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映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ・あらすじ・感想

SF映画のご紹介です。

映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ・あらすじ・感想



映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ 概要



2017年制作のオーストラリア映画。日本では劇場未公開。
監督:ベン・C・ルーカス
原作と脚本:ケリーエスクリッジとグレゴリー・ワイデン(アメリカの脚本家兼映画監督)
主演:ジェシカ・デ・ゴウ
ジャンル:SFファンタジー映画
上映時間:95分


映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ キャスト


レン(ジェシカ・デ・ゴー)…主人公
サム(TJパワー)…レンの共同経営者
ダニー(トーマス・コクレル)
ジャレッド(リアム・グラハム)
バイロン・フィンバー(クラレンス・ライアン)
アマリ博士(ティリエル・モラ)…レンとジャレッドのパパ

映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ ネタバレ・あらすじ



《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 起》
海の事故で、意識不明で寝たきりになってしまった弟、ジャレッド(リアム・グラハム)を救いたい一心で、
レンは、パートナーのサム(TJパワー)と、アザーライフという名前の会社を立ち上げて、未だかつてないバーチャルリアリティ体験が出来る薬の開発に打ち込んでいた。

この薬は目薬状で目から流し入れて、人体の神経回路を通して、その人間の脳へアクセスして、予めプログラムされた映像を体感させるという仕組みのアプリ(生体ソフト)だった。
そして、この薬のウリは《リアルでの数秒が、バーチャルでは数日の体験になる事から、人生の楽しみの時間をうんと長く延長出来る!》という点であった。
しかも、それは嘘くさい疑似体験などではなく、脳に新たな意識を構築させる事で、活き活きとした現実のように五感で体感出来るバーチャルリアリティなのだ。
バイオ技術とIT技術を融合させたこの夢の新薬が商品化すれば、莫大な利益を生むであろうと思われた。

そこで、レンは、この新薬の実用化を目指し、プログラマーのバイロン(クラレンス・ライアン)と組んで、日々、サンプルの開発に取り組んでいたが、
まだまだバグが多くて、クライアントに出せるような完成度の高い商品は、作れないままでいた。

そんなある日、共同経営者のサムは、クライアント候補を集めて、この技術を発表する。
サムは、この技術を、癒しや遊びの数十秒を数時間に引き延ばせる、余暇に時間を裂けない忙しい現代人にとっては、
画期的なシステムとして売り込む。
更に彼は、こう売り込む。
「バケーションばかりではなく、セラピーや訓練など、通常であれば長期間を費やす事柄に使用すれば、短期間で成果が出せて非常に効率的である。」と。

確かに、問題なくバーチャル体験へ行って戻って来られるのであれば、こんな素晴らしい技術はないが、バグを修正しない事には世に出せないので、
レンは、サムにそのためのテストを要求するが、テストはもう十分繰り返したと言うサムは、もう必要ないと言って製品化を急いだ。

この技術は、バケーション、セラピー、訓練の他にも、さまざまな用途に役立つ可能性を秘めていたが、
レンの心にいつもあったのは、弟のジャレッドの脳神経に働きかけて、彼の海での事故の時の記憶の上書きをし、意識を回復させて、現実に引き戻す事だった。
難しいとは思われたが、その思いこそが、レンの原動力となり、会社を興してから、これまで、新薬の開発とプログラムに心血を注がせて来たのであった。
レンは脳細胞の損傷は修復可能であると信じていた。

《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 承》
他人の脳内へ幻影を入れ込む事に倫理的な抵抗を感じるクライアントもいた。
レンとジャレッドの父も、倫理面から、この技術に、あまり賛同はしていなかった。
しかし、ジャレッドの回復を願ってやまないレンの耳には、そんな声は届かない。

被験者を雇ってのテストを断られた事で、レンは、バグを見つけては修正しつつ、自分自身や、恋人のダニー(トーマス・コックレル)で、テストを繰り返していた。
そんな中で、ある日、恋人のダニーが勝手なテストをした副作用で亡くなってしまう。


《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 転》
三年間に渡る被験者実験を繰り返し、世界中の工科大学で1200万回もの査読を繰り返してきたにも関わらずの過失により、ダニーを死なせた事が大問題となる。
その上、弟のために作った独自プログラムが個人的な用途への時間と資金の無駄遣いと、サムに批難され、
薬物詐欺と無許可の生体実験及び過失致死の罪で国からの告発を免れるために、レンは一年間の仮想監禁の被験体となる事を迫られる。
サムは「君を救うためだ。」と言ったが、本心では、仮想監禁のプログラムを作り上げて国に売り込む事で、利益を得ようと画策していた。
レンは嫌がったが、法務省のウィルソンと、矯正局のマクレーン氏が、マスコミを抑え資金援助までしてくれると言うので断れなかった。

「仮想監禁は実生活では、たった1分間に過ぎない。」とサムに諭されるが、体感としては1年間でありレンは嫌だったが、
結局、試験前のサンプルでダニーを死なせたという罪の重圧に負けて引き受ける事になる。

監禁プログラムは過去最長の実験となる。
それだけにレンは不安で一杯だったが、観念してまな板の上の鯉となった。

実験は開始され…レンは気付くと、ダークな色の壁に囲まれた味気ない独房に一人でいた。
与えられるものは最低限の食事と衛生用品と筆記用具だけ。
他者との接触は一切許されないとの設定で、365日の仮想監禁が始まっていた。
壁の一側面が丸ごと電光掲示板となっており、そこに過ごした日数が刻まれる。

