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ネット恋愛 コグリア国物語 第34話 煩悩救出大作戦

《桃:文》

誰も知らないこの世のとある場所に愛欲のカリスマと呼ばれる
マットルデユミの城がある。
城の規模は小さくて名古屋城の10分の1ほどの大きさである。

ユミは先ほどから召使いにペテュキュアをアートさせながら
一人の部下をを待っていた。
やがて現れた忍びの者の名はヒナリーナ。

「お呼びでしょうか、ユミ様」
「来たか、コッカラーノ、いやヒナリーナ・・・待ちかねたぞ」
ひれ伏すヒナリーナの頭上を「苦しゅうない頭(かしら)を上げい」
とユミのよく通る声が通過していった。

ヒナリーナは顔を上げて真っ直ぐにユミを見た。
「今宵コグレーンの煩悩が名古屋へ輸送される」
ユミは真っ赤に塗られた上からダイヤモンドの粒をピンセットで貼り付けられている自分の右足の親指の爪先を見つめたまま言った。
「今すぐに名古屋へ向かうのじゃ。そして煩悩を救い出せ」
「えぇ~でもユミ様、もう私も年が年ですから・・・自信が衰えておりますゆえ・・・」
ヒナリーナが困ったような顔をして、そう口ごもると
「何を!!」ユミは怒りに燃えた目をヒナリーナに見開いて見せた。
「お主、誰に向かって口をきいておる!」
ユミの肩は怒りに小刻みに震えていた。
「もう年だからだとぉ~~~~~あーん↑それはワラワに対する当てつけか?ワラワはお主よりも軽く10歳は年上じゃ」
「( ̄□ ̄;)あぁ~いえ、そんなとんでもありません。すぐに行ってまいります。
ピューー」
こうしてコグレーン王の煩悩を救うべくヒナリーナは新幹線に飛び乗り
名古屋へ向かったのでした。

星も見えない暗い夜の闇の下に深い森が拡がり、
その森を分け入って進むと
急に視界が開けてゴツゴツとした岩場に出ました。
空一面に広がっていた薄雲は散らばり空にはカレーパンのような形の月が
ヒナリーナを導くように光りを地上に届けています。

岩場の急な斜面を足を滑らさないように気を付けながら少しづつ下ってゆきます。小一時間も下り続けて広々とした平らな地に降り立ちますと、
その地面の行く手の一角に何やら風にはためくボロ切れのようなものが見えました。
よくよく見るとその布切れには何か文字が書いてある。
ヒナリーナは疲れて今にも倒れそうでしたが、
幸い平地の先にある事からそこまで辿り着くのは、転がってでも行けそうです。
それで本当にゴロゴロゴロ~転がってゆきました(〃∇〃) てへっ。
ドッスン「おっ、突き当たったか。ヨッコラショ」
立ち上がって、はためく布切れに書かれてある文字を見ると
「コグレーンの煩悩、此処に一時預かり」と書かれてありました。
そこは鍾乳洞の入り口です。

ヒナリーナは懐から懐中電灯を取り出して、
それで鍾乳洞の中を照らしながら進みました。

冷んやりとした鍾乳洞の中をどんどんと下ってゆくと、
やがて「恋の雫」という看板が掲げられた居酒屋の前に出ました。
扉を開けて中程まで進むと「いらっしゃいませ~」という店員の明るい声が
響きます。

「あれ?おかしいな・・・ここって鍾乳洞の中じゃなかったっけ?」
訝しく思いつつ「お一人様ですかぁ(*^▽^*)?」と聞く店員の声を無視して
ヒナリーナは靴を脱ぎクネクネと曲がりくねった店内を上がったり下がったり
して進みました。

途中で壁面に何か歌の文句のようなものが書かれてありました。

肩を濡らす
恋の雫
濡れたままで・・・(後略)


(ジャスラックの方へ)
もし良かったら著作権侵害で訴えて下さい。
しかしその場合は名古屋の居酒屋「恋の雫」の店名と
壁の歌詞もセットで訴えて下さい。


さあ、そんな事よりもコグレーンの煩悩を救出しなければ(-_-;)

テクテクテク・・・更にそこから徒歩3分。
格子戸のような牢獄に囚われているコグレーンの煩悩を見つけた
ヒナリーナ。
「はうぅぅぅ、こ、こんな天井の低い牢獄にコグレーン王よ。おいたわしい!」
格子戸に張り付いて涙を流すヒナリーナの姿を見つけるや
コグレーン王は
「おおっ!待っていました!ヒナさん、早く救出して下さい」
と煩悩を閉じこめ続けたやつれ果てた姿で叫びました。

「ここ、ここの封印を解くにはどうしたらいいのでしょうか?」
「これだ!」とコグレーン王の指さした先には
ヒナリーナの胸元に無機質に光る安全ピンが・・・。
「これを取れば私の煩悩は解放されるのです」

「わかりました。すぐに解放して差し上げます」(^^)(--)(^^)(--)ウンウン
だが・・・しかし・・・これを取ると私の安全は・・・( ̄□ ̄;)?!

安全ピンを撤去した後にコグレーン王が心の底深く沈み込めて来た
煩悩が出て来てこんにちは
嬢ちゃん一緒に遊びましょ。

それからの煩悩の大活躍はまた次回に・・・。

To be continued

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
第35話へ
*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆';*。:*.☆。o:☆'

お忙しいところ恐れ入ります。
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コメント

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1 ■ユミってだれ?

黒幕がいたとは知らなかった……。

2 ■ユミ様は

骨まで溶けるような
テキーラみたいなちゅっ (*  ̄)( ̄▽ ̄*)ゞを
せがむカリスマなお方でございます。

3 ■気になる。気になるぅ。

煩悩の大活躍・・・

気になっちゃうよう。
同じ出来事を二人の視点で見ることが出来るなんて、楽しみですわぁ。

ベイビ~はとても元気よ~。
琉よりも元気に動いていて、ギャング2世間違いなし!
後2ヶ月後には対面よう。
力を蓄えておかないと。と思っているのだが、今回はいまだにツワリが・・・
なかなか元気なお子のようです。
プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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