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映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ・あらすじ・感想

SF映画のご紹介です。

映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ・あらすじ・感想



映画 クローバーフィールドパラドックス 概要



2018年アメリカ映画。制作に予算を使い過ぎてしまったために劇場公開は断念された。
監督:ジュリアス・オナー
脚本:オーレン・ウジエル
原作:オーレン・ウジエル
制作:J・J・エイブラムス/リンジー・ウェバー
主演:ググ・バサ=ロー(エヴァ・ハミルトン)
ジャンル:SFスリラー映画
上映時間:102分

J・J・エイブラムスが手がけるクローバーフィールドシリーズの最新作で、『クローバーフィールド/HAKAISHA』の前日譚に当たる。
Netflixで世界同時公開された。
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映画 クローバーフィールドパラドックス キャスト


ハミルトン(ググ・バサ=ロー)
キール(デビッド・オイェロウォ)
シュミット(ダニエル・ブリュール)
モンク(ジョン・オーティス)
マンディ(クリス・オダウド)
ヴォルコフ(アクセル・ヘニー)
タム(チャン・ツィイー)
ジェンセン(エリザベス・デビッキ)
マイケル(ロジャー・デイビス)
モリー(クローバー・ニー)


映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ ネタバレ・あらすじ



《映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ 起》


いよいよ地上のエネルギー資源が枯渇し、残された資源の独占権を巡って世界的緊張が高まる近未来。
「世界のエネルギー資源は5年以内に完全に枯渇するだろう。」
人類は、そんな、もう後がない危機的状況を迎えていた。

この深刻なエネルギー問題を解決する実験のために、クローバーフィールド宇宙ステーションに集められた世界各国より選抜の科学者たち。

人類の希望を託された彼らは、キール司令官(デヴィッド・オイェロウォ)の統率の下、およそ2年間に渡って“シェパード粒子加速器”を使った新技術の実験を何度も試みた。
このシェパード粒子加速器の実験が成功すれば無限のエネルギーを生み出す筈だった。

実験が行われたのは宇宙ステーション「クローバーフィールド」

乗組員のひとりであるエヴァ・ハミルトン(ググ・バサ=ロー)は、この任務に就く前に自分の過失(動力電池による発火火事)により2人の子供を死なせてしまうという悲しい出来事があった。
この任務への誘いがあった時、夫のマイケル(ロジャー・デイヴィス)は「個人的には行かないで欲しいけれど。」と前置きして
「君が行けば俺達は救われる。君がやらなければ誰も生き残れない。」と背中を押してくれた。

粒子加速器の動作は不安定な事が多く、長期に渡る失敗続きで、乗組員たちは焦りの色を見せていた。
そんな中、ロシア人のヴォルコフ(アクセル・ヘニー)は、結果を出せない事について、ドイツ人のシュミット(ダニエル・ブリュール)に喧嘩を売ったりもしていて、
宇宙ステーションでの雰囲気は、気まずいものになりかけていた。


《映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ 承》


彼らがようやくシステムの起動に成功したのは2年余りの歳月を費やした頃の事であった。
47テラボルトでシェパード粒子加速器は稼働し続けた。

しかし、この成功の直前に、この計画自体の危険性を懸念し、猛然と計画の中止を訴えかけてくる人物がいた。
『クローバーフィールドパラドックス』という本の著者である。
彼によるとシェパード粒子加速器は実験する度に時空の膜を引き裂き、複数の次元が衝突する事態を招き、現実を粉砕する恐れがあると言うのだ。
それはステーションのみならず、地球全体に影響を及ぼし、我々のいるこの世界とは異なる次元にいるモンスターや悪魔などを招き入れ、
世界は過去・未来に渡って未曾有の混乱に陥る可能性があると訴えていた。

乗組員らは、地上から送られてくる彼のインタビュー映像を見て、この著者の訴えを知ったが、
既にこの任務について長い彼らが、今更そんな事を耳にしても、惑わされる事なく任務を遂行する以外なかった。

実験の成功に乗組員らは喜び湧いたが…その直後からステーションは数々の異変に襲われる。
まずシステムのトラブルで大規模な振動に襲われると、ステーション内の機器が破壊され、次には重力が異常を来す。
それが収まるやいなやデッキで火災が発生。
その後もさまざまなトラブルが続き、乗組員らは息つく暇もなく、消火や修繕、換気に追われる。