自分の過失を後悔したり、過去を思い出したり、弟を脳死から救うという自分の信念を何度も確認しながら、必死の思いで退屈で孤独な1年間を過ごしたが…
365日が経過した後、バグが発生し、電光掲示板は再び「1日目」から始まって、レンは現実へ戻れなくなってしまう。

プログラムのバグで現実に戻れないとわかったレンは、半狂乱になって大暴れした後、脱獄を試みて成功する。
その後、外の世界へと出て、現実の世界でも、ずいぶんと日数が経過している事を知る。
ならば、自分が被験者となった監獄プログラムは失敗の筈なのに、なぜかアザーライフ社の技術は既に製品化されて売り出されているらしく、
サムはどうやらテクノロジー業界のちょっとした有名人になった様子だった。
レンは何と、昨年、行方不明者として届けが出されており…でも1年前からイタリアに行った事にもなっていた。
いずれにしろ、どうやら、邪魔者として完全に会社から排除されたようだ。

しかし…これって、すべて、仮想世界の延長ではないのか?
この後、サムに追いかけられて逃げ惑ったり、知人に再会したりしたが、最早、レンは、それらを現実として認識しており、ダニーと再会して
「生きてた。」と言われた時も《あぁ…そうだったんだ。良かった!》と思った。
ダニーが生きていた事により、会社のプログラムはそれから売れに売れて、大繁盛になっていた。
その中でも、監禁プログラムは今や売り上げの柱になっていると聞いて、
レンは、そんな事で儲けるために、この技術に取り組んできたんじゃないのにと悲しい気持ちになった。

レンは弟を蘇らせるために開発したプログラムを、ダニーと二人で会社に侵入して取り戻す。
そして、プログラムを完成させて、弟の入院している病院へと行き、ジャレッドの目にその薬を点眼するが…目覚めたと思ったのも束の間、
ジャレッドの瞳は精彩を取り戻す事なく数十秒の後、痙攣を起こして手の施しようがなくなる。
溺れて息が出来なくなった時の再現になっていると気付いたレンは、生命維持装置を引き千切り、ジャレッドを逝かせて、楽にしてやった。


《映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ ネタバレ 結》
それからサムが病院へ来てレンに「誤作動ではなく患者、自らの意思で死を選ぶ事もある。」と言う。
ジャレッドを救えず、希望を失ったレンが、ジャレッドが亡くなった海の中へと歩いて行き、波を被って沈むのかと思われた時、
バーチャル世界から醒めて、レンは現実に戻って来た。
すべては、リアルではなくバーチャル世界での夢だったのだ。

なかなか戻って来ないレンをサムも心配していたようで、サムは「良かった!目覚めた!」と言って傍に駆け寄って来たが、
レンは思わず、そのサムを殴り飛ばした。

現実と錯覚して見ていたリアルな夢が、すべて非現実であった事に少なからぬショックを受けたレン。

そしてレンは、バーチャル世界で自分が思い描いたほど、サムも悪人ではなかったと知った。
レンが「研究開発を終わりにしましょう。」と切り出すと、青ざめて苛立つサム。
結局、さんざん開発に資金を食いつぶした挙句に何も生み出せなかったのだから、サムのこの態度も無理はない。
しかしダニーを死なせた事実がある以上、このまま商品化が認可されるわけもない。

弟の脳死という現実を受け入れたくなくて、ずっと方法を探って来たつもりだったが、その結果は得るものもなく、ただ恋人を死なせてしまった。
無理をしてジャレッドを生かす事に反対していた父が正しかったのだと思ったレンは、
ジャレッドの生命維持装置を外す処置に同意した。

サムはまだ商品開発を諦めきれず、レンが脱走した時に脳からアドレナリンが大放出されている事をデーターで確認すると、
「双方向型リアリティ脱出ゲームとして開発を続けて行こう。」とレンを誘ったが「監禁されるのは二度とごめん!」と拒否する。
それでもサムは執拗に食い下がり無理矢理に点眼してまたもや監禁プログラムをさせようとした。
レンは暫くは耐えたが5日ほど経過したところで、何故か転送エラーが起こり、意識を取り戻す。
その後、サムを組み敷いて、自分の眼のフチに零れていた点眼薬をサムの目に塗りつけて、今度はサムに監禁プログラムを体験させた。

サムは途中で不整脈を起こして死にかけたが、レンはけっして覚醒させず、365日が経過して再びまた1日目に戻るあの絶望体験を、サムがするまで待ってから目覚めさせた。

会社を後にしたレンは、父と二人で、弟の死を受け入れて、改めて悲しんだ。


映画 アザーライフ~永遠の一瞬~ 感想



「永遠の一瞬」ていうサブタイトルは過剰表現と感じられるんだけど、そのように大袈裟に言いきってしまった方が、視聴者の気を惹けると思ってのタイトルなんじゃないだろうか?

“人の脳に作用する目薬状のアプリ”って…そもそもアプリみたいなハードなものを、液体状に作れるのか?!ってとこからして謎なんだけど、
劇中の開発者らに、もっともらしく解説されて、PCを操る姿を見せられると、
私たち科学の素人は「もしかして、そういう方法の科学的アプローチによる夢のような展開も可能なのかも~」って思ってしまう。

ストーリーとは全く無関係なんだけど、この主役のジェシカ・デ・ゴーという女優さん、西欧圏の人にしては足が短い(もしくは胴が長い?)事に気付いて、ちょっと驚く。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

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Author:桃
文学と映画の好きな主婦。
神戸に住んでいます。

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