・・では、僕と会いませんか?」というものでした。

つづく
第28話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

芸能人ブログのアクセス数の100分の1

夕べなんとなく「ジャンプ ○○中」という番組を見ていて、芸能人の1日のアクセス数が100万以上あると聞き、ここのアクセスがまだその100分の1しかない事を知りガッカリだよ~。
天竺を目指す三蔵法師御一行の道のりよりも遙かにまだ、遠いように思う。
しかも三蔵法師御一行は4人いるのに、ここのブログは1.3人くらいいかいないし(働きマンのシナモンさん長期お休み中)

そんな事は、さておき、第2部の「ジャンプ 執筆中」ではブロガーメンバーにショコタンの姿は無く・・・『もしや前ブログの女王、真鍋かをり様に気ぃを遣ったのか?』
とも思われたが、
アメブロから若槻様と辺見様の2名も!参加していたので、
芸能界とアメブロのパイプの太さを見せつけられた。

働く女性のラブストーリーというテーマでのリレー小説でのブロガーチーム作品は、
定番なストーリーで率なく纏まっており、文章の方も流石に皆さん書き慣れておられるだけあってこなれていた。

オリラジチームの方はチュートリアルの徳井さんの書き出しが凄く面白かったんだけど、
最終的にオリラジのあっちゃんがお笑いテーストにしてしまい、テーマから大きくズレたものになったけど、お笑い至上主義の私としては、その方がポイントが高い^^。




お忙しいところ恐れ入ります。もし1クリック頂ければ励みになります。
強制ではなく任意です。まず見て下さった事に感謝!m(_ _ )m


相互リンクでアクセスを減らす(ジオログ第一回配信記事)

ジオログでブログを一つ作っておいた。
間違いだらけのアクセスアップとSEOを検証する
というクソ生意気なタイトルにした。
検証出来るほど自分に知識と能力があるとも思えないが(笑)
それでもアメブロでは幼稚園児が本物の自動車を運転するような無茶で危険なアクセスアップをしている人々で溢れかえっているので、
そういう立ち位置と比較すれば私の方が幾分はマシだと思うんで。

ブログラバーでアクセスUPやSEOの事を書くのは慎みたい。
でも、アクセスアップ関連では、ちょっとメモ書き的に記しておきたいような、
気掛かりな事もあるので、作ってみました。
忙しいとつい更新を忘れるんだろうけど・・・。

アメブロ用あざといソフト楽々ペタ付けツール?(Vector)


Vectorで売っているアメブロ用あざといソフト。
何はともあれ、来年の1月の半ばにはGOODも無くなる事ですから、
アメーバブログ楽々Good付けツール 《お支払い》(12,705円)
は売れなくなりますね。
アメーバ事務局さん、もしや、
この件への対処の為に「みんなのテーマ」を廃止されたのでしょうか?
もしそうならご英断だけど、
GOODの制度だけ無くしたら、それで良かったような気もしますが。

しかしまだまだ
アメーバブログ楽々ペタ付けツール 1.00 《お支払い》(10,605円)
アメーバブログ自動読者登録ツール 1.00 《お支払い》(10,605円)
アメーバブログ自動アメンバー申請ツール 《お支払い》(6,405円)
アメーバブログ自動コメント書き込みツール 1.00 《お支払い》(10,605円)

などは働き場所を失ってはいないわけですね。

mixi用のものでミクペタというものも売っているようですが、
こういうものを買う人がいるんでしょうかしら?
売る方は儲ける為なんでしょうけど買う方の目的がさっぱりわかりません。



お忙しいところ恐れ入ります。もし1クリック頂ければ励みになります。
強制ではなく任意です。まず見て下さった事に感謝!m(_ _ )m


アクセスアップ纏めエントリー

このブログは「アクセスアップ」をテーマにやっているブログではありませんので、
もうアクセスアップについて書く事からは、だいぶ前に足を洗っていたのですが、
昨日、アクセスアップをテーマにブログをされているサイトさんからアクセスアップ関連の質問状を頂きました。
(もしかしたら私がコメント欄を閉めていたのでメッセージという形でしか質問出来なかったからかもしれません)

それで一応、過去に書いたアクセスアップ関連の記事を纏めておく事としましたのでもし宜しければ参考にされて下さい。
でも、本当にこれで最終回にさせて下さいね。
繰り返しになりますが、このブログはアクセスアップをテーマにしているブログではありませんので、
自ブログのテーマ以外の事についてしきりに書く行為は、イレギュラーな行為として当ブログのSEO上マイナスポイントなってしまいますから。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

