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映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ・感想

映画ネタバレ~邦画のご紹介です。

映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ・感想


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映画 徳川女刑罰史 概要



1968年公開の日本映画。
監督:石井輝男
脚本:石井輝男/荒井美三雄
配給:東映
ジャンル:時代劇/エログロ
上映時間:96分

石井輝男監督の『徳川女系図』『温泉あんま芸者』に次ぐ異常性愛路線の3作目。
情のある与力・吉岡頼母の目を通して、オムニバス形式で、江戸時代の事件と、その犯人とされる女に課せられた刑罰を見せる。
宙づり縛り、股裂き、全裸木馬責め、三段斬り、串刺し、局部責め、どじょう責めなど想像を絶する徳川女刑罰の数々を忠実に再現した衝撃作。
全編の三分の二が拷問・刑罰・愛欲シーン。

映画 徳川女刑罰史 ネタバレ・あらすじ



《導入部のナレーション》
悪に対する報いが重視された江戸時代には、刑罰は極めて過酷で残酷であった。

《何種類かの女囚の処刑シーン》

徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 起》
おみつ(橘ますみ)は黒門町、吉兵衛長屋に住む18歳の娘であった。

ある日、おみつの兄で大工をしている新三(吉田輝雄)が、大怪我をして、住まいの長屋へと運び込まれる。
近所に住む呉服屋の大店の主人、巳之助(上田吉二郎)の手配で、江戸でも指折りの名医と評判の医者(芦屋雁之助)が診てくれる事になった。
だが、それは、おみつを妾に迎えたいという下心あっての事だった。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 承》
名医に診てもらって、兄は命は取り留めたが、大怪我なので働きに出るのは当分は無理であり、
収入が途絶えて、暫くは、おみつの仕立物の内職で、家計を支えてゆくしかなかった。

そんな折、巳之助が、おみつを妾に迎えたいという申し出への返事を再三、迫ってくる。
しかし、おみつを心から大切に思っている新三は、けっして首を縦に振ろうとはしなかった。

だが、おみつの方では、兄の身体を治すためにはまだまだお金が掛かるので、どうして良いものかと思案に暮れていた。
そんなおみつを兄の大工仲間の権造(沢彰謙)が
「願ってもない玉の輿じゃねえか!お前の返事ひとつで治る体も治らなくなる。それに、今までにかかった金は、女郎に身売りしたって返せる額じゃない。」
などと言って追い詰めるのだった。
おみつに選択の余地はなく、兄には内緒にして、一旦は巳之助の申し出を受けようと決意する。
けれども…いざ、その時になって、巳之助が迫ってくると、おみつは我慢出来ずに逃げ出しそうになるが、
巳之助に「兄さんの命がどうなってもええんか?!」と脅されて、泣く泣く体を預けてしまう。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 転》
そんな辛い出来事の後、帰宅したおみつ。
兄には、自分を犠牲にした事は隠しておきたかったおみつであったが、
新三は敏感に、みつが自分のために巳之助に体を汚されて帰って来た事を察していた。

泣き崩れるおみつ。
新三は怒りに震えて、道具箱からノミを取り出すと、不自由な足を引きずりながらも権造と巳之助に復讐しに行こうとするのだが、
おみつが必死にそれを引き止める。
新三とおみつが、行く、行かないで揉みあっているうちにノミの切っ先が、おみつの指先を傷つけてしまった。
それを見て、慌てて、布団の上に両膝を付き、血が出ているおみつの指を強く吸う。
おみつの深い自分への愛情を知って、新三はいたたまれなくなり、おみつを強く抱き締めた。
そして…新三は、おみつを抱えたままの姿勢で布団の上に倒れ込むと、
「おめえの事を、ただ妹としてではなく、女として愛している。例え畜生道に落ちても、おめえ無しでは生きられねえ。」と、
これまでずっと胸の内に秘めてきた想いを告白する。

唇を重ね…畜生道へと落ちて行った二人。

その夜以来、新三は、布団の下に刃物を忍ばせて寝ていた。
「もしまた自分が、巳之助に抱かれに行くような事があれば、兄は自殺してしまうだろう」と思ったおみつは、
ずっと巳之助の家を訪ねる事はなかった。

この状況に巳之助は痺れを切らしていた。
「こうなったら女の家へ、こちらから出向いた方がいい」と、巳之助の手下と権造が嗾ける。
「それにしても病人が邪魔だす。」と巳之助が言うと
「足腰が立たないんだから心配ない。ヤツの目の前でもう一度、してしまえば、ヤツも諦めて、妹を金づるにするようになりますよ。」
と、無責任で人でなしな事を嗾けるのであった。

その日、すっかりラブラブムードで、手を握り合っていたおみつと新三。
そこへやって来た巳之助は、二人が近親相姦の関係であった事を知る。
それはすなわち、この兄妹の弱みであったから、巳之助は、それを利用して、権造に唆されたように、
新三の目の前で、おみつを手籠めにしてしまう。
新三はこの耐え難い仕打ちに、布団の下に忍ばせた刃物を取り出し反撃しようとしたが、どうにも立ち上がる事もままならず、
心が押し潰されるような思いでジッと堪えていた。

《徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」ネタバレ 結》
それから数日後、おみつが出先から戻ると、新三は、ノミを自らの喉に突き立てて自死を図っていた。
驚いて駆け寄るおみつ。
出血多量ながら死に切れない新三は、おみつに「もう助からない。早く楽にしてくれ。」と懇願する。
泣き縋るおみつに「俺さえいなければ畜生道から抜けられる。」と新三。
「兄さん、畜生道でも、みつは本当に幸せでした。」と泣きながら言うおみつ。
苦しむ新三の自分を見る目つきが、愛憎に満ちている事に居たたまれず、みつは衝動的にノミを抜いた。
夥しく吹き出る血に驚いて、みつは自分の着物の袖で傷口を塞ぐが、新三は薄れる意識の中で
「みつ、すまなかった。幸せにな…好きだ。好きだったぜ。」と言い残して息絶えた。

おみつは「あの人たちに騙されて兄さんを悲しませるような事をしたから、こんな事したんでしょう!
みつが馬鹿でした。」と後悔の言葉を口にしながら、兄の亡骸に縋り泣いていた。

そこへ巳之助がやって来て、おみつは激高し「兄さんを殺したのはあんただ!」と言って新三が使ったノミを持って切り付けた。
顔を血塗れにして外へと逃れる巳之助。
尚、追いかけるおみつ。
外にいた町民たちが、異変に気付いて巳之助を避難させた。

この事件は、たちまち奉行所の知るところとなり、
おみつはお縄となり、与力・南原一之進に裁きを受ける。
罪名は養父、巳之助(←巳之助が言い逃れるために、そう話した模様)と共謀して兄を殺害の罪と、兄と畜生道へ落ちた罪だ。
「畜生道へ落ちていたと言うのは真実なのか?!」と、サディステックな与力・南原一之進(渡辺文雄)は、おみつがそれを認めるまで、
手下に竹刀で打たせた。
おみつは兄の名誉を守ろうと、激痛に耐え黙秘を貫いていた。
おみつが気を失うと、南原一之進は自らが竹刀を持ち、満身の力で、おみつを幾度となく打ち続けた。

そして結審の日、この日、おみつを担当したのは、温情派の与力・吉岡頼母であった。
平伏した姿勢から、顔を上げて、吉岡頼母を見た時、おみつは、その面差しと声までもが亡き兄にそっくりである事に驚いていた。
吉岡は、おみつが連日の拷問に耐えた事を労った。
続けて吉岡は落ち着いた様子で切り出す。
「その方の兄殺しの罪は、無理からぬ事情もあり遠島(島流し)で済む事となった。が、畜生道の方は、もし事実であれば死罪獄門を免れぬ。
この点に関してはどうか?」
おみつは、連日、黙秘を続けて来たのだから、それをここで否定する事も出来たのであるが、
ここに来て、兄に似た吉岡の優しさに触れ、この方になら何でも言ってしまいたいという思いが生まれる。
「おそれながら、その事は事実でございます。」と告げるおみつに、出来れば命は助けてやりたいと思っていた吉岡は困惑し、
「その方、連日の責め苦で頭が混乱しておるのではないか?覚え無しと告げれば、死罪は免れると申しておるのに!」と言う。
しかし、おみつの気持ちは変わらず、それでも新三の名誉は守るがために
「新三兄さんが、怪我で体が利かぬのを幸いに無理やり畜生道に誘い込んだのはこの私でございます。」と告げた。

