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詐欺スキャンソフト 1

西暦2010年・・・大手のゲームソフトメーカから
画期的なソフトが発売された。
その名は『詐欺スキャンソフト』
そもそもは、増え続けるインターネットの詐欺被害捜査に多忙を極めた
警視庁が、他の凶悪事件の捜査への人手と時間を取られる事に辟易し、
開発をメーカーへかねてより依頼していた物であるが、
この度、
「IQが160あるのでは?」とも囁かれる天才少年天川流石を開発主任に向かえ
たった3ヶ月という異例の早さで開発したソフトである。

ゲームソフトメーカーより、この依頼が来た時、
流石は気が乗らなかった。
現在17歳である彼は自分のもう一つの頭脳のようにパソコンを使いこなすし、
もちろんごく一般の人と同じようにネットのコミュニケーションも、
適度に嗜んでいた。
詐欺スキャンソフトなど使わなくても、彼には詐欺をやらかしそうな
可能性のある人物は、すぐに見破れたので、
何故詐欺被害に遭う人々がいるのかというあたりが、
どうにも解せなかったのである。

ネットには、さまざまな詐欺師が蔓延している。
その詐欺の種類を挙げればキリがないが、
最終目的はどれもこれも、他人から金銭を騙し取るものばかり。

ネットの無かった時代にリアル社会で行われていた詐欺が、
そのままネットに引っ越して来た類のものも多いが、
ネットならではの特質を利用しての詐欺も昨今ではずいぶんと増加した。

また、詐欺に至らぬまでも、他人に迷惑を掛ける精神的被害は、
これまでは対処法が無いので野晒しになっていたが、
この詐欺スキャンソフトを使えば
その種の悪質な人物を事前に見破り、
最初から関わり合いにならないという対処が出来るので、
インターネットを、より安全に利用するという意味で、
このソフトに寄せられる期待は大きかった。

このソフトは以下のコンセプトに基づき開発される事となった。

ネット上での詐欺のほとんどは、人と人とのブラウザ上での接触・・・
いわゆるコミュニケーションがあるからこそ起こる。
ネットコミュニケーションがプラス方向に向かえば、素敵な人間関係や
素晴らしい連帯がネットを通じて育まれる事は言うまでも無い。
だがそれが一度マイナス方向に向かうと詐欺という名に代表される
人的被害者が多数発生する。
そういった被害者の発生をくい止めるには事前に加害者指数の大きい人物
を割り出し、その人物と関わり合わないようにして
セキュリティ能力を高めていくのが一番である。

そして出来上がった詐欺スキャンソフト・・・
それが「シカートン」だった。

[詐欺スキャンソフト2へ続く]

コメント

非公開コメント

1 ■出だし好調ですね。

アクセスアップ対策に取られていた労力が創作に向かうようになったようだね。桃さんの近未来ものは好きなので、これから楽しみです。

2 ■アクセスアップも

完全にやめようとは思わないんだけど(*^-^*)ゞ
でもバブリーな類のアクセスアップは、
よくないと痛感しました。
自分が腐るだけで済むならまだしも他の人に迷惑を掛ける可能性が出てくるのが一番良くないです。
遠回りになっても確実にリピターを獲得してゆけるようにサイトとしての充実をはかりながら、
本当のニーズのある場所を掘り当ててゆくような
従来の宝探し的アクセスアップスタイルに戻します。
プロフィール

桃

Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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