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ネット恋愛 コグリア国物語 第4話

桃:文》

高校生ではなくて、本当はコッカラーノよりも年上だった

薔薇の大魔王はパイプと真っ黒な口ひげがよく似合う

がっしりした体格のガンダムマニアな人でした。

「まいどー。いらっしゃい。

悪口雑言罵詈讒謗、なんでもええっすよ。

殺し合いだけは、なるべくさけてね♪」と優しい気遣いがある

薔薇の大魔王の掲示板で営まれた

秘密でも何でもないお気楽なコッカラーノの愛人生活は、

今はもう見る事は出来ません。
魔王を、ご主人様と呼びバスルームに常駐し18人(愛人達とご主人様)で

入浴したり、みんなでお弁当と、おやつ(1人200円までで前日に準備)

を持って遠足へ行ったり♪

ペットショップで首輪を買ってもらったり

(犬猫用の首輪の画像を実際に添付ファイルで送ってもらった)

首輪を付けられたまま放置プレーで半日待ったり、

お土産の「猫大好きフリスリー」を頬ばったり(←ご主人様が)

そのお返しにご主人様に首輪を付けて半日バスルームに放置したまま、

1人で神戸牛のサーロインステーキを食べに出掛けたり、、

ペロペロしたり、

「いかぬならいかせてみせようほととぎす」と

戦国武将の気持ちに想いを馳せたり、

掲示板にやってくる他の人達(主に中高年)は引きまくっておられましたが、

何処吹く風で延々続きました。

(もちろんバスルームなので年がら年中、裸という設定で)

その一方で、コッカラーノの語りべの小屋を訪れるようになった

薔薇の大魔王は、黒縁のメガネをかけて

原稿を催促に来る出版社の編集者に扮し、コッカラーノを

「先生」と呼び(サザエさんのいささか先生とノリ助のようなもの)

関西弁で書き込まれたコメント欄でのコッカラーノとの絡みは、

コント仕立てで一際異彩を放っていました。

現実には小説家でも何でもないノラなコッカラーノにとって

小説家に見立てられた「先生」という呼ばれ方は、

くすぐったいような勿体ないような、思い上がったヤツと

第三者に誤解されたらどうしよう・・・ (;´Д`)と

戸惑うようなものでしたが、

結局、薬局、放送局、

人がどう思おうとままよ~

たかがイチびったブログ上でのお遊びに過ぎないと

割り切ったのでした。


大魔王の編集者成りきりぶりは、なかなか念の入ったもので、

原稿が、いつまでも上がらない時には、

色々な地方名産の高級和菓子を手土産に持って来てくれたりしました。

コメントの数も他の人よりも圧倒的に多かったので、

ここでも傍目を気にせずに「己達(おのれたち)だけの世界」の様な

ごっこ遊びは延々と展開されたのでございます。

つづく
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プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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