これにより、おみつは、市中引き回しの上、水磔(満潮時に、首か肩の辺りまで水に漬かる高さで十字に逆さ縛りにし、海の中へ放置する。)の刑に処された。
吉岡は疑問に思う。
「近親相姦は天下の御法度。しかし、このように罪人の苦しみを長引かせるような残忍な刑が果たして相当するだろうか。」と。


徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 起》
珠光院へ京都の本院より、院主(寺院における最上位の住職)代として玲宝(賀川雪絵)と付き人の燐徳(白石奈緒美/経歴)がやって来た。
この二人は実はレスビアンの関係であったが、未だ男を知らない玲宝の胸の奥底には男に対する憧れがあった。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 承》
珠光院に隣接して男寺が建っており、それぞれの寺の僧は、
境目に建つ二体の仏像を越えて行き来してはならないという暗黙のルールがあった。
ところが、玲宝は、この境界を越えてやすやすと行き来する男寺の住職、春海という僧を見る。
この時、燐徳は、春海を見た玲宝の物欲しそうな目付きから、
玲宝の気持ちが自分ではなく春海に向いている事に気付き危機感を持った。

ある日の事、玲宝は、春海と珠光院の尼僧、妙心(尾花ミキ)の逢引きを覗き見て激しい嫉妬に駆られる。
そこで玲宝の取った行動は、春海に対する脅しである。
最も、玲宝が春海に言った「仏門の掟を破れば厳しい刑罰が与えられる。」と言うのは、本当の事で、
妙心を本心から愛していた春海は、妙心に罰が下る事を恐れて、玲宝から目こぼしして貰うために絶対服従を強いられる。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 転》
「心より改心すると誓うなら見逃さぬでもない。」と最もらしい事を言いつつも、玲宝が狙うのは春海の身体。
玲宝は、懺悔のための祈りと称して、春海に素っ裸での滝の中での行を命じるが、
それは春海の裸身を見るため。
そして煩悩が断てたかどうか調べるためと嘘を言って、自分も彼の目前で着物を脱いで裸体を晒す。
そんな玲宝の態度から春海も、玲宝が何を望んでいるのかを悟り、それで許されるのならと、玲宝を抱いてあげる。
事が済んで、恥じらう玲宝の気持ちをよそに「妙心を助けるためにした。」と告げる春海。
春海の心が未だ妙心にある事を知り、妙心に嫉妬心を燃え上がらせる玲宝であった。

珠光院に帰った玲宝は、尼僧たちに妙心の罪を話すと、裸にして縄で縛り上げて、水を張った大壺に下半身を入れて、
そこへ夥しい数のドジョウを流し込むという拷問をした。
その後「男を忘れるならば許してやる。」と、妙心に告げるが、妙心は頑なに「嫌です。あの方を忘れる事は出来ません。」
と言い張るので、次は性器に、唐辛子を大量に詰めるという拷問に処す。

その夜、妙心の身を案じて、珠光院へやって来た春海。
プライドを踏みにじられたという身勝手な思いから、春海にも憎しみを募らせていた玲宝は、
春海の目の前で、妙心を拷問に掛ける。
ただ、この拷問を実行する前にも「この女を忘れるのならば許す。」と告げて、許されるチャンスを与えたつもりだったが、
春海も妙心も、けっして諦めるとは口にせず、女性器に焼けた鉄の棒を突っ込むという酷い拷問が実施されたのである。


《徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」ネタバレ 結》
さて、この玲宝の残虐な拷問の事を知った珠光院の老尼僧が、若い尼僧に「奉行所へこの事実を知らせるように」と指示するが、
その時は既に、妙心は息絶えていた。

残された春海は放心状態になる。
その傍へ行き、尚も、春海を口説く玲宝であったが「人間ではない。地獄へ落ちろ!」と言われ冷たくされると、
またしても逆上し、傍に落ちていた刃物で春海の首を切り落とす。
その切り落とした首を愛しそうに抱き締めて「春海様…これで、やっと私一人のものになりました。」と言う異常ぶり。


ほどなくして、若い尼僧が、御用提灯を掲げた奉行所の者たちを連れて来た。
春海の首を左手に抱きかかえ、右手には刃物をかざして抵抗した玲宝を取り囲み役人たちがお縄にしようとした瞬間、
玲宝は自分の脇腹を刺して自害。
玲宝を愛していた燐徳はショックのあまりに気が狂う。

数日後、妙心の拷問や殺害に加わった尼僧たち5名の磔刑が行われる事になった。
この時「既に死んでいる者(玲宝)や、狂っている者(燐徳)までも処刑するのは行き過ぎでござろう!」と、
与力の吉岡は南原に抗議するが、意に介される事はなく、処刑は実行された。


徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ



《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 起》
江戸一と謳われた彫り師、彫丁(小池朝雄)が、また一つ、女(沢たまき)の背中に自信作を仕上げた。
彫られた女は柳橋の芸者、君蝶。
その彫り絵は、女が縄で縛られて地獄のような責め苦を受けている図柄である。

彫丁は会心作を前に、君蝶に「おまえさんも、これで柳橋の名物芸者として売り出せるぜ。」と誇らしげに太鼓判を押した。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 承》
その彫り物のお披露目の日、座敷に集まった客は口々に「流石、彫丁だ。」と誉めそやした。
ところが一人だけ「そのような子供騙しの絵に感心しておるとは馬鹿馬鹿しい。」と、鼻で笑いながら、去って行こうとする男がいた。
与力の南原一之進である。
彫丁は顔色を変えて南原を引き止めると「あっしの彫り物の何処が子供騙しでございましょう?!」と食い下がった。
すると南原は真剣な顔をして座敷へと上がり、女の顔が真実の苦悶の表情からは掛け離れた絵空事だと指摘した。

大勢の客の前で恥をかかされた彫丁は、意地になって新作に挑もうとする。

キャンバスになる女の肌に拘る彫丁は、いつも、湯屋の釡炊き部屋から浴室を覗き見て、彫り物が映える肌の女を探していた。
いつものように湯屋の浴室を覗き見て彫丁は、この日、刺青にうってつけの素晴らしい肌を持った娘を探しあてる。

狙ったキャンバスは必ず手に入れると自負する彫丁は、湯屋で見初めた肌を持つ娘を「おっかさんが怪我をした」と騙して誘拐し、
睡眠薬を飲ませて、早速彫り物を始めた。
一度、肌に墨が入ってしまうと娘は彫丁の言いなりになった。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 転》
ある日、彫丁は、与力、南原一之進の屋敷を訪ねて、指摘された苦悶の表情とは、どのようなものかを
知り一世一代の彫り物をするために、拷問の様子を見せて欲しいと申し出る。
南原は「それならば一世一代の責めをしてみよう。」と言い、
長崎で行われる拷問取り調べに彫丁が同行する事を認めた。

江戸から長崎までの長い道のりを旅して行く奉行所一行に同伴して、彫丁と娘も同行する。
長崎では、西欧から日本へ不法入国して来たキリシタンの白人女たちを取り調べる。
通訳が南原の言葉を訳して女たちに聞かせるやいなや、女たちは一斉に抗議の声を上げたが、
下っ端の役人たちが、寄ってたかって一気に、抵抗する女たちの服を剥ぎ取り丸裸にした。
それからというもの一人ずつ別々の責め具で激しく責めたてた。
彫丁は、その様子を熱心にスケッチした。
南原は女たちが苦しみ悶絶するほどに嬉しそうな表情を浮かべる。

宿へ帰った彫丁はスケッチを元に、娘の背中に責め絵の下絵を描いてゆく。
拷問は連日続けられて、南原は地獄の閻魔大王のごとく殺気立って、手下らの責め方を手ぬるいと叱ると、
鬼気迫る形相で自ら棒を持ち、女を満身の力で殴りつけていた。


《徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」ネタバレ 結》
数日後、絵は、見事な苦悶に喘ぐ表情を描き入れ、完成間近となったが何かが足りないと彫丁は思った。
その何かとは、苦しめている地獄の羅刹(らせつ)の表情だと気付いた彫丁は、南原に最後の願い事を申し出る。
それは、女を責めている南原の表情を、じっくりと見せてもらいたいという事であった。
南原は、彫丁が一世一代の仕事と宣言した絵に彫り込まれるのもまた一興と面白がって、これを承諾する。
拷問という仕事を通して、完全にサディストとして開眼していた南原には、むしろこの申し出は誉れであったのだろう。