そんな中、先ほどまで窓の外から見えていた地球が、どこにあるのやら、探知出来ない。
宇宙管制センターとの通信も途絶え、一同は不安の渦中にあった。
地球を破壊・消滅させてしまったのか?あるいは、地球から遠く彼方へと吹き飛ばされてしまったのか?
乗組員たちには見当がつかなかった。

状況は絶望的と思われたが、それでも何とか冷静さを取り戻したキール司令官は、生き残るために、メンバー全員に仕事を振り分ける。
マンディ(クリス・オダウド)とシュミット(ダニエル・ブリュール)には酸素の管理。
タム(チャン・ツィイー)とモンク(ジョン・オーティス)には、電気漏れの箇所を全部探し出して修理するようにとの指示。
エヴァとヴォルコフには、すべての回路のテストが割り振られる。

ヴォルコフが言うには、シェパード粒子加速器が実験で過負荷になった時、ステーションの方位システムに不具合が生じて、あらぬ方角へと流されている可能性もあった。
そんな中で、起こった異変は以下の順。

①船内の壁の向こうの配線スペースから、奇妙な叫び声が聞こえ、壁板を外したら、中から見ず知らずの女性が配線に絡まった状態で発見される。

②ステーション内で飼育していたミミズが一匹残らずいなくなり、後ほどヴォルコフの口から飛び出して心肺停止した。

③部屋の中に飾られていた集合写真からエンジニアのタムの姿が消えて、ミーナがメンバーのように写りこんでいる。
(後ほどミーナが語ったところによると、自分がこのステーションのエンジニアで、タムの事は知らないと言う。)

④マンディが作業中に右手を壁にめり込ませて失うが、その後、意思を持った右手が発見される。

⑤ジャイロスコープが無くなったと思ったら、マンディの右腕が教えてくれて、ヴォルコフの遺体の体内から発見される。


壁から出てきた女性はミーナ・ジェンセン(エリザベス・デビッキ)と名乗り、エヴェをよく知っていた様子だった。
足や肩に電気の線が突き刺さっており異常な状態だったが隊員たちは力を合わせて、彼女を助け出して適切な治療を施した。

ミーナは意識を取り戻すとエヴァと話したがり…その話の内容を総合して考えると、この世界とは別の並行世界からこちら側へ飛ばされて来たとしか思えなかった。
そしてミーナのいた世界線ではエヴァは民間コーディネーターとして地球に残っていると言う。
しかも、そちらの世界線では、まだ、あの不幸な事故は起こっておらず、エヴァの子供たちは生きているようだった。
更に、ミーナはシュミットを信用してはいけないと言う。
シュミットがシェパードを破壊したと言うミーナだったが、それがもしミーナがいた世界線のシュミットがやった事だとしても、
こちらの世界線のシュミットも同じ事をしているのかどうかはわからないのだが…。

後になってから、ミーナがこちらの世界線へやって来たのではなくて、逆にミーナ以外のメンバー全員が、ミーナの世界線へやって来てしまったようだとわかる。
だがらキール司令官は、ミーナの話を聞いた後、シュミットがドイツ連邦情報局のスパイだったという痕跡を発見し、
ステーション内の一室でシュミットの身柄を拘束する。


その頃、地球でも原因不明の爆発が相次ぎ、人々が混乱していた。
都市部が全体的に破壊され、マイケルは夜、車に乗って移動する最中に「クローバーフィールドが消息を絶った。」との知らせを受ける。
途中で、マイケルが何かを感じて車を降りると、破壊されてモヤに包まれた建物の上空に、巨大な蠢く影のようなものが見えた。
奇妙な雄叫びのような声も響き渡っていたが、その正体はわからなかった。


《映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ 転》


マイケルは倒壊した家屋で怪我をして泣き叫んでいた少女を保護する。

ジャイロスコープが発見された事で、ようやくステーションの位置を本来の場所へと戻せる。
太陽の反対側に回ると、なくなったと思っていた地球は隠れていた。
ところが、地球からのニュース映像を受信すると、クローバーフィールド宇宙ステーションの落下が報じられており、彼らは全員、死んだと思われていた。
宇宙ステーションが海へ落下している映像を見て、彼らはようやく、この世界が自分たちの世界とは違う世界線であった事に気付いた。

