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映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ・あらすじ・キャスト・感想

アメリカ映画のご紹介です。

映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ・あらすじ・キャスト・感想



映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る 概要



1971年公開のアメリカ映画。
監督:ハル・アシュビー
脚本:コリン・ヒギンズ
製作:コリン・ヒギンズ
主演:ルース・ゴードン&バッド・コート
ジャンル:コメディ
上映時間:92分

資産家の一人息子で19歳のハロルドは生きる意味も見い出せず、狂言自殺を繰り返す毎日。
趣味は葬儀に参列する事。
そんな彼が恋に落ちたのは79歳の老女だった。

映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る キャスト



モード(バッド・コート)…79歳の老女
ハロルド(ルース・ゴードン)…19歳の少年
役名不明(ヴィヴィアン・ピックルズ)…ハロルドの母親
ビクター(チャールズ・タイナー)…ハロルドの叔父
キャンディ(ジュディー・イングルズ)1人目の見合い相手
サンシャイン・ドレ(エレン・ギア)3人目の見合い相手
(エリック・クリスマス)…司祭


映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ・あらすじ



《映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ 起》

裕福な家に生まれたものの、心に虚ろなものを抱えたハロルド(ルース・ゴードン)は、
抑圧的な母親(ヴィヴィアン・ピックルズ)の前で何度も自殺するフリを繰り返していた。
あまりに何度も繰り返しているのでもう母親も慣れっこになり、全く気にも留めてくれない。
精神科医のカウンセリングも定期的に受けているのだが、それはハロルドに何の変化を齎す事も出来なかった。
唯一の趣味は誰かの葬儀に行く事だった。

《映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ 承》

いつものように葬儀に参列していたハロルドは、そこで、ちょっと変わった印象の老女を見掛けた。

数日後、霊柩車を買ったハロルドだが、それを見て悩んだ母の思いつき同然の教育的措置で、軍人のビクター叔父さん(チャールズ・タイナー)の所へ送られてしまう。
ハロルドは、叔父さんの前で、借りてきた猫のように縮こまりながら、軍人人生の素晴らしさに関する演説を聞かされていたが、
このままでは軍隊に入れられてしまうと内心で焦る。
でも、すぐに入隊とまではいかず一旦、家へ帰る。
すると今度は、母が、相手を見つけてあげるから結婚しなさいと命じてきた。
何でも勝手に決めてしまう母親にハロルドは逆らう事が出来ない。

気分転換にまた葬儀へ出掛けたハロルドは、その葬儀で先日の老女に再会し、ほぼ逆ナンパの形で交流を始める。
老女は名をモードと名乗り、二人は“葬儀への参列”という同じ趣味を通じて次第に親しくなっていった。

モードは一切の社会のルールに縛られずいつも自由だった。
別の言い方をすれば変人であったが、その点が、常に常識やルールを押しつけられて息苦しい日々に嫌悪感を感じていたハロルドには、たまらなく魅力的だった。

更にモードは、人間は物に執着してはいけないという独自の人生哲学を貫き、
他人の物は自分の物とばかりに常に他人の車を盗んでは乗り捨てていた。
それを警察に咎められる事があっても爆走して逃げまくる。
盗んだ車は数限りなく、尾崎豊も顔負けだった。

そんなある日の事。
街中で、公道に植えられていた木を見掛けると「葉が枯れてきている可哀そう。」と、勝手に森へ植え替えてやる事を決めてしまった。
それを実行すべく、ハロルドを盗んだトラックの助手席に乗せ、荷台には掘り起こした街路樹を積む。
そして、ご機嫌で、トラックを森へと走らせている途中、盗みに気付いたバイクの警官が追いかけて来た。
その警官を無茶苦茶な運転で振り回して煙に巻き、二人は森へ辿り着き、木の植え替えに成功した。


一方、母は、ハロルドの見合い話を、どんどん進めていた。
1人目は彼女の車を燃やして帰らせた。
次にやって来た2人目の見合い相手を驚かせて見合いを台無しにした後、ビクター叔父さんからの正式な申し出が来て、軍隊へ入れられそうになる。
でもモードに相談して協力してもらい、それを見事に回避する。


《映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ 転》

カモメの鳴き声を聞きながら手を取り合い、夕焼けを一緒に見つめる2人は、恋人同士そのものだった。
その翌日には3人目の見合い相手も撃退した。

常識に囚われず自由に行動する事の楽しさをモードから教わったハロルドは、ずっと2人でいたいと思うようになっていた。
終日デートをして、夜、港で星空を眺めながら、ハロルドはモードに、先ほどゲームセンターで獲得した指輪を贈った。
すると、モードは「今まで貰った贈り物の中で一番、嬉しい。」と言った。
でも、その数秒後、モードはその指輪を、暗い海に向かって放り投げてしまった。
ハロルドが驚いてモードの顔を見ていると、モードは「これで、どこにあるのか忘れない。」と言った。

モードと一夜の枕を共にしてから帰宅したハロルドは、母に結婚すると告げたが、母はモードの写真を見せられて唖然としていた。
母だけではなく周囲の大人は全員、反対したが、ハロルドの気持ちは変わらなかった。


《映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る ネタバレ 結》

2人が出会ってから、ちょうど一週間目となったモードの誕生日。
ハロルドは、一人で細やかなバースディ祝いの準備をして、プロポーズするつもりだった。

ところが、モードは“80歳で死ぬ事”を、もうずっと前から決めていて、この日ハロルドに優しく花を渡された時に
「1時間前に薬を飲んだから夜中にはお別れよ。」と告げた。
ハロルドは大きく目を見開くと、涙目になり、それから、ビックリして救急車を呼んだ。
救急車の中でハロルドはロードに「死なないで!」と懇願した。
そうして涙を流して「愛している。」と言うハロルドに、モードは「愛は素晴らしいものよ。もっと誰かを愛して。」と言う。

病院へ着き、モードが処置室で医師に手当を受けている間中、ハロルドは不安と闘いながら長い夜を明かした。
夜がすっかり明けきった頃ハロルドは、モードが帰らぬ人となった事を医師から告げられた。

霊柩車を猛スピードでぶっ飛ばすハロルド。
車はブレーキを踏まずに、断崖絶壁から落ちて、裏返ってペチャンコになった。

だがハロルドは生きていた。
車が落ちる直前にモードがくれたバンジョーを持って飛び降りたのだ。
崖の淵にバンジョーを持って立ったハロルドは、ゆっくりとバンジョーを爪弾きながら、やがて軽やかなステップも踏み元来た道を歩き出した。

音楽も、ダンスも、人生を謳歌する事も、モードに教わった事だった。



映画 ハロルドとモード 少年は虹を渡る 感想


ユーモアの中にも人生哲学が織り込まれた珠玉の一品。

少年ハロルドが19歳にしては童顔で、めっちゃ可愛い!

モードがあまりに自由過ぎて、ぶっとんでるけど、その唯一無二の個性が魅力的で、
これまで母親に抑圧されて生きてきたハロルドが魅せられる気持ちもわかる。

「米国でカルト的な人気を誇る作品」とWikipediaに書いてあったのにも納得。

日本でもしリメイクするのならばモードの役どころは樹木希林さんあたりがピッタリなんだけど、
もうお亡くなりになったんで、草笛光子さんあたりに御熱演頂きたいところ。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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