南原が責め苛む姿を即興で娘の肌に直接に彫って見せるという彫丁の言葉に、
南原は「自信のほどが窺えるわ。」と言うと不敵に笑った。

翌日、拷問が開始されると南原は、自らが責め具を手に、ムチでしばいたり、
火で炙ったりしながら鬼気迫る顔で、一層激しく次々に責めた。
それをじっくり観察して、肌に彫り込もうとしていた彫丁を振り返ると、
南原はしてやったりの顔をして「どうだ彫丁!得心したか?!」と尋ねたが、
彫丁は「得心しません。」と言う。
それを聞いてムキになり、もっと激しさを増して責めようとする南原に彫丁は
「旦那、手前が責めの手本をお見せいたしましょう。」と言って南原の脇差を貸して欲しいと頼む。
そこで南原が手下らを全員、下がらせて、彫丁に脇差を渡した。
彫丁は、それを受け取るやいなや南原を突き刺した。
歯を食いしばりながら「彫丁!狂ったか!」と言う南原に
「人を苦しめるて事は自分も苦しむと言う事だ。」と言いながら、他人ばかりを苦しめて自分は苦しまなくていいという考えの南原を責めた。
そして「もっと苦しめ!まだ、まだだ!」と言って脇差をグリグリと回して、
南原が苦しみ抜いた表情を浮かべると「そう!その顔だ!」と言って、刺青の羅刹を彫り出した。

それから数時間後、刺青は南原が死に際に浮かべた恐怖と怒りに引き攣った猛々しい表情をした羅刹を彫り込んで完成した。
しかし、その直後、吉岡頼母が手下らを連れて入って来るとすぐに南原の死体が発見されて捕まりそうになった彫丁は、
大事な彫り物である娘を連れて逃げようとして油の樽をひっくり返す。
そして彫丁が、ひっくり返った油の上に、責め具であった火の点いたロウソクを投げつけると、辺り一面はみるみる炎に包まれる。
最後まで「俺だけのものだ!触るな!」と、娘の背中に仕上げた刺青に執着した彫丁であったが結局は、この火事で焼け死んだ。
娘は、彫丁の身を案じながらも吉岡頼母に助け出された。


刑罰にことよせて人を苦しめる事に悦楽を見つけたような鬼畜の南原も、自ら苦しみ抜いて火に包まれて逝った。
燃え盛る炎を見つめながら吉岡頼母は思った。
しかし…南原をこうさせてしまったのは刑罰の在り方のせいではないだろうか。
人を裁くという資格のあるような人間がこの世にいるだろうか?


映画 徳川女刑罰史 感想



徳川女刑罰史 第一話「町娘おみつ」感想


江戸時代の近親相姦の通称が「畜生道」と言うんだって、これを観て知った。
畜生と言うのは人間以外の動物の事だと思うけれど、そんな動物たちがみんな親や兄妹の見境なしに関係を持つか?と言えば、
どうも野生の場合はそんな事も無さそう。
種類にもよるらしいが、少なくとも哺乳類では、群れを作る野生種の場合にも、ある一定のルールが存在し、近親相姦にはならないようになっているらしい。
そう思えば、何故、江戸時代の近親相姦の通称が「畜生道」なのかよくわからないんだよね。

江戸時代よりももっと昔は、近親相姦にどういった法律が適応されて来たのかは知らないが、
現代日本では、タブー視はされているが、この映画のように
発覚したからと言って死罪にはならないよね?そういう点からも江戸時代の法律や裁きの厳しさが垣間見れる話であったと思う。

ところで、ストーリーには関係ないが、江戸時代のドラマで出てくる長屋はすべて四畳半一間ほどの箱のような造りだが、
この映画のそれは、ちょっと間取りが変化球で、庭もあったので、悪くない住まいだなと思った。
主演の女優さん、清純そうで、良かったわ。

徳川女刑罰史 第二話「珠光院尼僧首切りの刑」感想


珠光院というお寺が、現実に愛知県豊橋市にあるのだが「珠光院尼僧首切りの刑」の結末となったこの事件は実話なのか?それともやはりフィクションか?
そのあたりは不明。

仏に仕える身の者が私刑や拷問をしたりすれば、それは男女の僧同士の性交よりも重罪なんでしょうね?
睦み合っていた男女の僧が殺されてしまってるんで、刑法上のそこんとこが判明しませんでしたが、
掟破りと暴行・殺人では、やはり後者の方が重罪であって欲しいね。


徳川女刑罰史 第三話「白人女地獄責め 刺青の刑」感想



これは先の1話、2話と違い、全く予想外の展開。
そして最後に仕込まれた衝撃の大どんでん返しは、良かった。

彫丁の騙し方が、まるで下校時の小学生を騙す誘拐犯のような見え透いた手口で、これにあっさりと引っ掛かる娘の世間知らず加減に驚いた。
しかしまぁスクリーンの中の人が一人前の大人の女性に見えたとて、たぶん設定上は17~18歳くらいの小娘なんだろう。
この当時のそんな年齢の娘ならば、子供並みに世間知らずで騙されやすいのかもしれないが…「もうちょっと警戒しろよ!」と突っ込みたくなる。

ラストの吉岡頼母の刑罰の在り方に対する疑問は、確かに、厳し過ぎる江戸時代の拷問や処刑法については、もっともかもしれないが、
かと言って「人を裁くという資格のあるような人間がこの世にいるだろうか?」とまで考え至るのは考え過ぎ。
罪に対する罰が全く存在しない世の中になっても、犯罪抑止力がなくなり、またこの世は地獄と化すだろう。
資格あるなしの問題ではなく、役割として、誰かが犯罪者を適正な方法で裁かねばならないと私は思う。

この映画、全編通して、血の色が絵の具みたいで、本物とはかなり違う。
昔の映画だから、そこは仕方ないのかな?

テーマ : 映画レビュー
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映画  江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ・あらすじ 感想

映画ネタバレ~邦画のご紹介です。

映画  江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ・あらすじ 感想



映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 概要



1969年10月19日公開の日本映画。
監督:石井輝男
脚本:石井輝男・掛札昌裕
ジャンル:ミステリー
配給:東映
上映時間:99分

タイトルには"江戸川乱歩全集"とあるが、全ての乱歩作品が登場するわけではなく、『孤島の鬼』をベースに
『屋根裏の散歩者』『人間椅子』『白髪鬼』など、乱歩の諸作品から断片的にイメージを引用し、乱歩の世界観を映像化した。

映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ・あらすじ




映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ1《起》

人見広介(吉田輝雄)は、気付くと精神病院に収監されていた。

そこは男の檻と女の檻で分けられていて、
女の患者に、女檻に引っ張り込まれた広介は、裸になって笑ったり騒いだりしている女たちが犇めく、
その狂乱の空間で、
ナイフを持った一人の女に詰め寄られていた。

狂女だらけの閉ざされた檻の中を逃げ惑い「胸を刺された!」と思った直後に看守が入って来て、女たちを叱り、
ナイフを取り上げて、広介を女檻から出した。
ナイフは実は玩具だったので、広介に特に怪我はなかった。

広介は一人だけで個別に牢へ入れられた。
彼には記憶がまるでない。
だが自分が狂人でない事と、東洋医大を出た外科医の卵である事はわかる。
広介は、ここにいる間、度々、聞き覚えのある子守唄が何処かから聴こえて来るのを耳にした。
この建物の外の様子はわからないが波の音がしている。
いや…波の音を聴いたのは、
自分の記憶の中にある、あの子守唄を聴いた遠い過去の世界での事であったのだろうか?
広介は、記憶の中にある海辺の風景をスケッチブックに描いてみた。
断崖に荒い波がぶつかっていた。
いつでも暗い澱んだような灰色の海だ。
そこには人間とも獣ともつかない何かの姿があったのだが…。
その場所に建つ暗い土蔵。
私は誰かとその土蔵に入った記憶がある。
曖昧で断片的な記憶だ。
土蔵の中の階段の軋む音。
そこで見たものは、美少女と醜い男の2つの顔を持った存在であったような気がする。
そしてあの子守唄。
あれは、何処の風景だったのか…?
この記憶は幻覚や幻聴なのか?
だとすると自分はやはり気が狂っているのか?
「いや、違う、俺は狂人などではない!出してくれ!」と広介は叫んだ。
興奮して叫んだせいで、看守が医師を連れて来て広介は、鎮静剤を注射されて眠らされてしまった。

広介が次に目覚めた時に、いつも自分を監視しているような様子だった向かえ側の牢にいた坊主頭の男が、
彼に馬乗りになって首を絞めていた。
「殺される!」と思って抵抗して揉みあっているうちに広介は逆に、男を殺してしまった。
牢の扉が開いていたので広介はそのまま病院を抜け出して逃走した。