さて、纏めの前に、アクセスアップでよく間違われやすいポイントをいくつか整理しましたので、
ここにそれを箇条書きにしておきます。意外な事も書いていますが、一時的ではなく長い目で見たアクセスアップについて書いていますので、その場しのぎの方法をお求めの方には向きません事を予め、ご了解下さいますように宜しくお願い申し上げます。

一.アクセスアップする為にはペタは閉じる。
ペタなんていう手動の内職的で効率の悪い事をコツコツやっているうちに、
真に効果のあるアクセスアップに向ける貴重な時間を浪費してしまっているから。
ペタはあくまでコミュニケーションのツールですよ。

二.無差別な読者登録申し込みはしない。
無差別な読者登録申し込みは「読者登録スパム」と呼ばれコメントスパムやトラックバックスパムと並び、嫌がられる行為の一つである。
そんな迷惑行為により一時的にアクセスが増えたとしても、自サイトの信頼を失墜させる結果となり、
自サイトの品格を貶めて良質な将来のリピータ訪問者達を遠ざけるだけである。
(現在上位ブログになっている人の中には過去にこれをやっていて今はサイトの体裁を整える為にやめている方もおられるが、本当に賢いユーザーは、そんな事には、ごまかされません)

三.交流からアクセスアップを図ろうなんて甘い。交流を取るならアクセスアップは諦めろ。
交流は交流、アクセスアップはアクセスアップです。
そりゃあ交流を媒体としてもある程度はアクセスは伸びるでしょうが、必ず行き詰る日が来ます。
それを乗り越えて行けるような人物が、日々まったり~と交流していると本気で思われますか?
第一線でバリバリ行くブロガーなんて所詮孤独なもんでしょう。

*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆この下過去記事纏め*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
☆の数は自己診断ですので責任は持てませんよ(笑)

アクセスアップとブログの品格☆☆☆☆☆
無料ダウンロードというキーワードで書く・作る☆☆☆
アクセス冬枯れ物語☆☆
身の丈にあったキーワードを選ぶ☆☆☆☆
アクセスUPから見た無料ブログサービスの選び方☆☆
検索にヒットする言葉
SEO PV4桁から5桁への祈りを込めて
アクセスアップ プ!ワロタら負けよ(´∀`)☆
アクセスアップ GoogleのPageRankを活用する☆☆
最終回 ブログを持たない層に働きかける

ここに挙げた以外にも、参考になるような記事は極たまにですが、このブログのテーマの「その他」のところに混じっている事もあります。
ここには当たり前過ぎて書いていませんが、何よりも大切なのはリピーターの獲得です。
リピーターを獲得する為には内容の充実した記事や面白い記事、人様のお役に立てる記事を書いて下さいね。

SEOで私がとても勉強になった本
検索にガンガンヒットさせるSEOの教科書/渡辺 隆広

¥1,764
Amazon.co.jp

検索にガンガンヒットするホームページの作り方―SEO(検索エンジン最適化)テクニックで効果的にPRしよう/渡辺 隆広

¥1,680
Amazon.co.jp

ネット恋愛 コグリア国物語 第32話【金の時計台】


《桃:文》

ネット恋愛というものが、
砂浜の波打ち際で素足を浸して、寄せ来る波とチャプチャプと戯れ
海の感触を僅かに感じ取っているものだとすれば、
ネット恋愛をネットから抜け出した本当の恋愛にする事は、
波を被りながら、どんどんと沖の方へ泳いでゆき
更に潜水し、それまで目で確かめる事が出来なかった海の中の様子を
自分の目と身体で体感する事かもしれません。

秋もたけなわ。
コスモスが盛りの頃となっていました。
神戸から名古屋へは新幹線でほんの小一時間で着きました。

家を出る前にヒナリーナは携帯の写メでもう一度自分の写真を撮りました。
家の洗面台にはヒナリーナのお洒落着姿が水色のゼニム地のスカートまで含めて写っていました。鏡に向かってカシャ☆
それをコグレーンの携帯に添付して送ると
「可愛いよ」と言う言葉が戻り・・・7割くらい安心しました。
当日

待ち合わせは金の時計台。
コグレーンのお仕事が終わるのが
夜になるという事なので7時くらいの約束でしたが、
ヒナリーナは名古屋に行くのは初めてだったので嬉しくて
2時間くらい前に既に目的の場所へ到達してしまいました。