シュミットの説明によると、この状況を元に戻すには、シェパードを修理して再点火し量子の絡みを元に戻せば、元の次元へ戻れると言う。
モンクとマンディは「今、見えてる地球でいいから、戻ろう!」と主張するが、聞えて来るニュースからは、この次元の地球は安全な場所じゃないので、
それはやめた方がいいとシュミット。

「シェパードは過負荷がかかったせいで、ヒッグズ粒子を打ち砕いた。」とミーナはモンクに言った。
ミーナのいた次元と、こちら側の次元がぶつかり、乗組員たちは異次元にやって来たのだと。
そして「あなた方が私の次元から逃げると、私はあなた方の次元に囚われてしまう。」とも。

一方、その頃、地球のマイケルは、勤め先の病院が崩壊したとの知らせを受け、保護した少女の親とも連絡がつかないままだった。
彼らもまた何が起こっているのか状況が把握出来ずにいた。


ステーションではタムが換気を行おうとした時、水のエラーが出ていたが、構わずに続行していると室内が水で溢れ出した。
水は、どんどんと増して行き、タムは室内に閉じ込められて、他のメンバーによる救出は上手くゆかず死亡してしまう。
この事故を経て、エヴァ以外の皆はシェパードを修理して再稼働し、元の次元へと戻ってから地球に帰る事で意識統一した。
それは、エンジニアとしての技能にたけたタムなしでは無理かと思われたが、エヴァはミーナの力を借りれは上手くゆくのではないか?と提案する。


《映画 クローバーフィールドパラドックス ネタバレ 結(結末)》


その頃、地球上のマイケルも、クローバーフィールドでパラドックスが起こったのだろうという事に気付いていた。

一方ステーションではミーナがタムのアルゴリズムをインストールしてスタンバイOK!
キールはシェパードの修理を成し遂げて再稼働した後、残された全メンバーが脱出ポットに乗って地球(我々の)に帰還すると決意するが…。

マイケル、アイザック、アヤナ…ミーナからこの次元では、動力電池による発火火事も起こっておらず、
2人の子供たちも未だ生きていると知らされたエヴァは、自分はこの次元に留まりたいと言い出す。
キールに「この次元には、この次元の君がいる!」と引き止められるが、
このままにしておくと、この世界にいる自分が、何も知らないまま、自分と同様の事故を起してしまうだろうとの懸念から、エヴァは考えを変えなかった。

シェパードの修理に向けて命懸けの作業終了の直後、たマンディは突如発生した謎の磁力異常に巻き込まれてステーションの一部ごと爆死してしまう。
残されたステーションが全壊するのは最早、時間の問題と思われた。
これを阻止するためにはメンテナンスリングを外して、ステーションの角度を25度以下に保つ必要があったが、これもまた命懸けの作業になる。
宇宙空間へ出てのこの作業はキールとエヴァとモンクに委ねられた。
恐怖と闘いながら、まるでサーカスの軽業師かい?という体勢で、どうにか困難な作業をこなしてメンテナンスリングのある場所へと辿り着くも、
リングはビクとも動かない。
そこでキールは、エヴァたちの安全を確保した後、自分の身を犠牲にしてメンテナンスリングごと宇宙空間に散った。
こうしてキースにステーションの帰還を託されたエヴァだった。

その頃、地球ではようやく、マイケルの元へ彼が探していた少女モーリーの両親が見つかったとの連絡が入っていた。


カウントダウンモードに入ったシェパード。
エヴァはシェパード稼働前にミーナと共にポッド3に乗り込む予定だった。
その後、シュミットは船医のモンク(ジョン・オーティス)と共に元の次元にに戻るつもりだった。
ところが、ポッド3に乗り込んだとたん、ミーナはエヴァを殴って気絶させてからポッド3の発射準備をしてポッド3を出る。
そして手にピストルを持って、ステーション内へ戻るミーナ。
ポッド3の発射前に意識を取り戻したエヴァはポッドの発射を停止してから、慌ててミーナの後を追う。
だが、その時、ミーナはシェパードの乗っ取りを企み既にモンクを射殺していた。