映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ2《承》

夜道を駆けて行くと、あの子守唄を歌いながら歩いている女性に出会った。
広介は女性に「その子守唄何処で覚えたんだ?」と尋ねた。
初代(由美てる子)と名乗ったその女性は、広介もまた、この歌を知っている事がわかると、身の上を話し始めた。

自分はサーカス団で育ったのだが、物心ついた頃には、もうサーカス団にいて、
元々は捨て子だったのか?それともさらわれて来たのか?
その真相は自分でもわからないのだと言う。
この歌も、何処で覚えたのかわからないのだけれど、何故か、知っていたのだと言う。

いずれにせよ、広介は、初代と自分の故郷は同じこの子守唄が歌われている地方かもしれないと考えて、
明日、彼女の元を訪ねると約束した。
翌日、サーカスの巡業が終わった頃に、広介は、あの海辺の風景を描いた絵を持って、初代に会いに行った。
絵を見ると初代も、自分が持っている故郷のイメージにしっくり来るのだと言った。
ところが、その直後、初代が、子守唄の所在地について、手掛かりになりそうな事を話そうとしていると、
突然何処からかナイフが飛んできて、初代の背中に突き刺さり、息絶えてしまう。
そのせいで人殺しと間違えられた広介は、周辺にいた人たちに追われて、その場を逃げ出した。

この事件は、新聞でも報道された。
「サーカス団の美少女殺される。白昼の惨劇。美少女を追い回していた髭面の男が現場から逃走。」
何者かが故意に広介を殺人犯に仕立て上げているのだと感じた。
「誰が一体、何のために?」という疑問を抱きながら、
初代が言い残した大まかなヒントである《日本海の何処か》を探そうと、広介は列車に乗り、日本海沿岸を目指した。

とある駅に列車が到着した時の事である。
広介は、たまたま、向かえ側の席に座っていた男が読み捨てていった新聞の一つの記事に目が留まった。
何故かと言えば、そこには自分にそっくりの男の写真が掲載されていたからである。
新聞を拾って読み、その人物が菰田源三郎というとある資産家の当主であり、原因不明の急死を遂げたという事がわかった。
自分のルーツを辿ってやって来た裏日本に自分と瓜二つの男がいた。
それもまた不思議な事である。
広介は宿泊した旅館で呼んだマッサージのオバさんから、詳しい菰田家の話を聞いた。

その話は、こうだ。
この辺りでは有名な資産家の菰田家であるが、当主の大旦那様(菰田丈五郎)が片端者で、手指の間にカエルのような水かきが付いている。
妻を娶ったものの、自分の姿を人目に晒すのを嫌がり、結婚から一年後に、菰田家の私有地である島へ引き籠ってしまった。
それ以来、本家は執事の蛭川(小池朝雄)に任せっぱなしになってしまった。
島の方で、妻が産んだ男の子は三歳の時に本家に戻された。
母親と引き離されたその子は乳母の手一つで育てられた。
それが、あの新聞報道で亡くなったとあった菰田源三郎である。

菰田丈五郎が何を考えているのか、島の改築とやらに本家の資産をつぎ込み続けているので、
この調子でいくと、巨万の財を蓄えていた菰田家の資産も、どんどんと先細りする一方らしい。

ここまで話すとマッサージのオバさんは、広介の足の裏に卍の形の傷跡がある事に気付き、
更にそれが、亡くなった菰田源三郎と同じ傷跡であると言う。
その話を聞いて広介は閃いた。
自分と瓜二つの顔と傷跡を持つ男ならば…入れ替わっても誰も気付かないのではないかと。

やがて菰田源三郎の葬儀が終わり埋葬も済んだ頃、
広介は、指名手配中である我が身、人見広介の偽装自殺を演出する。
それから、菰田源三郎の墓を掘り起こして、仮死状態であった源三郎が息を吹き返して蘇生したように見せかける。
そして、ちゃっかりと菰田源三郎に成りすまして、菰田家本家に居座る事に成功した。


映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ3《転》

その後、菰田家では、奇怪な出来事や家人の不審死が相次ぎ、それら一連の事件を巻き起こしているのが、
どうやら島からやって来た二人の異形の男たちであったのではないか?という疑念が生まれる。
更に、乳母の部屋には源三郎が描いたと思われる、自分の記憶の中に残るあの断崖に荒波が打ち砕かれている景色の絵があった。
そこで、広介は島へ渡ってみようと思う。
広介は執事の蛭川にその意思を伝え、蛭川、遠縁の娘である静子、下男( 大木実)の3人を同伴し、島に渡る。

広介は、自分の遠い記憶と符号する島の風景を見て、やはり自分は以前この島へ来た事があるのだと確信する。
そして、この島を探索するうちに目にした大勢の異形の人間たち。

丈五郎は、この島に健常者を連れて来ては、その体に改造を加えて奇形人間を作り出し飼いならしていた。
そして自分が、島の王として君臨するというユートピアを作り上げようとしており、その計画はまだ志半ばであったのだ。
やがて、広介は、あの自分のイメージにある土蔵を発見し、中へ入ると、そこで初代そっくりの秀子という娘を見つける。
秀子は、精神病院を抜け出した夜にあった初代の妹であった。
しかし、秀子はお尻の部分で人工的に醜い男(近藤正臣)と結合させられていた。

この島での人間奇形化計画はすべて、
丈五郎の、自分は人と違う異形であるという劣等感が導き出した歪んだユートピア想念に端を発していた。

さて、島の秘密は、それ以外にも次々に明かされていった。
そんな中で広介は自分が源三郎の双子の弟であった事や、自分が医大に通っていたのは、実は通わされていたのであって、
丈五郎の《奇形人間の完成度を、外科の手術技術を導入する事によって高めたい。》という思惑で動かされていたのだと知る。

広介は自分も奇形人間にされそうになり、
自ら、源三郎ではなく広介だと丈五郎に打ち明けて、今後、この島で奇形人間製造の手助けをする事を交換条件に、
秀子に外科手術を施し、元の健常体に戻す事を許される。

手術によって健康体になった秀子と広介は愛し合うようになるが、秀子には出生の秘密があった。
秀子は丈五郎が、他の男と不倫をした妻、とき(葵三津子)を憎み、
せむし男に犯させて生ませた子で、
広介と秀子は同じ母から生まれた血を分けた兄妹であったのだ。


映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 ネタバレ4《結》

丈五郎に連れて行かれた洞窟の中に、母のときはずっと監禁されていた。
この時、下男だと思っていた男が「自分は明智小五郎という私立探偵である。」と正体を明かし、
すべての謎を解き明かす。
それによると広介が精神病院に囚われていたのは、強欲で変態性欲の持ち主である蛭川の陰謀のせいなのであった。

洞窟の中で、丈五郎は広介をピストルで脅し、奇形人間製造の協力を求めるが、広介は拒絶した。
明智小五郎が、予めそのピストルの弾を抜いてあったので事なきを得、
丈五郎は、全員を迷路のような洞窟の中へ置き去りにすべく、地上へと逃げる。

その後を追って、明智小五郎、広介、秀子、ときも、地上へと出て来た。

「自分の思いが遂げられないのならば、予め仕掛けておいた爆弾に引火して島を吹っ飛ばしてやる。」と凄む丈五郎。
明智小五郎は、そんな丈五郎を「罪もないこの島の他の人たちを道連れにしてはならない。」と説得する。
明智の熱心な説得に、丈吾郎は、ようやく後悔の言葉を口にし始める。
だが、その時は既に遅く、
現世では許されない恋をしたと思った広介と秀子は、心中を決意しており、母に渡した置手紙の中で、
明智に母の保護を託して死ぬつもりでいた。

心中の手段は、丈五郎が、島へ仕掛けていた爆弾であった。
丈五郎が後悔の中で毒薬を煽り、妻のときに詫びながら、ときの胸に抱かれて息を引き取ったその次の瞬間。
打ち上げ花火に乗って、広介と秀子の身体は空高く舞い上がり、火花と共にバラバラに千切れて舞い落ちた。
その2つの生首は「おかあさーん!」と、それぞれに叫びながら落下したのであった。


映画 江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間 感想



冒頭の精神病院のシーンから、昔の古い木造の建物で、常軌を逸した人々の異様な世界が展開されるのだが、
それは近年のホラー映画にはない湿気を帯びた気持ちの悪さである。

そして、広介の原風景とも言える記憶の中で、ヒラヒラと舞うように歩く白塗りの痩せた男の動きがまだ独特で、
とても珍しいものを見たような感覚に襲われる。

明智小五郎が登場してからは、それまでの怪奇色から一転して、物語は一気に、ミステリーの謎解きへと趣を変え、
一つ残らず張り巡らされていた伏線を見事に回収してゆく様は、江戸川乱歩の(いや、この映画の監督の?)見事な手腕を感じさせてくれた。

ただ、最後の人間打ち上げ花火のシーンは、静止画のような生首や体のパーツが、画像貼り付け感丸出しで落下するというあまりのチャチさに呆れ、
悲壮な筈のシーンにも関わらず笑ってしまった。

秀子と背中合わせにお尻を貼り合わされた男というのが、メイクで素顔がわからなかったんだけど、近藤正臣さんだと知ってビックリ。
昔はこんな端役もやってらしたんですねぇ~。ご立派です!