金の時計台のある場所を確認し、その後2時間をさてどうして過ごそうか?
取りあえずコグレーンが予約して下さったホテルへ向かうと
フロントへ荷物を預けてハンドバック一つ持って
名古屋駅周辺をうろつきました。
途中、駅ビルの中の喫茶店で一人でコーヒーを飲んで時間を潰しましたが、
なかなか7時になりません。
方向音痴なので、あまり遠くへは行かず、
同じところをグルグル回って迷子にならないように気を付けながら、
やがて15分前くらいには一度、金の時計台へ行きましたが、
まだ来ていないようなので、
金の時計台がガラスの壁越しによく見える高島屋の1階エレベーター前に
ある休憩用の椅子に座って時計台の方をぼんやりと眺めておりました。

いよいよ決戦の時・・・いや・・・果たし合いでは無い(*^-^*)ゞ

暇だなぁ・・・と思う気持ちと
出会ったとたんに気まずい雰囲気になったらイヤだなぁ~
という不安が入り交じって、
約束の時間の数分前に高島屋を出て、そろ~りと
時計台前の20メートル手前まで行きました。
コグレーンには「絶対に先に見つけてください」と言ってあったので、
自分が先にコグレーンを見つけてはダメなんだけど、
ちょっとだけ先に見つけたいという気持ちもあって、
それらしい人がいないかとその位地から
時計台の前にたむろする人々を目の端っこに映しながら
ゆっくりと歩みを進めると「あっ!あれだなきっと~」と思う人が
ヒナリーナの左斜め前方10メートルほどのところを横切りました。
でも横顔がチラリと見えただけで顔はハッキリ見えませんでした。

よしよし、このまま時計台の前に進んで
気付いて貰おう・・・ドキドキドキ。
俯き加減で時計台より6メートルほど手前で
時計台へ横顔を向けてじっと立っていると
そっ~と顔を覗き込む人がいました。

目の前に花形みつるのような長い前髪の大きな目の人が立っていて
「あのう・・・桃さんですか」と顔を覗き込む姿勢のままで
尋ねていました。
至近距離であまりにも目が大きかったので
ほとんど目しか見えませんでした。
「はい」緊張した面持ちのままで答えると
その後はたぶん月並みな「はじめまして」という挨拶だったのでしょうが、
ヒナリーナはその時、
どんな挨拶を交わしたのかよく思い出せないのでした。
それと言うのもたぶん、
その時の挨拶は口が自動的に動いて喋っていただけというような感覚で、
そんな事よりもその瞬間に
「相手は自分の事を初めて見てどう思ったんだろうか」そればかりが気掛かりだったのです。
ヒナリーナがそんな事を考えていた瞬間、コグレーンは何を考えていたのかは
ヒナリーナにはわかりませんでしたが、挨拶もそこそこに
「行こうか」そう言ったかと思うと次の瞬間にはコグレーンは
「よし!手を繋ごう」と言ってヒナリーナと手を繋いで歩き出していました。
会ったばかりの人と会った数秒後には手を繋いで歩き出しているというのは
とても不思議な感覚でしたが
コグレーンの手は大きくて温かでした。

つづく
第33話へ

*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
もし万一、この作品で楽しめましたら1クリックを!m(u_u)m

警視庁:あぶない!出会い系サイト


「犯罪者が中高生を狙っています」そうです。
冬休み前に保護者の方もよく読んでおいてください。

警視庁:あぶない!出会い系サイト

出会い系サイトでよく使われる言葉(用語集)

キーワード調査☆携帯VSモバイル・デコメールVSデコメ

モバイル の検索結果 約 9,450,000 件
モバイル 素材 の検索結果 約 922,000 件
モバイル素材 の検索結果 約 1,090 件
モバイル名刺 の検索結果 約 955 件
名刺モバイル の検索結果 約 613 件

携帯 の検索結果 約 24,800,000 件
携帯 素材 の検索結果 約 1,650,000 件
携帯素材 の検索結果 約 1,650,000 件
携帯名刺 の検索結果 約 598,000 件
名刺携帯 の検索結果 約 597,000 件


携帯の勝利。
この検索結果から見えて来たこと・・・やはり日本人は携帯の事は「携帯」と書き書きする
という事。
気取ってモバイルとか書き書きしてみたってしゃーない。

ついでに調査↓
デコメール の検索結果 約 191,000 件
デコメ の検索結果 約 1,140,000 件


デコメの勝利。
やはり略語が元の単語を大きく超えている。
プロフィール

桃

Author:桃
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。