次に、シュミットを撃ち殺そうとしているミーナを止めようとするエヴァに、
ミーナは「80億人の人類を救うためなら3人の人を殺してもやむおえない。」という屁理屈を述べた。
しかし、エヴァ目掛けてミーナが発砲する寸前に、横たわっていたシュミットがミーナの足元に飛びつき、
ミーナの発砲した銃弾は逸れて、その後、ミーナとシュミットは格闘になる。
その隙にエヴァは逃げたが、シュミットの肩を撃ち抜いたミーナが後を追って来た。

エヴァは機転を働かせてミーナに反撃し、最終的には、一室ごと破壊されて、その割れ目からミーナは宇宙空間へとぶっ飛ばされて行った。

エヴァはシュミットの傷の手当てをすると、この次元の自分に向けて映像メッセージを残した。
シェパードアクセレーターの詳細な建設方法と運用計画を添付して。
この次元の自分自身へ残した言葉は、家に電池を取り付けているのならすぐに外して家族を守る事。
今、何をしていようが、すぐに家族の元へ行き、出来るだけ長く抱き締めて欲しいという事。

それから2人はシェパードの再稼働に成功した。
ようやく元の次元へと戻ったエヴァとシュミットは、シェパードが安定して機能している事を知り、一安心してから
脱出ポッドで地球へ向かう。

マイケルは、エヴァが見つかったと連絡を受けるが、今の地球は激ヤバな状況なので、こんな所へエヴァを呼び戻すなんて間違っていると怒るが、
時は既に遅く、エヴァとシュミットは、その頃、地球へ向かって一路帰還中であった。

翌朝、地上の雲の上には、巨大な怪獣が雄叫びを上げていた。



映画 クローバーフィールドパラドックス 感想



ミーナの最後の豹変ぶりが、今ひとつピンと来ない。
資源不足はミーナの次元でも同じだとしても、ミーナの世界でもシェパードは既に完成していたのに、なぜこの世界のシェパードを奪う必要があったんやろ?

シェパードの稼働テストに2年間も失敗を重ねていたのに、さて「もう1回点火を成功させて元の次元に帰るよ!」ってなった時には一発で成功って…すんごい都合良すぎるようなww

最後、マンディの意思を持った右手がステーション内に置き去りなのは酷くないの?

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ・あらすじ・感想

SF映画のご紹介です。

映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ・あらすじ・感想



映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ 概要



2017年制作のオーストラリア映画。日本では劇場未公開。
監督:ベン・C・ルーカス
原作と脚本:ケリーエスクリッジとグレゴリー・ワイデン(アメリカの脚本家兼映画監督)
主演:ジェシカ・デ・ゴウ
ジャンル:SFファンタジー映画
上映時間:95分


映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ キャスト


レン(ジェシカ・デ・ゴー)…主人公
サム(TJパワー)…レンの共同経営者
ダニー(トーマス・コクレル)
ジャレッド(リアム・グラハム)
バイロン・フィンバー(クラレンス・ライアン)
アマリ博士(ティリエル・モラ)…レンとジャレッドのパパ

映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ ネタバレ・あらすじ



《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 起》
海の事故で、意識不明で寝たきりになってしまった弟、ジャレッド(リアム・グラハム)を救いたい一心で、
レンは、パートナーのサム(TJパワー)と、アザーライフという名前の会社を立ち上げて、未だかつてないバーチャルリアリティ体験が出来る薬の開発に打ち込んでいた。

この薬は目薬状で目から流し入れて、人体の神経回路を通して、その人間の脳へアクセスして、予めプログラムされた映像を体感させるという仕組みのアプリ(生体ソフト)だった。
そして、この薬のウリは《リアルでの数秒が、バーチャルでは数日の体験になる事から、人生の楽しみの時間をうんと長く延長出来る!》という点であった。
しかも、それは嘘くさい疑似体験などではなく、脳に新たな意識を構築させる事で、活き活きとした現実のように五感で体感出来るバーチャルリアリティなのだ。
バイオ技術とIT技術を融合させたこの夢の新薬が商品化すれば、莫大な利益を生むであろうと思われた。

そこで、レンは、この新薬の実用化を目指し、プログラマーのバイロン(クラレンス・ライアン)と組んで、日々、サンプルの開発に取り組んでいたが、
まだまだバグが多くて、クライアントに出せるような完成度の高い商品は、作れないままでいた。