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韓国映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ・あらすじ 感想

映画ネタバレ~韓国映画のご紹介です。

韓国映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ・あらすじ 感想


少女は悪魔を待ちわびて

韓国映画 少女は悪魔を待ちわびて 概要



2016年制作、2017年公開の韓国映画。
監督:モ・ホンジン
脚本:モ・ホンジン
主演:シム・ウンギョン
ジャンル:ミステリー
上映時間:108分
キャッチコピー:15年待ちわびた少女の危険な7日間の追撃戦が今、始まる――。


少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ・あらすじ



映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ1《起》

15年前の冬、5歳のヒジュは警察官だった父親ナムと半地下の家に二人暮らしだった。
母親は借金をこしらえた上に蒸発してしまったからだ。
それでも、ヒジュは、父親と二人で幸せに暮らしていた。
ところが、愛情を一心に注いで育ててくれていたその父親は仕事中に殺害されてしまう。

逮捕された容疑者キム・ギボム(キム・ソンオ)には、7人もの殺害容疑が掛かっていたが、裁判の結果、
証拠不十分として、ヒジュの父親殺しを含む6件もの容疑は問われず、
たった1人だけの殺人の罪のみ確定し、懲役15年間の判決が下る。

まだ幼かったヒジュは、ひとりぼっちで残されてしまった。
それ以降、ヒジュは父を奪ったギボムを憎み、心の内で密かに復讐を誓う。


映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ2《承》

現在のヒジュは、殺されたヒジュの父親の元部下だったデヨン(ヨン・ジェムン)を初めとする父親の同僚達の助けで、
警察署でアルバイトをして暮らしていた。

半地下のヒジュの住まいには、夥しい量の、あの事件と犯人に関する捜査資料が集められており、
それらを参考に、ヒジュはこの15年間のうちに、じっくりと復讐計画を練って、ギボムが出所してくる日を待っていた。

ついに犯人ギボムが出所し、ヒジュは、復讐計画に着手する。
一方、ギボムがヒジュの父親殺し他の6件の殺人でも犯人に違いないと確信していたデヨンは、
部下に命じて、ギボムの出所後からすぐに、見張りをつけていた。

出所当日の夜、ギボムが仮の宿として宿泊していたラマダモーテル周辺で、再び連続殺人事件が発生する。
この時、その現場にヒジュの姿もあった。
それにヒジュには、ギボムと同じ手口で、彼の周辺で殺人を犯して、ギボムにその罪をなすりつけようという考えもあった。
けれど、彼女が犯人ではなかった。
犯人は、別の男であり、この夜、その男の殺害の瞬間をヒジュは目撃した。

この時、デヨンが見張りを命じた2人の部下も殺害現場のすぐ傍にいたが、全く犯行に気付かずに、一晩を車の中で過ごしていた。
そして、この2人の部下は、デヨンに対して、むしろギボムが犯人ではない可能性を口にした。
2人がモーテルの支配人に聞き込みをしたところ「昨夜は一晩中、部屋にいた。」と証言したからだ。
防犯カメラを確認しても、人影は写っていなかったと言う。


証拠はなかったが、ギボムは囚われて、警察でデヨンに尋問を受ける。
むろん、犯人ではないと主張したが、その言い方は、デヨンへのからかいを含んでいたので、
デヨンのギボムに対する疑惑は晴れなかった。
この時、ギボムは15年前の密告者を教えて欲しいとデヨンに言う。
だが、デヨンは「教えたら殺しに行くだろう。」と言って、教えなかった。
 
解放されて警察署を出る時、ギボムはヒジュとぶつかる。
こけたヒジュに手を差し伸べて起こしてあげるギボム。
この時、なぜかギボムはヒジュが首から下げていた名札を眺めていた。


映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ3《転》

ヒジュの殺人の手始めは、近くに住んでいた母親の現在の夫だった。
働かずにギャンブルばかりしているようなロクデナシで、事あるごとにヒジュの母親へ暴力を振るっていた。
この男を殴り飛ばして、傍に落ちていた大きな石で、何度も頭を叩いて殺した。

翌日、この男の死体が発見され、その殺しの手口がギボムにそっくりであったため、警察の疑惑は当然、ギボムへと向けられた。
それこそが、ヒジュの狙いであった。
ギボムの方でも《故意に殺人を犯して、その罪を自分へなすりつけようとしている人物の存在》に気付く。
ギボムの出所から僅か3日で、彼の周辺で、早や殺人が3件。
しかも、3人目は、かつての被害者遺族であるヒジュの実母の夫である。
デヨンから見れば、怪しさマックスであったが、これと言って証拠がないために逮捕状は出せない状態であった。
悔しさを滲ませるデヨン。

その夜、もう一人の殺人鬼が、ギボムが潜伏しているモーテルの部屋を訪ねていた。
この男とギボムの間には、とある因縁があったのだ。
同じ養護施設の出身で、かつては仲のいい友達同士であったが、同じ一人の女を好きになった事から、彼らの仲はこじれてしまった。
その女の名はユンジョン。
15年前の連続殺人の被害者の一人で、唯一、ギボムが罪に問われた犯行の被害者である。

ギボムの部屋へ侵入した男とギボムの間で緊迫の睨みあいが行われていた時、ドアの向こうからのノックの音と共に、
デヨンの間延びした声が聞こえた。
「連続殺人犯、寝たか?」
開いていたドアから入って来たデヨンに、ギボムが何事もなかったように対応している間に、男は逃げ去った。



4日目。
母の事が気掛かりで、ヒジュが、母の住んでいた汚いアパートを訪ねると、母は飲酒と薬の飲み過ぎで既に亡くなっていた。

一方、デヨンは、この日も、ギボムに張り付いていた。
新たな3人の殺人事件もギボムの犯行であると決めつけて、食堂で食事を摂っていたギボムを詰った。
これに対してギボムは落ち着き払って相手になったので、ギボムの苛立ちは更に募り、無抵抗のギボムに暴行を働き、傷を負わせる。
この時、ギボムが「過去に殺した人間は後5人いる。」と告白したものだから、デヨンは興奮して、
ピストルを取り出して、危うくギボムを撃ち殺しそうになるが、
丁度、そこへデヨンの部下が飛び込んできて、必死にデヨンを止める。

同じその頃、ヒジュは自分の家で推考を重ね、かつての連続殺人の犯人は2人いたという結論に達する。
15年前にギボムを密告したのは、まさにその2人目の連続殺人犯チョン・ミンス(オ・テギョン)であり、
前述の同じ養護施設出身で、15年前にユンジョンという女を取り合い、憎しみ合った元友達であったのだ。

ユンジョンと彼ら2人が知り合ったのは更に古く、まだ彼らが少年であった頃だった。
この頃、ギボムは純粋にユンジョンを愛していた。
ミンスはと言えば、ユンジョンへの自分の想いは胸の内に秘めて隠していた。
しかし…既にサイコパスとも言える連続殺人は、2人がまだ少年だったこの頃に始まっており、
ギボムが告白した後5人の殺害とは、この頃に、2人の共犯で行われたものだった。


映画 少女は悪魔を待ちわびて ネタバレ4《結》

5日目。
警察はようやくギボムと15年前の密告者チョン・ミンスの関係に辿り着く。
しかし、まだチョン・ミンスもまた連続殺人を犯していたとは知らぬままであった。
ただ、ギボムの通話記録から、ギボムが必ずチョン・ミンスに会うであろう事を推察し、2人をそれぞれ尾行し、
2人が会った瞬間にギボムを逮捕するという計画を立てた。


6日目。
だが、この計画は難航し、その間に、チョン・ミンスの他殺された遺体が発見される。
犯人は、ヒジュであったが、
デヨンを含め、誰一人、それに気付く警察官はいなかった。


7日目。
チョン・ミンスの殺害は首尾よくこなしたヒジュであったが、最終的にはギボムに、自分が真犯人である事を気づかれてしまい追われる。
そして、ギボムとヒジュの闘争劇、時々、死闘の果て…ヒジュは自ら用意してあった小道具である犬の首輪を使って、
ギボムの目の前でブランコの遊具で首を吊って死ぬ。
そこへ非常態勢で山狩り(?)をしていた警察官や機動隊が駆けつけ、
ギボムは無実の罪を、まんまと着せられて現行犯逮捕される。

[終わり]


映画  感想



ヒジュが、自分の気持ちを代弁するのに引用していたニーチェの言葉だが、
なぜニーチェでなければならなかったのだろう?
なんだか、いきなり取って付けたみたいである。
作品に深みを与えるために無理やり有名な哲学者であるニーチェを引っ張り出して来ているようなあざとさを感じたんですけど…ww

キム・ギボム(キム・ソンオ)とチョン・ミンスの少年時代を起点とする連続殺人の動機が不明。
この2人の殺人鬼のパーソナリティの描き方が、あまりにも雑過ぎる。

たまたま同じ養護施設に2人のサイコパスが暮らす事になったのか?
それとも、一方のサイコな殺人にもう一人が影響を受けて、仲良く(?)一緒に連続殺人を犯すようになったのか?
そのあたりの経緯が全く描かれていない。

ユンジュンという名の女を巡り2人が憎しみ合うようになり、ギボムの恋人であったユンジュンが、
ミンスと浮気した事に激怒して、ギボムが彼女を手に掛けたという事はわかった。
しかし、その事と、その他の人に向けられた殺人との関連性が不明のままである。
(もし無関係ならば、趣味の快楽連続殺人の合間の痴情による殺人なのか?だとすれば、2人の連続殺人鬼の間を渡り歩くユンジュンもかなりイカれた女なのか?それとも、2人とは長い付き合いなのに連続殺人に全く気付いていない天然キャラですか?)
…とこのように多くの謎を残し、ミステリーの構成としては、やはり雑であると思う。

いくら、幼い時に父親を殺された少女の悲しみと怒りに焦点を絞って作られた映画とは言え、
だからと言って、殺人鬼の心の内面描写が、適当であっていいという理由にはならないと思うのだが…。


警察が後手、後手に回っていて、
少女の方が警察よりも、犯人像の真相に辿り着くのが早いって…警察、無能過ぎないですか?

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映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ・感想

映画ネタバレ~昭和の邦画

映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ・感想



映画 REX 恐竜物語動画 概要



1993年7月公開の日本映画。
監督:角川春樹
脚本:角川春樹
原作:畑正憲
主演:安達祐実
ジャンル:ファンタジー
上映時間:106分

まだ家なき子をやる前の、ういういしい安達祐実を主演に、ファミリー映画として作られた。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ・あらすじ




映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ1《起》

季節は秋。
古生物学者の立野昭良(渡瀬恒彦)の娘、千恵は、北海道の山奥で父と母方の祖母(草笛光子)と共に暮らしながら、
別れた母の伊藤直美(大竹しのぶ)に会える日を心待ちにしていた。

そんなある日、千恵は父と共に探索に出た密林の洞窟の中で恐竜の卵を発見する。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ2《承》

持ち帰った卵を、孵化させたいと考えた研究者らは、
古生物学の第一人者である千恵の母、直美をニューヨークから呼び寄せる。

直美の帰国は娘への情からではなく、恐竜の卵に対する学者魂が、かきたてられての事であった。


映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ3《転》

研究室での研究員と直美の努力が実を結び、ついに卵が割れ、恐竜の赤ちゃんが誕生した。

自分に対して、冷淡な母に見切りを付けて、
千恵は孵化した恐竜をレックスと名付け、母親代わりとなって育てる決心をする。
ジャングルが再現された温室の中で、よくレックスの面倒を見る千恵。
レックスも千恵を母親と思い慕っている。

レックスの研究を続けるためには莫大な費用がかかるために、スポンサーとの契約が交わされた。
レックスは、日本中の注目を集め、やがてCMの話も持ち上がる。
人気者となったレックスにマスコミが殺到したり、次々と仕事が舞い込んだ。
疲れているレックスを気遣いテレビ局を断った千恵は、
レックスを本当の母親に会わせてあげるために、元いた場所へ帰そうと決意する。

映画 REX 恐竜物語動画 ネタバレ4《結》

悪人どもに追われたり、幾多の苦難を乗り越えながら、トラックや気球を乗り継いで、
千恵はレックスを連れて逃亡の旅へ。

密林へ着くと、そこで千恵の両親が心配して待っていた。
直美に抱き締められた千恵は初めて母の愛を知る。

レックスは自然の中へ帰り、千恵と切ない別れをする。


映画 REX 恐竜物語動画 感想



スピルバーグの「ジュラシックパーク」と比較して、こてんぱんに酷評されているようであるが、
随所随所に笑えるシーンがあり、REXも安達祐実と共に可愛くて、ファミリー娯楽映画としては、まずまずの及第点だと思う。

映画の内容とは全く関係ないが、大竹しのぶってつくづく昭和の顔だなと思った。




テーマ : 邦画
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映画 ダーク・プレイス ネタバレ・あらすじ・感想(小悪魔が出てくる映画)

映画ネタバレ~洋画のご紹介です。

映画 ダーク・プレイス ネタバレ・あらすじ・感想



映画 ダーク・プレイス 概要



2015年公開のイギリス・フランス・アメリカ合作映画(日本公開は2016年)
監督:ジル・パケ=ブランネール
脚本:ジル・パケ=ブランネール
原作:ギリアン・フリンの小説『冥闇(めいあん)』
主演:シャーリーズ・セロン
ジャンル:ミステリー
上映時間:112分


映画 ダーク・プレイス ネタバレ・あらすじ



28年前、少女リビー(シャーリーズ・セロン)は何者かによって家族を殺害された。
自身も犯人に襲われたが逃げ延び、当時8歳だった彼女の証言で逮捕されたのは実の兄のベン(コリー・ストール)であった。

28年後の今も、リビーは事件のトラウマに苦しみながら、荒んだ日々を送っていた。

そんなある日の事、「殺人クラブ」という団体から手紙が舞い込む。
「殺人クラブ」とは、過去に起きた事件について再検証を行うボランティア団体の名称で、
リビーに、28年前のあの事件の重要な参考人として再検証に参加して欲しいと申し出て来たのであった。

後日クラブの会員である青年ライル(ニコラス・ホルト)と会い話をしたリビーは、クラブに協力すれば多額の報酬が出ることを聞かされる。
報酬に惹かれたリビーは、気が進まないながらも、クラブの会合に参加する。
クラブのメンバーらは概ね犯人は判決通りベンであるとの考えが多数を占めていた。

ライルからベンと一度面会すべきだと諭されたリビーは、あの日以来久しぶりに刑務所でベンとの面会を果たす。
終身刑を言い渡されているベンは無実を主張しているが、なぜか彼は刑に服することを望んでいた。

このベンの態度に疑念を抱くリビーは、ライルと共に事件を再調査してゆく。
そうする内に、リビーは、忘れかけていた事件当夜の記憶を次第に蘇らせていった。

いったい何故、あの凄惨な事件は起きてしまったのか…。

映画 ダーク・プレイス 感想



先頃はローティーンの間でまで『小悪魔ちゃん』が流行っているらしく
先日、サンリオショップでベビーピンクと黒の衣装の目の釣り上がったキャラクターを見つけた。

小悪魔になりたいなりたいってわかって言ってるのか?
小悪魔の意味が・・・。
小悪魔と魔性の女の区切り線は何処にあるのか?