そんなある日、共同経営者のサムは、クライアント候補を集めて、この技術を発表する。
サムは、この技術を、癒しや遊びの数十秒を数時間に引き延ばせる、余暇に時間を裂けない忙しい現代人にとっては、
画期的なシステムとして売り込む。
更に彼は、こう売り込む。
「バケーションばかりではなく、セラピーや訓練など、通常であれば長期間を費やす事柄に使用すれば、短期間で成果が出せて非常に効率的である。」と。

確かに、問題なくバーチャル体験へ行って戻って来られるのであれば、こんな素晴らしい技術はないが、バグを修正しない事には世に出せないので、
レンは、サムにそのためのテストを要求するが、テストはもう十分繰り返したと言うサムは、もう必要ないと言って製品化を急いだ。

この技術は、バケーション、セラピー、訓練の他にも、さまざまな用途に役立つ可能性を秘めていたが、
レンの心にいつもあったのは、弟のジャレッドの脳神経に働きかけて、彼の海での事故の時の記憶の上書きをし、意識を回復させて、現実に引き戻す事だった。
難しいとは思われたが、その思いこそが、レンの原動力となり、会社を興してから、これまで、新薬の開発とプログラムに心血を注がせて来たのであった。
レンは脳細胞の損傷は修復可能であると信じていた。

《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 承》
他人の脳内へ幻影を入れ込む事に倫理的な抵抗を感じるクライアントもいた。
レンとジャレッドの父も、倫理面から、この技術に、あまり賛同はしていなかった。
しかし、ジャレッドの回復を願ってやまないレンの耳には、そんな声は届かない。

被験者を雇ってのテストを断られた事で、レンは、バグを見つけては修正しつつ、自分自身や、恋人のダニー(トーマス・コックレル)で、テストを繰り返していた。
そんな中で、ある日、恋人のダニーが勝手なテストをした副作用で亡くなってしまう。


《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 転》
三年間に渡る被験者実験を繰り返し、世界中の工科大学で1200万回もの査読を繰り返してきたにも関わらずの過失により、ダニーを死なせた事が大問題となる。
その上、弟のために作った独自プログラムが個人的な用途への時間と資金の無駄遣いと、サムに批難され、
薬物詐欺と無許可の生体実験及び過失致死の罪で国からの告発を免れるために、レンは一年間の仮想監禁の被験体となる事を迫られる。
サムは「君を救うためだ。」と言ったが、本心では、仮想監禁のプログラムを作り上げて国に売り込む事で、利益を得ようと画策していた。
レンは嫌がったが、法務省のウィルソンと、矯正局のマクレーン氏が、マスコミを抑え資金援助までしてくれると言うので断れなかった。

「仮想監禁は実生活では、たった1分間に過ぎない。」とサムに諭されるが、体感としては1年間でありレンは嫌だったが、
結局、試験前のサンプルでダニーを死なせたという罪の重圧に負けて引き受ける事になる。

監禁プログラムは過去最長の実験となる。
それだけにレンは不安で一杯だったが、観念してまな板の上の鯉となった。

実験は開始され…レンは気付くと、ダークな色の壁に囲まれた味気ない独房に一人でいた。
与えられるものは最低限の食事と衛生用品と筆記用具だけ。
他者との接触は一切許されないとの設定で、365日の仮想監禁が始まっていた。
壁の一側面が丸ごと電光掲示板となっており、そこに過ごした日数が刻まれる。

自分の過失を後悔したり、過去を思い出したり、弟を脳死から救うという自分の信念を何度も確認しながら、必死の思いで退屈で孤独な1年間を過ごしたが…
365日が経過した後、バグが発生し、電光掲示板は再び「1日目」から始まって、レンは現実へ戻れなくなってしまう。

プログラムのバグで現実に戻れないとわかったレンは、半狂乱になって大暴れした後、脱獄を試みて成功する。
その後、外の世界へと出て、現実の世界でも、ずいぶんと日数が経過している事を知る。
ならば、自分が被験者となった監獄プログラムは失敗の筈なのに、なぜかアザーライフ社の技術は既に製品化されて売り出されているらしく、
サムはどうやらテクノロジー業界のちょっとした有名人になった様子だった。
レンは何と、昨年、行方不明者として届けが出されており…でも1年前からイタリアに行った事にもなっていた。
いずれにしろ、どうやら、邪魔者として完全に会社から排除されたようだ。