小悪魔と言えば古いところでは加賀真理子。
新しいところでは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・しらん!!
魔性と言えば福田和子。
(和尚と言えば一休さん。
胡椒と言えばラーメン。・・・おっと余談になりましたが(*^-^*)ゞ)

かと言って美形が小悪魔でブスが魔性というわけでは無い。

どちらにしろ男心を手玉に取る女っていう意味だと思うけど、
女子が全員男心を手玉に取ったらどうなると思っているの?(笑)
だいたいそんな事ありえないし・・・。

ハッキリ言って小悪魔も魔性の女も少人数枠なわけです。
3000人くらいで1つの椅子を狙ってやってる椅子取りゲームです。
そおいう風になれる人って少ないから皆さんなりたがるわけです。

そういう意味では小悪魔も金持ちもモテる人も皆同じです。
ハウツー本読んでなれるわけがないんです。
生まれつきのものです。

素質がある人は、この映画の小悪魔ちゃんのように、勝手に自然となる事でしょう。

でも、その小悪魔、魔性ぶりが極端だと同性にとってははた迷惑な存在になる。
私はお側にはいたくないですね。
塩まきたい心境になりますね。そういう人には。
フツーの人の方が同性としては付き合いやすいので友人とするならばフツーの人を歓迎します。
女性ならばだいたいみんなそうじゃないのかな?
小悪魔、魔性には周囲を振り回すにもかかわらず男を魅了するというニュアンスがあります。

前置きが長くなりましたが、この映画『ダーク・プレイス』は、そんなはた迷惑な本物の小悪魔が事件の鍵を握るミステリー映画です。
小悪魔志望女子は、この映画をご覧になって、その進路で良いかどうか?再検討なさる事をお勧めします。




テーマ : 映画関連ネタ
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映画 イルマーレ(2006年)ネタバレ・あらすじ・感想

※2006年9月27日に書いた記事に加筆しました。

映画ネタバレ~洋画のご紹介です。

映画 イルマーレ(2006年)ネタバレ・あらすじ・感想



映画 イルマーレ 概要



2006年公開のアメリカ映画(日本公開は1992年)
監督:アレハンドロ・アグレスティ
脚本:デヴィッド・オーバーン
原作:イ・ヒョンスン
主演:キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロック
ジャンル:恋愛ファンタジー
上映時間:98分
2000年の韓国映画『イルマーレ』をリメイクした作品。

映画 イルマーレ ネタバレ・あらすじ



2006年、シカゴの病院で働くことになった女性医師ケイト(サンドラ・ブロック)は、
湖岸に立つ一軒家からシカゴ市内に引っ越すこととなった。

郵便受けに次の住人へのメッセージを残した彼女は、後日返事を受け取るものの、それは次の住人からではなく、
2004年を生きる建築家の青年アレックス(キアヌ・リーブス)からの手紙だった。

手紙が時空を超えて届く事に戸惑いながらも、二人は時空を超えて、次第に心を通わせて行く。


映画 イルマーレ 感想



10月24日(火曜日)レディースdayで神戸国際会館松竹で1000円で見てきました☆。:*(´∀`人)。:*☆

最後まで見て、この映画を通じて原作者が伝えたかったメッセージの1つは、
愛の力で未来は変えられる
って事なんだろうな・・・と感じました。

それとね・・・レディファーストな映画なのよ。
会うまでに男性は2年も待たねばならないんだけど、女性は、ほんの数ヶ月。

2年の時を隔てての恋って、やたらにロマンチックなんですが
「運命を感じる!」だなんて月並みなコトバを主人公達に言わせないところがかえっていいと思いました。
私、これまでの人生で何人もの男の口からこのコトバを聞いたけど、その度に内心しらけてた。
そんな事言うヤツに限って私の運命とは無関係っていうのが、
それ言われるとなんとなくわかってしまうんですよね(笑)

ファンタジーラブロマンスなんだから矛盾はあってもいいんだけれども、
それでもケイトの記憶力にストーリーと折り合わない致命的な矛盾があるのは、
どうなんでしょうねぇ???
「バレンタインデーに恋人に会えないまま私の腕の中で死んでいった男性」って・・・
(この部分最初からネタバレは、まぁ、いいとして)
パーティの夜にキスまでした人なのに・・・2007年に彼の弟に会うまで
気がつかないとはどういう事?
そのあたりのストーリーが案外練れてない部分にはちょっと驚いたけど、
極めて叙情的で男性よりは女性好みの作品だと思います。

ああ、それと、彼氏のいるお嬢さんに恋をしている男の人は、
ちょっとだけ勇気をもらえるかもね。

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ドラマ アンナさんのおまめ ネタバレ・あらすじ・感想

※2006年10月に書いた記事に加筆しました。

ドラマ ネタバレ~過去ドラマのご紹介です。

ドラマ アンナさんのおまめ ネタバレ・あらすじ・感想(加筆しました)



ドラマ アンナさんのおまめ 概要



放送期間:2006年10月13日~12月15日毎週金曜日。
局:朝日テレビ系列
脚本:高山直也、深沢正樹、福島治子
演出:常廣丈太、加門幾生、近藤俊明、浅見真史
主演:ベッキー
ジャンル:ラブコメ
放送時間と話数:夜11時15分~?分 全10話



ドラマ アンナさんのおまめ ネタバレ・あらすじ



桃山リリ(ベッキー)は、美人でいつも男性にモテモテ…と勘違いしている、超ポジティブ・シンキングな女性。
そんなリりは、ある日、親友・西園寺アンナ(杏さゆり)に、出版社勤めの彼氏の坂上恭太郎(柏原収史)を紹介されて、
彼が自分に一目惚れしたと勘違い。
恭太郎のリリに対する心遣いが裏目に出てリリの妄想はさらに加速してゆく。
持ち前のゴーイング・マイ・ウェイな性分で、周囲を巻き込んで大騒動を起こす。

ドラマ アンナさんのおまめ 感想



自分が誰よりも美しく魅力的だと心から信じて疑わない超勘違い女・桃山リリ(ベッキー)
男はみんな自分に恋こがれるという妄想ワールドの住人らすい。

恭太郎の親友の役で関西男前芸人チュートリアルの徳井義実が出ている。

このドラマの中でアンナが思いの他あっさりしているのは、
高校時代にイジメを受けた時に、リリのポジティブな勘違いに救われたからだそう。
100害あって1利無しの勘違いは勘弁して欲しいけど (;´Д`)
勘違いもそういう恩恵があるのなら恩義を感じられそうね。
なんぼ勘違いしても、そのせいで人をなじったり嫌がらせしたりしないのならば、
健全な妄想として野放しにしたっていいですわ~(*^▽^*)

テーマ : テレビドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

ドラマ たった一つの恋 ネタバレ・あらすじ・感想(加筆しました)

※2006年10月に書いた記事に加筆しました。

ドラマ ネタバレ~過去ドラマのご紹介です。

ドラマ たった一つの恋 ネタバレ・あらすじ・感想(加筆しました)



ドラマ たった一つの恋 概要



放送期間:2006年10月14日~2006年12月16日毎週土曜日。
局:日本テレビ系列
脚本:北川悦吏子
演出:岩本仁志、南雲聖一、樹木まさひこ、石尾純、本間美由紀
主演:亀梨和也(KAT-TUN)と綾瀬はるか
ジャンル:恋愛
放送時間と話数:54分 全10話



ドラマ たった一つの恋 ネタバレ・あらすじ



横浜で、父親の残した小さな造船工場を経営している神崎弘人(亀梨和也)は、
経営が苦しい状況でも、母と弟を支えるため日々懸命に生きていた。

一方、横濱女学館大学(通称ヨコジョ)英文学科2年に通う月丘菜緒(綾瀬はるか)は、全国展開するジュエリーショップの社長の娘。

2人の出会いは、夜釣りをしていた弘人が、翌朝、通学中の菜緒と衝突してしまった事から…。
反発しながらも惹かれ合う2人が、格差恋愛という障害に阻まれながらも、愛を育んでいく。

途中、幾度も離れそうになりながらも、断ち切れぬ一途な思いで若い二人が「たったひとつ」と信じた恋を実らせるまでを丁寧に描く。


ドラマ たった一つの恋 感想



総集編みたいのが、やってたんで視てました。
「私にも昔、そんな初々しい年頃があったな・・・」とか思いつつ。
十代~二十歳前後の女の子の気持ち・・・その人の面影や、
ほんのちょっとした言葉や仕草が胸に残って何度も何度も彼の事を
こっそりと心の中で再現フィルム回してるっていう、そういう年頃。

恋愛ものって、心の綾みたいなんを、どう見せて、それがどう絡んで、どう盛り上がっていくか
というあたりが肝だと、改めてそう思いました。
やはりそういう意味では「恋愛もの」と銘打ちながらも
私の小説なんて…全然、書けてない (;´Д`)何処が恋愛小説やねん?il||li _| ̄|○ il||l

そんな事はどうでもいいので、話をテレビドラマ「たった一つの恋」に戻します(笑)
身分違いの恋って、韓国ドラマでは、けっこう定番ですが、
日本では、ちょっと恋愛もののテーマとしてはノスタルジーな感もありますね。