しかし…これって、すべて、仮想世界の延長ではないのか?
この後、サムに追いかけられて逃げ惑ったり、知人に再会したりしたが、最早、レンは、それらを現実として認識しており、ダニーと再会して
「生きてた。」と言われた時も《あぁ…そうだったんだ。良かった!》と思った。
ダニーが生きていた事により、会社のプログラムはそれから売れに売れて、大繁盛になっていた。
その中でも、監禁プログラムは今や売り上げの柱になっていると聞いて、
レンは、そんな事で儲けるために、この技術に取り組んできたんじゃないのにと悲しい気持ちになった。

レンは弟を蘇らせるために開発したプログラムを、ダニーと二人で会社に侵入して取り戻す。
そして、プログラムを完成させて、弟の入院している病院へと行き、ジャレッドの目にその薬を点眼するが…目覚めたと思ったのも束の間、
ジャレッドの瞳は精彩を取り戻す事なく数十秒の後、痙攣を起こして手の施しようがなくなる。
溺れて息が出来なくなった時の再現になっていると気付いたレンは、生命維持装置を引き千切り、ジャレッドを逝かせて、楽にしてやった。


《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 結》
それからサムが病院へ来てレンに「誤作動ではなく患者、自らの意思で死を選ぶ事もある。」と言う。
ジャレッドを救えず、希望を失ったレンが、ジャレッドが亡くなった海の中へと歩いて行き、波を被って沈むのかと思われた時、
バーチャル世界から醒めて、レンは現実に戻って来た。
すべては、リアルではなくバーチャル世界での夢だったのだ。

なかなか戻って来ないレンをサムも心配していたようで、サムは「良かった!目覚めた!」と言って傍に駆け寄って来たが、
レンは思わず、そのサムを殴り飛ばした。

現実と錯覚して見ていたリアルな夢が、すべて非現実であった事に少なからぬショックを受けたレン。

そしてレンは、バーチャル世界で自分が思い描いたほど、サムも悪人ではなかったと知った。
レンが「研究開発を終わりにしましょう。」と切り出すと、青ざめて苛立つサム。
結局、さんざん開発に資金を食いつぶした挙句に何も生み出せなかったのだから、サムのこの態度も無理はない。
しかしダニーを死なせた事実がある以上、このまま商品化が認可されるわけもない。

弟の脳死という現実を受け入れたくなくて、ずっと方法を探って来たつもりだったが、その結果は得るものもなく、ただ恋人を死なせてしまった。
無理をしてジャレッドを生かす事に反対していた父が正しかったのだと思ったレンは、
ジャレッドの生命維持装置を外す処置に同意した。

サムはまだ商品開発を諦めきれず、レンが脱走した時に脳からアドレナリンが大放出されている事をデーターで確認すると、
「双方向型リアリティ脱出ゲームとして開発を続けて行こう。」とレンを誘ったが「監禁されるのは二度とごめん!」と拒否する。
それでもサムは執拗に食い下がり無理矢理に点眼してまたもや監禁プログラムをさせようとした。
レンは暫くは耐えたが5日ほど経過したところで、何故か転送エラーが起こり、意識を取り戻す。
その後、サムを組み敷いて、自分の眼のフチに零れていた点眼薬をサムの目に塗りつけて、今度はサムに監禁プログラムを体験させた。

サムは途中で不整脈を起こして死にかけたが、レンはけっして覚醒させず、365日が経過して再びまた1日目に戻るあの絶望体験を、サムがするまで待ってから目覚めさせた。

会社を後にしたレンは、父と二人で、弟の死を受け入れて、改めて悲しんだ。


映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ 感想



「永遠の一瞬」ていうサブタイトルは過剰表現と感じられるんだけど、そのように大袈裟に言いきってしまった方が、視聴者の気を惹けると思ってのタイトルなんじゃないだろうか?

“人の脳に作用する目薬状のアプリ”って…そもそもアプリみたいなハードなものを、液体状に作れるのか?!ってとこからして謎なんだけど、
劇中の開発者らに、もっともらしく解説されて、PCを操る姿を見せられると、
私たち科学の素人は「もしかして、そういう方法の科学的アプローチによる夢のような展開も可能なのかも~」って思ってしまう。

ストーリーとは全く無関係なんだけど、この主役のジェシカ・デ・ゴーという女優さん、西欧圏の人にしては足が短い(もしくは胴が長い?)事に気付いて、ちょっと驚く。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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