亀梨君ってば貧乏な暮らしの映像の中に溶け込み過ぎ!(笑)
イケメンで通ってる亀梨君ですが、見ようによっては、あの細っこい顔立ちは貧相とも言えなくもない。
(私的には細面の方はけっこう好きですが)
今時、貧乏だからご飯が食べられないという事も無いんで、
本当に貧乏が骨格形成にまで影響を及ぼす事はありませんけれど、
清貧を絵に描いたような亀梨君の顔立ちって凄くこの役柄にハマると感じられました。
役中の性格もワイルド&ストイックっていうんですかい?
根は素直で優しい子なんだけど「僕いい人ですPR」なんて絶対にしなくって、
逆にすぐ悪ぶってしまうところは、けっこう昔、好きだった男のタイプ。
こういう男はだいたいが高嶺の花でございます。

ストイックだから好きな女の子が身分違いだと知って好きなのに腰が引けてしまう。
いいな~いいな~そういうところが好きなんだ。☆。:*(´∀`人)。:*☆
こういう性格だからこそヤツの恋愛は成就し難し、
成就しがたいからこそ、ひとたび成就を目指した折には・・・
二度と出来ないような熱く辛くイバラ道な恋となるわけですよね?
恋とは上手くいかないからこそドラマチックって事ですわ。

テーマ : 恋心
ジャンル : 恋愛

小説目次

≪短編≫

doboraの頃 目次
doboraの頃-1【いにしえの足跡機能ガイアックスの崩壊】

doboraの頃-2【荒らしのキングダム】

doboraの頃-3【ドボラと個性的な人々】

doboraの頃-4【憧れ】

アワビさん 目次
連続するかしないか定かでないPC小説 アワビさん 1

連続するかしないか定かでないPC小説 アワビさん 2

連続するかしないか定かでないPC小説 アワビさん 3

冒涜のコント

ミスに纏わるエトセトラ

行き過ぎた未来

愛の妖精

変態侍の道場破り

居酒屋 水の中

微生物ブログの怪~アクセス冬枯れ物語

浦島太郎の恋 目次
浦島太郎の恋 1

浦島太郎の恋 2

浦島太郎の恋 3

浦島太郎の恋 4

浦島太郎の恋 5

浦島太郎の恋 6

浦島太郎の恋 7

浦島太郎の恋 8

浦島太郎の恋 9

浦島太郎の恋 10〔完結〕

《未完成作品》
ブログ王 1【サバイバルはじまる】

ブログ王 2 【美しき魂よ天然】

ブログ王 3 【若き間宮の悩み】

≪長編≫
※コグリア国物語は、作者(私でつけど)が出来栄えに納得出来ない話を削除したために、ところどころのナンバーが抜けています。何卒、ご了承くださいませ。(つД`)ノ
コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕  目次

◆第1章 コッカラーノ編
ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第1話

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第2話 愛のジプシー

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第3話 愛人17号

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第4話 薔薇の大魔王

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第5話 花影の君へ

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第6話 小さな迷惑、大きなお節介

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第7話 ミュージカル風にそして宝塚過激風に

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第8話 不死鳥を捕まえに

ネット恋愛 コグリア国物語 〔白い花の王宮と魔女〕第9話  2チャンネルの渚の休日

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第10話 あだ花

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第11話 団塊の世代からの侮辱

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第12話 コグレーンの竪琴

◆第2章 コグレーン編
ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第13話 コグ連非加盟

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第14話 待っている

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第15話 アホですか?

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第16話 メッセージ イン ザ ボトル

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第17話 不在

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第18話 RYOとナツコ は削除しました。

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第19話 パラレルワールド・ラブトーク

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第20話 妙な味の女

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第21話 Fカップの淑女

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第22話 雄弁な沈黙の後で

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第23話 親愛と恋愛の境界線は は削除しました。

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第24話 恐怖のポートレート は削除しました。(内容が主題から逸れすぎていたため)

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第25話 いつか二人で温泉卓球芸者 は削除しました。

◆第3章 完結編
ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第26話 紆余曲折の秋

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第27話 低体温男の“はしか熱”下がる?

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第28話 誰を待っているのか

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第29話 シャカボン

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第30話 セクシー菩薩 は削除しました。

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第31話 夜明け前

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第32話 金の時計台

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第33話 名古屋の夜-男目線

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第34話 煩悩救出大作戦

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第35話  眠らせて は削除しました。

ネット恋愛 コグリア国物語〔白い花の王宮と魔女〕第36話  雨の括約筋 は削除しました。

ネット交流覚え書き帳 初めてのネットからの出会い

《桃:文》

『こんなに簡単にネットの人に会ってしまってもいいものかどうか・・・』
幾らかの躊躇いはあったものの

『相手が女性だし、そしてまたその人は私には手の内にあるカードを見せてしまっている
のだから、それほどに警戒したものでもないか』
華子は待ち合わせの場所へと向かう道すがら、そんな事を考えていた。

亜美とは電話で話した事すらなかったが、
あえて「電話で話しませんか?」とは言い出さないでいた。
仮にも堅気とは言えない仕事をしている人に電話番号を教える事には
抵抗があったのだ。
十代の頃に英会話教材絡みの詐欺に遭っているので、
それ以後は、おいそれとは人を信用しないようになっていた。

待ち合わせの大手電気店のビルの前に
前もって携帯メールで聞いていた白いスーツを着た
細身の女性が壁にもたれて空を仰ぎ見る感じで立っていた。
華子が想像していたのは、もっと肉感的な感じの女性だった。
思っていたよりも亜美は華奢であった。

亜美はプラザのディープピンクのバックを左肩から下げている。
髪は明るい茶色に染めて大きめの内巻きカールがかかったロングヘアー。
間違いない・・・聞いていた通りの服装だからあの人だ。

そういった経験の無い華子にとって、
同性でも初対面の人に路上で声を掛けるのは
案外と照れくさいものであったが勇気を出して声を掛けた。

「すいません。亜美さんですか?」
視線を空から華子のいる左側へ向けると
「ああ~真夜ちゃんね。どうも!はじめまして・・・かな?亜美です」
と屈託のない笑顔で告げた。
「あぁーええ~っと、お目に掛かるのは初めましてですね」
いつもネットの上で話しているので、どう言っていいものか
こういう場面では誰しも戸惑いがちな口調となる。
「ふふっ、はじめてなんだけどはじめてじゃないようななんか変な感じだよね」
「あは、どうも、どうも^^;」

顔を知らない同士の初対面のこういった場面では、
お互いに相手の印象は胸の内にあるものの、
いきなり道端ですぐにそれを言うのも躊躇われ、
だいたいは並んで歩き出してからになるようである。

もっとも、どちらかと言えば人に気を遣うタイプの華子は
「亜美さんて、やっぱり綺麗な人だったんですね」と言うべきかどうか
迷っているうちに亜美に先に言われてしまった。

「真夜ちゃんて思っていた通りのクールビューティっていう感じだね」
「あ、いや!とんでもないです!亜美さんこそ大人の女性のエレガンスに溢れているっていう感じですよ」
実際、まだ一瞬しかお互いに正面から顔を見ていないので、
どうも我ながら適当な事を口走っているようで
華子は内心苦笑いした。

適当に歩いているうちに行き当たった喫茶店で向かい合って腰を下ろし
一息ついた。
オーダーを終えて改めて正面からお互いの顔をちゃんと見た。
そう言えば年齢もハッキリ聞いていなかったが、
面長の大人顔で、35~6歳というところだろうか・・・?
流石に独身だけあって手入れが行き届いているのか
シミシワのない肌をしていたが、
眉の書き方が太短いベタ塗りなのが気になった。
メイクがあまり上手では無い女性のようだった。
顔のパーツがすべて大作りで
舞台女優のようにハッキリとした顔立ちで、
童顔の華子とはかなり対照的である。

「今日、仕事の面接へ行って来た帰りなんです」
「あら、そうなんだ。で、どうだったの働けそう?」
「いや・・・それが・・・」
先ほどの面接での話を、ありのままにしたら、
「うわぁ~その社長最低だね。止めときな~そんな所」と
亜美は思っていた通りのリアクションをした。

もしかしたら、こんな話をしたら・・・亜美さんのやっているデート商法の仕事をまた勧められても困るなぁ・・・内心、そんな事を思っていたけれど、
意外にも亜美はその話には触れずに、
その後はネットのさまざまな共通の知人の話題となった。
プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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